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株式会社サンビット様

「体験型Java研修(リアプロ)」後、
案件が決まり、事業経営にも寄与。

SESを中心に多彩なITソリューションを提供するサンビット。

1989年に東京都・浅草橋で創業し、2018年からは山崎史嗣さんが代表取締役社長となり、ビジネスをけん引しています。

これまで10年弱にわたり、東京ITスクールの新人研修をご利用いただいていますが、今春からは「体験型Java研修」にも参加していただいています。その狙いと感想を伺いました。

  • 代表取締役社長

    山崎 史嗣

安定的な新卒採用に伴い東京ITスクールを利用。

まずサンビットについてお教えください。

山崎様
サンビットは1989年に創業し、私は3年前から代表を務めています。事業の拡大に伴い従業員は増え続け、現在は61名を擁するまでに成長しました。そのうち57名がエンジニアとして活躍しています。

主力の事業はSES(System Engineering Service)と伺っています。

山崎様
はい。ただ今後は受託開発も増やしたい考えです。言語はJavaがメインですが、今後はPythonなども視野に入れています。現場ではBtoB、BtoC向けのアプリケーション開発に携わる者が多く、保守運用を担当するメンバーもいます。

業種的には製造、流通、金融がそれぞれ3割ずつという感じでしょうか。売上だけを考えると盛り上がっている分野に集中的にリソースを投下したくなりますが、いつ状況が変わるか分からないので、リスク分散のためにバランスに配慮するようになりました。

その方針は山崎様が代表になられてから変えたものですか?

山崎様
そうですね。代表になる以前、技術者だった時は製造が中心で、業務フローも独特かつ複雑で厳しい金融業界の仕事は避けていました。しかし、経営者として見てみると、金融業界の安定感はすごい。例えば、保険業界ではコロナ禍でも、新しい商品がどんどん出てくるといった具合に仕事が停滞しない。

また厳しい世界だからこそ、スキルシートに金融の経験を書くと「金融業界の経験があるなら信用できる」と仕事が決まりやすくなります。現在では、社員のキャリア形成のために積極的に金融業界を経験させています。

採用はどのように進めていますか。

山崎様
およそ10年前から新卒採用を始めました。お付き合いのある専門学校からの採用が中心で、現在でも、ほぼその学校から採用しています。

当初は、大手企業に敵いませんでしたが、当社の成長や、学校の先輩が活躍しているという安心感があることで、徐々に志望する学生が増えていき、7~8年前からは平均して3名、多いときは5~6名を採用できるまでになりました。

とりわけ去年と今年は、新型コロナウイルスの影響で大手企業が採用を控えたり、緊急事態宣言により就職活動のスタートが例年より遅れたりしましたので志望者が急増し、優秀な人材を獲得できました。

専門学校の学生は言語やアルゴリズムの基礎知識があり、プログラミングに対する考え方も理解しています。そういった点で未経験者より有利です。そのうえで社会人として求められるコミュニケーション能力は身に付いているのか、前向きな発言はできるのかといったところを重視して採用をしています。

生え抜きの社員、同じ学校出身のメンバーだけでは社内の空気が停滞する恐れがあるので、昨年からは中途採用にも力を入れ始めました。

研修体制はいかがでしょうか。

山崎様
採用が安定していなかった頃は、ビジネスマナーの研修を全員が受けたうえで、これからやりたいプログラム言語や業務等は本人の希望に任せていました。希望を聞いたうえで、その分野を担当している先輩の下につけるなど、会社としての明確な方針はありませんでした。

しかし採用人数が増え、経営が安定してくるとともに体制を整えるべきだと考えるようになり、もともとSES業務で取引のあったシステムシェアードから東京ITスクールをご紹介いただいたことをきっかけに、研修をお願いすることにしました。

東京ITスクールの研修の感想は?

山崎様
すでに基礎知識がある新入社員から「分かりやすかった」と評判がよかったことで本格導入し、以来、今日まで使い続けています。学生たちに会社としての研修体制を明示できるようになったことで、採用がより有利になりました。

研修内容は難易度のバランスが良い点を評価しています。技術的に追いつけず、途中でケアが必要になる者も出てきますが、事前にスクリーニングができるという点で評価しています。研修の技術レベルが低すぎると社員の実力を確かめることができませんからね。いざ現場に入ってから実は全く何もできないといったことになりかねません。これが一番困ります。

3ヶ月の新人研修後のキャリア形成が大きな課題に。

2021年4月からは体験型Java研修をご利用いただいています。

山崎様
はい。きっかけは新人研修後の働き方に課題があったことでした。

通常、4月から6月の新人研修が終わると、先輩社員がいる現場にOJTも兼ねて配属します。しかし彼らも通常業務があるので、新人の教育になかなか手が回らなかった。新人一人で任せられる仕事が少なく、7月から9月にかけて開発は行わず、テストばかりしていたケースもありました。

