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アネックス・インフォメーション株式会社様

東京ITスクールを利用してから、 “45%コスト削減“できた理由。

「それまで新人研修は内製していたのですが、それを切り替えました。結果、45%もコスト削減になったんですよ」とおっしゃるのは、取締役の荒井政幸さん。

さらに東京ITスクールによる外部研修は、さまざまなプラスの効果をもたらしたようです。詳しくお話を伺いました。

1973年から長野県上田市に本社を構えるアネックス・インフォメーション。
今や東京、長野、群馬などに拠点を構えて、アプリケーションシステムの設計・開発、インフラ基盤の設計・構築などを手掛ける成長企業です。
同社には、2018年度から東京ITスクールの新入社員研修をご利用いただいています。

  • 荒井 政幸

    取締役 管理本部長 兼
    ITソリューション本部長

    荒井 政幸

  • 小林 淳一

    ITソリューション本部システム部
    マネージャー

    小林 淳一

内製研修が、大きな業務負担だった。

御社は長野県上田市に本社を構え、県外では東京に支社を展開していますね。

荒井様
はい。当社は1973年に設立以降、本社のある長野県内では、公共系・自治体並びに製造業・流通業のお客様に、ニーズに合わせた企画の立案から提案、及びシステム設計から構築、運用、保守に至るまでの、トータルサービスを提供してきました。特に市町村の図書館システムでは導入からサポートまで幅広く手掛けており当社の強みとなっております。
他方、首都圏では大手メーカー様と共に、大手ユーザ様に対してアプリケーションの設計や開発、インフラ基盤の設計や構築などをご支援させて頂いています。

採用は長野と東京の双方で行っており、近年首都圏の事業を拡大しております関係上、どうしても東京支社の配属の比重が高まっています。

具体的には、どういった人材を採用しているのでしょうか?

荒井様
従来は理系の工学部出身者など、専門的な知識を持つ層を採用してきました。ただ今は文系出身者も広く受け入れています。

システムやプログラミングの知識は入社してからでも覚えられますが、一方で経済や法律の知識はエンジニアとして独り立ちした後の30代又は管理職に向けて活きてくることが多々あります。理系出身、文系出身の双方に良さがありますから、採用難の時代とは言え、バランスよく採用したい考えです。

多様な人材を受け入れているようですが、これまで新人研修はどのようにしていましたか?

荒井様
元々はメーカー様の外部研修に出していました。しかし非常にコストがかかることから見直しを図り、ここ10年くらいはずっと社員を講師にした社内研修を4月から2ヶ月ほどかけて行っていました。先輩が講師になることで、彼らも専門知識への理解が深まるという狙いもありました。

小林様
Javaのカリキュラムは私が作ったものがベースになっていると思います。内容は時代に合わせてブラッシュアップするなど、工夫を凝らしながら教えてきました。とはいえ、普段の業務と並行して実施するので、新人研修の時期はそちらに時間と労力をとられ、実は大きな負担になっていました(苦笑)。

社内の貴重なエンジニアが講師業務で工数を奪われるわけですからね。

荒井様
ええ。だから1人に負担をかけられないので、Javaであれば4~5人でチームを作り、カリキュラムの流れに沿って人が入れ代わり立ち代わり行っていました。ところが、これも裏目に出て……。

教わるほうは腰を据えて一人の講師に教わったほうが分かりやすいですし、習熟具合も理解してもらいやすいですしね。またビジネスマナーなどに関しては手が回らず、配属後のOJTに頼っていました。

そういったこともあり、「プロがレクチャーする外部研修を頼ってみては?」という声が社内で挙がり始めたところ、2年前、そもそも当社の取引先だったシステムシェアード様から東京ITスクールの活用を提案いただき、試しにお願いしてみようかと。

何が決め手になったのでしょうか?

荒井様
「Javaに強い」点がひとつ。さらに、社会人スキル教育が期間中に継続してカリキュラムに盛り込まれていたことですね。もちろん助成金の活用もアドバイスしていただけるということで、これも大きかった。

去年はお試しで「Javaの2ヶ月コース」を、今年は「インフラ1カ月+Java2ヶ月コース」の、3ヶ月にわたる研修を受けました。

実際の研修プログラムはいかがでしたか?

