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社員研修を成功に導く!リーダーシップを発揮する人材育成のポイント

公開日:2024年07⽉04⽇最終更新日:2024年07⽉04⽇

社員研修を成功に導く!リーダーシップを発揮する人材育成のポイント

社員研修は対象によりさまざまな目的がありますが、重要な研修の一つがリーダーシップを発揮できる人材の育成です。チームやプロジェクト・部署を適切な方向に導きつつ自社全体の生産性を高めるためには優秀なリーダーが必要です。

 

この記事では、リーダーシップを発揮する人材育成を社員研修でどう行えばよいかについて解説します。以下の点を深堀していきます。

 

・リーダーシップの基本概念

・リーダーシップを発揮する人材がいるメリット

・実践的社員研修の設計

・現場で役立つスキル習得法

 

研修の企画担当者の方は参考にしてみてください。

リーダーシップを発揮する人材育成とは?

初めに、リーダーシップを発揮する人材育成とはどのようなものか解説します。以下の側面からまとめます。

 

・リーダーシップの基本概念

・効果的なリーダーシップの種類

・リーダーシップとコミュニケーション

・リーダーシップの心理学的要素

・リーダーシップ教育の基本手法

 

1つずつ見ていきましょう。

 

 

 

リーダーシップの基本概念

リーダーシップとは、他人を導き、影響力を持ち、目標達成に貢献する能力のことです。

 

リーダーシップは決して一方的な指示や命令ではなく、信頼と尊敬を基盤にした人間関係の上に築かれます。またリーダーシップには、ビジョンの共有、意思決定、信頼関係の構築、状況判断、対人スキルなど、多岐にわたる要素が含まれています。

 

これらの要素を理解し適切に活用することで、優れたリーダーシップを発揮することが可能です。

 

 

 

効果的なリーダーシップの種類

効果的なリーダーシップには様々な形があります。

 

まず変革型リーダーシップは、組織のビジョンを明確に伝えメンバーをその方向へ導く能力を持ちます。次に調整型リーダーシップは、異なる意見や視点を持つメンバーを一つにまとめ、共通の目標へ向かって進むことを可能にします。そしてサーバントリーダーシップは、メンバーの成長と幸福を最優先にしリーダー自身が現場に立ち、メンバーをサポートするスタイルです。

 

これらのリーダーシップを理解し適切に活用することで、組織の目標達成とメンバーの成長を促進することが可能となります。

 

 

 

リーダーシップとコミュニケーション

リーダーシップには、周囲を引っ張り、影響力を最大限に発揮する能力が求められます。その中でもコミュニケーションは、他者との関わり方を意味する重要な要素です。

 

リーダーシップを発揮する人は、自分の想いをちゃんと伝え、また相手の意見を理解して行動に移す能力が求められます。この過程でリーダーは自分の価値観や考えを正確に伝え、また他者からの情報を適切に理解し、それをもとに意思決定を行わなくてはなりません。周囲との良好な関係を保つためにはオープンな姿勢と双方向のコミュニケーションが必要であり、その基盤が批判的思考や問題解決にも影響を及ぼします。

 

優れたリーダーは、単に指示を出すだけでなく適切なコミュニケーションによってチームの絆を深め、生産性を向上させることができます。

 

 

 

リーダーシップの心理学的要素

リーダーシップの心理学的要素は、リーダーがチームを効果的に運営するために重要な役割を果たします。たとえば自己認識や他者理解を高めるエモーショナル・インテリジェンスは、リーダーがチームメンバーの感情を理解し適切に対応する能力を高めるために必要不可欠です。

 

またモチベーション管理も重要な要素です。リーダーが理解している自身の目標や達成したい結果が明確であれば、それはチームにポジティブな影響を与え、より生産的な作業環境を生み出す可能性があります。

 

さらにリーダーが持つ自己効力感、つまり自身が困難を乗り越える能力に対する信頼感も、リーダーシップの心理学的要素として無視することはできません。

 

これらの要素は全て、リーダーが成功を達成するための強固な精神基盤を提供します。

 

 

 

リーダーシップ教育の基本手法

リーダーシップ教育の基本手法を述べるとすれば、主に以下の3つが挙げられます。

 

1つ目は、「ロールモデルとの接触」です。具体的なリーダーシップの姿を模範として見ることは、理論学習だけでは得られない洞察を提供します。

 

2つ目、「ケーススタディ」です。実際のビジネスシーンでの成功例や失敗例を分析し適切なリーダーシップ行動を理解するために有効です。

 

3つ目は、「フィードバックと自己評価」です。自己の行動を見直し第三者からの評価を得ることで、自己の強みと弱みを理解し改善につなげます。

 

