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社員研修に料理を取り入れるメリット!チームビルディングに活用

公開日:2024年06⽉28⽇最終更新日:2024年06⽉28⽇

社員研修に料理を取り入れるメリット!チームビルディングに活用

社員研修で料理をする、というと違和感があるかもしれません。しかし実は、料理の腕を上げる目的でなく社員間のチームビルディングに役立てている例が少なくありません。この記事では、社員研修で料理を行う方法について解説します。以下の点について深堀していきます。

 

・料理研修の概要と意義

・チームビルディングの効果

・料理研修の具体的な内容

・料理を通じたコミュニケーションの向上

・多様なスキルの習得

 

研修の企画担当者の方は参考にしてみてください。

料理を社員研修に取り入れる

初めに、料理を社員研修に取り入れるというのはどのようなことなのか解説します。以下の側面からまとめます。

 

・料理研修の概要と意義

・他の研修との違い

・チームビルディングの効果

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

料理研修の概要と意義

料理研修とは、社員たちに料理の基礎知識から調理実習までを教える研修プログラムのことを指します。

 

その意義は、料理という共通のテーマを通じてチームビルディングを図るとともに、料理の過程で必要となるコミュニケーションスキルやリーダーシップ、問題解決能力を身につける機会を提供することにあります。また自分たちで作った料理を食事として共有することで結束力を高める効果も期待できるでしょう。

 

企業の中には、新入社員研修で料理研修を取り入れることで新入社員同士のコミュニケーションを活発にし、初日から一体感を生む取り組みを行っているところもあります。

 

 

 

他の研修との違い

料理研修は、一般的な研修とは異なる独特のメリットを持っています。通常の職場研修では、主に業務スキルの向上が目的となりますが、料理研修ではその限りではありません。

 

まず食事作りは普遍的な生活スキルであり、それを通じて社員が新たな能力を発見するきっかけとなることが少なくありません。また料理は結果が目に見えてわかりやすいため、自己効力感を高めるのに有効です。さらに料理研修では一般的な研修とは違い現場で即座に結果を共有できるため、自分たちの作業が他人に影響を与えることを体感できます。

 

これらの要素は、それぞれが社員の自己成長やチーム作りに対する正の影響をもたらします。

 

 

 

チームビルディングの効果

料理をベースにしたチームビルディングは、他の研修とは一線を画す効果を持ちます。

 

一つ目の効果は、一緒に料理を作ることにより社員間の距離が自然と縮まり、コミュニケーションの壁を取り払うことができる点です。二つ目の効果は、全体の流れを見つつ、各々が役割を果たす経験をすることで協調性を高めることです。その結果、社員一人一人が互いを尊重し理解するチームが形成することができます。

 

以上の点から、料理を活用したチームビルディング研修は単なる料理教室とは一線を画した効果を発揮するのです。

 

 

 

 

料理研修の具体的な内容

次に、料理研修の具体的な内容についてまとめます。以下の内容があります。

 

・料理の基礎知識

・実際の調理実習

・成果物の共有と感想

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

料理の基礎知識

料理の基礎知識について学ぶ経験は、社員の専門性を超えた広範なスキルセットを養います。その中には、食材の種類と特性、調理法の基本概念、衛生管理、そして栄養についての重要な知識が含まれます。たとえば食材の種類と特性を理解することは、いかに素材の特徴を活かす調理を行うかを学ぶ良い機会です。

 

また調理法の基本概念を理解することで、さまざまな状況に適応し新たな方法を模索する柔軟性も育ちます。衛生管理の意識は組織全体の健康と安全に対する責任を強調し、栄養についての知識は自己管理と健康への配慮を高めます。

 

これらの知識は、料理だけでなくビジネスの場でも活用可能です。

 

 

 

実際の調理実習

実際の調理実習では、まず各々がレシピを手に取り自身で材料の準備から調理までを行います。この一連の流れを通して時間管理や計画性、そして自己管理の重要性を体得することが可能です。また調理は一人でやるものだけではありません。材料の切り分けや火の通し具合といった役割分担を決めて連携しながら調理することで、チームワークやコミュニケーション力も鍛えられます。

 

一方で、料理に失敗することで失敗を恐れずに挑戦する大切さや失敗から学ぶことの価値を実感できるのも大きな特長です。 とある企業では、新入社員研修の一環として調理実習を行い、受講者からは「他の部署の人とも交流ができ、より一層の絆を感じた」「自分の意志をはっきりと伝える大切さを学んだ」といった声が上がっています。

 

 

 

成果物の共有と感想

料理研修では、各チームで作成した料理の成果物を他のチームと共有し自身の感想も述べます。この活動は、結果を可視化し自身の手で何かを生み出せた喜びや達成感を感じるために重要です。

 

また他のチームの料理を見ることで同じテーマでも異なる解釈やアプローチが存在することを実感し、視野を広げるきっかけにもなります。感想を述べることは自己表現の訓練となり、他者に対するフィードバックを提供することでコミュニケーション能力の向上にも寄与します。

 

 

 

 

料理を通じたコミュニケーションの向上

次に料理を通じたコミュニケーションの向上についてです。以下の側面から解説します。

 

・アイスブレイクとしての料理

・共同作業による信頼関係の構築

・現場でのコミュニケーションスキル

 

1つずつ見ていきます。

 

 

 

アイスブレイクとしての料理

料理をアイスブレーキングのツールとして用いることは、研修初日の緊張を解きほぐし職場での新たな人間関係を築くための第一歩です。

 