小林様
まず「手厚いな」というのが実感でしたね。内製時代はJavaの研修であれば2週間程度で基礎から応用までを強引に詰め込んでいました。ところが、東京ITスクールだとJavaだけで2カ月間の研修ということで、その違いは歴然としていました。

そもそも我々現場は先程申し上げた「研修の手間と工数を奪われる」不満もあったのですが、「こんな期間でJavaの基礎から応用までを習得させるのは難しいだろう」という不満もありましたからね。

荒井様
研修の中間と終わりの時点で講師の方と情報交換会を行いましたが(引継面談)、一人ひとりを丁寧に見てくださっているという印象でした。

内製研修では講師が入れ替わるので性格や行動特性を読み切れませんでしたが、「Aさんはこういう特性があるので、こんな声がけをする方がモチベーションが上がるようです」とか「Bさんは少し技術的な習得が遅れているので、OJTでうまくフォローアップした方がいいです」と、そういったところまで意見をいただけたのは感服しました。
副次的な効果ですが、こうした意見が「配属のヒント」になり「配属後の指導がしやすくなった」ことも意外なメリットでしたね。何社もの研修生を指導してきたプロの講師だからこそ、公正な目で彼らをジャッジして、高いレベルで羽ばたかせてくれると感じました。

コスト面では理想的な効果が出たとか。

小林様
そうなんですよ。研修を内製していた時に比べて、ひと月辺り約0.5人分の工数を削減できました。助成金支援もあり教育予算は45%削減できたんです。

「こんなこと聞けない…」。内製研修の意外なコスト

約半分のコスト削減はインパクトがありますね。

小林様
裏を返すと、それだけ社内のエンジニアの工数が奪われていたということで(苦笑)。ただその事実が見える化された結果、「内製をやめて本当に良かった」と現場から役員まで共有できたことは、価値がありましたね。

荒井様
もちろん研修後の効果も目に見えて高かったです。研修期間の3ヶ月間で、学生から社会人への行動へ、明らかに変化しました。特に挨拶や敬語、報連相、会話の内容など、コミュニケーションスキルの向上は期待以上でした。

小林様
技術面ももちろんレベルが高いので、配属後の先輩社員の負担は明らかに軽減しました。自分自身の業務に割ける時間も増えています。文系、理系の差によって生じていた習熟度の差も、ぐっと縮めることができたように思います。

実際の受講生から何か感想は聞こえてきましたか?

小林様
受講者からは「他社と一緒に受ける研修なので会話ができたり、緊張感があるのがいい」「継続してやった方がいい」という意見が届いています。

荒井様
考えてみたら、学生たちは、小中高大とずっとプロに教えてもらってきた。いきなり社会人になって、先輩社員の素人研修に飛び込ませられるのは、戸惑いもあったのかなと、今になって気づきますね。プロの講師は教え方もうまく、聞く方のモチベーションの維持になります。

また先輩が講師だと「こんなことを聞いていいのか?」「評価が下がるのでは」と、むしろためらいも起きる。外部に出すことで、新入社員にとっても素晴らしい環境を提供することができました。

なるほど。今後、東京ITスクールに期待することはありますか?

荒井様
今後も継続して利用したいと考えていますし、「東京ITスクールの研修を受けられる」ということを採用のフックにしたいとも思います。

またこれは希望ですが、経産省が、人生100年時代に求められる総合的なスキルとして「社会人基礎力」の養成を掲げています。それを意識した新しいカリキュラムや評価もあるといいですね。

貴重なご意見ありがとうございます! 今後もよろしくお願いいたします。

インタビュー・文/大正谷 成晴
写真/鈴木 崇文

社名
アネックス・インフォメーション株式会社
事業内容
アプリケーションシステムの設計・開発、およびインフラ基盤の設計・構築。現状課題の分析に基づき、ニーズに合わせた企画の立案~提案、システム設計~構築~運用~保守に至るまでの、トータルサービスの提供
資本金
8800万円
設立
1973年6月
URL
http://www.annex-info.co.jp/