ただ、そのまま10月からクライアント様に報酬を要求すると、新人は低単価の契約になってしまいます。中にはプログラミングの仕事に就けなかったことから、「新人研修で学んだ内容を忘れました」という者もいて、当社にとって重要な課題でした。

OJTで教える側も今は時間がとれず大変だと思います。

山崎様
そうなんですよ。先輩からすると、自分なら1時間でできる案件を新人に任せると丸1日かかる上にチェックも必要です。私が現場にいた30年前は、完成するまで深夜まで先輩が付き合って待っていました。客先でも比較的自由に作業をやらせてくれました。

しかし、今は働き方改革の影響もあって自由に残業ができない。客先にいられる時間も限られます。結果、新人教育に割ける時間は少なくなり、技術の継承もなかなか難しい。新人が成長しづらい、という負のサイクルがありました。

SES業界全体で起きていることのように感じます。

山崎様
おっしゃるとおりです。そうした中、東京ITスクールからご紹介いただいたのが、昨年10月から始まった体験型Java研修でした。

受託開発の現場を体験できるのは魅力的で、「仕事がない」「任せられない」などの理由で意に沿わない業務に就くこともありません。まさに私が考える課題解決に沿った内容だったので、参加をすぐに決めました。コスト的に助成金が使えるのも決め手でした。

こちらの研修の感想はいかがでしょうか?

山崎様
好評です。これまで、4月から6月にかけて3名の中途採用者、7月から9月にかけては3名の新卒採用者が参加しています。

チーム体制の研修で、協調性が身に付く。

体験型Java研修は、座学ではなく実践型が特徴のプログラムです。参加者がチームを組み、PMやPLの指導のもと、成果物を形にしていきます。参加者に変化はありましたか。

山崎様
もっとも大きかったのは、協調性を学べたことです。

言うまでもなく1人でプロジェクトを任されることはなく、最低でも3名のチーム体制で進めていきます。メンバー同士が業務を分担・協力する必要があるため、コミュニケーションがとれないと、お客さまのニーズにも答えられない。

体験型Java研修はチームによるプロジェクト演習なので、我を抑えて協調性をもって仕事を進めるという、この業界の基本を教えてもらえる。チーム一丸となってプロジェクトを終わらせ、納品まで持って行く必要があります。否が応でも周りのことを考えないといけないので、それが学びになったようです。

実際、リモート形式で社内の新人研修に参加していた時は、レベルの違いに不満を漏らしていた者もいました。しかし体験型Java研修では「自分がどうすればスムーズに進められるのか」と発想が目に見えて切り替わり、とても頼もしく感じました。加えて、プロジェクト管理の実践的なノウハウも身に付いたようです。

経営者の視点で思うことはありますか。

山崎様
とても満足しています。何より結果が出ている。8月末時点で3人の新人のうち2名は現場が決まり、1名もほどなく決まりそうです。4月から参加していた中途採用者も3人中2名はすでにプロジェクトに参加しています。

新人に関しては3ヶ月間の研修が終わり、7月以降に焦ってテスト案件などに入れないでよかったと実感しています。通常なら7~9月は無償で入れて、10月から報酬をいただくことが多いのですが、簡単な案件しか経験していないと当然ながら単価は下がる。ところが今回は体験型の経験を評価いただき、通常なら月25万円の単価のところが40万円になったケースがありました。

こういった事例が増えれば増えるほど、当社の業績は上がります。何よりも、プログラミングの仕事に就きたいという希望を叶えられたことも、嬉しく思います。

我々としても嬉しい限りです。

山崎様
体験型のプロジェクトに参加することで、本人の得手不得手、性格、スキルを客観的に見ることもできました。これにより、「ここまではできる」「この業界は向いている」など、適材適所の人材配置ができるようになり、スキルアップとキャリアアップが効率的に測れるはずです。

最後に、東京ITスクールに対する期待やご要望をお聞かせください。

山崎様
新人研修、体験型Java研修ともに内容は素晴らしいと思います。

当社としても4月からは新人研修、7月からは体験型Java研修という流れができ、研修体制に厚みを持たせることができました。今後は、ある程度知識やスキルを持った社員向けの教育コンテンツがあるとありがたいです。

また半年にも及ぶ研修になるので、技術力のあるエンジニアは、研修後の案件紹介までしていただければベストですね。

あとは当社からは東京ITスクールへ講師人材を提供しています。現場と講師の両方を経験すると本人のスキルは格段に上がり、講師の経験はスキルシートでも高く評価されます。両者がうまく回るようなサイクルを一緒に作りたいですね。

たくさんのご意見とご期待、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします!

インタビュー・文/大正谷 成晴
写真/鈴木 崇文

社名
株式会社サンビット
事業内容
トータルソリューション事業、アプリケーション開発事業、インフラ構築事業、技術者派遣など
資本金
1500万円
設立
1989年3月
URL
https://sun-bit.co.jp/