企業では新入社員が先輩や同僚との関係を築くために、初めてのコミュニケーションが重要となります。料理という共通の話題は、一人ひとりが普段どのような食生活を送っているのか、どんな料理が得意なのかという私的な話から専門的な料理の知識まで、様々な会話を生みだすことが可能です。また共同で料理を行うことで協調性をはぐくみ、互いに協力して成果を達成する達成感はより強固なチーム作りに繋がります。

 

料理を通じて自然とコミュニケーションが生まれる環境は、良好な関係作りにも寄与します。

 

 

 

共同作業による信頼関係の構築

共同作業の中での信頼関係の構築は、社員研修の重要な成果の一つです。

 

料理研修では、レシピ指示に従い素材の選定から調理、そして盛り付けまでを行います。この過程では、各メンバーが特定の役割を担当し一緒に一つの目標に向かって努力することが必要です。この共同作業が自然な形でメンバー間の信頼を醸成します。

 

世界を共有する料理を通じて、互いの考え方を理解し共感することで豊かな人間関係が育まれるのです。

 

 

 

現場でのコミュニケーションスキル

料理研修では、教材となるレシピや調理法を共有し皆で実際に料理を作ります。この過程で、料理の手順を話し合ったり、分担して調理を進めたりします。こうした経験が現場でのコミュニケーションスキルを向上させるのです。

 

たとえば調理の流れをスムーズにするためには、相手の意見を尊重し自分の意見を適切に伝える能力が求められます。また何か問題が起きた時には、メンバー全員で解決策を考えます。

 

料理は、限られた時間と資源で目標を達成するという点で現場の仕事に通じる面が多いのです。そのため料理研修を通じて得られるコミュニケーションスキルは、職場でも生かすことができます。

 

 

 

 

多様なスキルの習得

最後に、多様なスキルの習得について解説します。以下のスキルが挙げられます。

 

・リーダーシップの育成

・問題解決能力の強化

・分担と協力の重要性

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

リーダーシップの育成

料理研修によるリーダーシップの育成は、様々な角度からその可能性を提供します。まず料理を完成させるためには、その過程で必要な中心的役割を担うリーダーシップが必要です。調理の段階分け、材料の準備、各自の役割分担など、短時間での成果を出すためには計画的かつ効率的な運営が必要となり、リーダーとしての才能を引き出す絶好の機会となります。

 

また困難に遭遇した際の問題解決とリーダーとしての判断力もテストされます。たとえば材料が足りない、設備にトラブルがあるなど、思わぬ問題が起こった時、その場で最適な解決策を導き出しチームを導く能力はビジネス現場でも重要なスキルです。

 

さらに調理結果を共有する際のプレゼンテーション能力も鍛えられます。料理の完成品を紹介しその工夫点や成果を伝えることで、リーダーとしてのコミュニケーション能力や説明力を身に付けることができます。

 

これらの経験は、後のビジネスシーンでのリーダーシップを担当する際に大いに生きることでしょう。料理研修はリーダーシップの素地を醸成する機会でもあるのです。

 

 

 

問題解決能力の強化

料理研修は、様々な問題に対して素早く有効な解決策を見つけ出す力、いわゆる問題解決能力の強化に有効です。

 

具体的には、予期せぬ調理過程でのトラブルや、材料の不足、時間管理など多岐にわたる課題が出ることがあります。それらと直面したときどのように対処し問題を解決に導くかが問われます。

 

 

 

分担と協力の重要性

料理を行う過程では、自然と分担と協力が必要となります。

 

その過程で組織内のメンバー間の連携を深める事ができるのです。たとえば材料を切る人、火をつける人、味を調える人といった役割を分担し、それぞれが協力しながら最終的な料理を作り上げます。これは業務においても同様で、各々が持ち役を全うしチーム全体として成果を上げるためには協力が不可欠です。

 

このようなリアルな体験を通じて、料理研修は分担と協力の重要性を社員に身に付けさせる効果的な方法と言えます。

 

 

 

 

東京ITスクールのチームビルディング研修もご利用を

料理を研修に取り入れることは、一見突拍子もないように見えてチームビルディングに役立ちます。料理を通じてだけでも効果が期待できますが、理論的な研修と組み合わせることでより強固なチームビルディングが可能になります。

 

チームビルディングの研修を検討中であれば、ぜひ東京ITスクールの研修をご活用ください。とくにリーダー向けのチームビルディングのために、以下の講座をご用意しています。

 

システム開発プロジェクトにおけるメンバーの多様性を活かすチームビルディング実践講座

~最高のチーム・職場環境を作る!~タックマンモデルで学ぶ「チームビルディング」養成講座

リーダーを目指す女性のための実践講座

~はじめてのプロジェクトマネージャーに贈る~PMBOKで学ぶPMケーススタディ講座(実行、ヒューマンスキル編)

 

東京ITスクールでは、実践的な内容を経験豊かなプロ講師が指導します。

 

もしもご質問やご興味がおありの場合、まずはお問い合わせください。このページの最上部と最下部に連絡先があります。些細なことでも構いませんので、お気軽にご連絡ください。

 

 

 

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 東京ITスクール 鈴原 
 講師としての登壇・研修運営の両面で社員教育の現場で15年以上携わる。
 企業のスタートアップにおける教育プログラムの企画・実施を専門とし、
 特にリーダーシップ育成、コミュニケーションスキルの向上に力を入れている。
 趣味は筋トレと映画鑑賞。

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