これらの手法は相互に補完的であり、一方だけでなく組み合わせて用いることでより効果的なリーダーシップ教育が実現します。

 

 

 

 

リーダーシップを発揮する人材がいるメリット

リーダーシップを発揮する人材が企業に存在することは、企業に数多くのメリットをもたらします。

 

一つ目のメリットは、組織の目標達成に大きく寄与する点です。優秀なリーダーは明確なビジョンを示すことでチームメンバーの意欲やモチベーションを引き出し、組織全体を一つの方向へと導きます。

 

二つ目のメリットは、組織内のコミュニケーションの向上です。効果的なリーダーは、メンバー間のコミュニケーションを円滑にし情報の共有や意見の交換を促進します。これによりチーム内の課題解決やアイデア創出につながるのです。

 

最後にリーダーの存在はメンバーの成長を促します。リーダーから学ぶことでメンバー自身のスキルアップや視野の拡大が期待できます。

 

これらのメリットは、一つの部署だけでなく組織全体の競争力向上に繋がるのです。

 

 

 

実践的社員研修の設計

次に、実践的社員研修の設計について解説します。ポイントとして以下の事項が挙げられます。

 

・社員研修の目標設定

・研修プログラムの作成

・効果的な研修素材の選定

・研修環境の整備

・研修期間の適正化

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

社員研修の目標設定

社員研修の目標設定は、成果を最大化するための重要なステップです。

 

まず企業のビジョンと経営戦略に合致した目標を明確に設定することが必要です。たとえば、リーダーシップ育成を目指す場合、具体的な目標は「1年後に新たに5人のチームリーダーを育成する」などになるでしょう。

 

次にその目標達成のために必要なスキルや知識を特定しましょう。この際、既存の問題点や課題を解決するための能力育成を重視することが有効です。

 

最後にそれらの目標が達成されたかどうかを評価する指標や基準も設定しておくと、研修の効果測定がしやすくなります。

 

 

 

研修プログラムの作成

研修プログラムの作成は、企業の目指す成果を実現するための重要なプロセスです。まず具体的な研修の目的と目標を明確にし、それに基づいて適切な研修内容を設計します。たとえばリーダーシップ能力を高めたい場合、参加者が具体的に学ぶべき知識やスキル、理解すべき概念をリスト化しそれらを網羅するようなカリキュラムを作るといった具合です。

 

次に研修のスケジュールを作成します。一度に多くの情報を詰め込みすぎると、受講者の理解度が下がるため、各セッションの時間配分や間の休憩時間なども考慮して設定します。

 

さらに研修の進行形式も決定しましょう。講義形式のみでなくグループディスカッションやワークショップ形式を取り入れることで参加者の理解度を深め、実践的な経験を積むことができます。

 

企業内での人材育成には、株式会社リクルートのような企業の事例が参考になります。彼らは社員一人ひとりのスキルアップを重視しそれぞれの職種や役職に合わせた研修プログラムを作っています。これにより社員個々の能力を最大限に引き出し組織全体の成長を実現しています。

 

 

 

効果的な研修素材の選定

研修素材の選定には、研修の目的に対して最も効果的な方法を選ぶことが重要です。たとえばリーダーシップに関連するトピックの理解を深めるための教材なら、実例やケーススタディを多く含むものが有用です。

 

またスキル習得を重視する場合、ロールプレイやシミュレーションを可能にする教材が必要となるでしょう。印刷物やeラーニング、動画など、形式も多様です。教材選定時には、受講者の学習スタイルや理解度も考慮し、より吸収が良い形式を選ぼうとする傾向が見られます。実際一部の企業では、各個人の学習スタイルに適した教材を個別に提供することで研修の効果向上をはかる取り組みも進んでいます。

 

それぞれの素材が具体的にどのような状況で効果的なのかを理解して企業のニーズに合った適切な素材を選ぶことが、効果的な研修の実施に向けて重要なステップとなります。

 

 

 

研修環境の整備

研修環境の整備は、研修効果を最大限に引き出すために欠かせない要素です。まず物理的な環境としては、静かで集中できるスペースを確保することはもちろん、研修参加者がリラックスでき、開放的な気持ちで参加できる雰囲気作りが重要です。そのための照明や家具の配置、温度や湿度など細部にまで気を配ることが求められます。

 

また研修環境にはデジタル面も含まれます。現代ではオンラインでの研修が一般的であるため、ウェブカメラやマイク、画面共有ツール等のテクノロジーを適切に利用し、参加者全員が問題なく研修に参加できる環境を確保することも重要です。

 

さらに研修の内容を深く理解し学びを自己のものにするには、資料の配布や授業後のフォローアップ、質問受付など、学習をサポートするシステムの整備も必要となります。これらの環境を整えることで、参加者は研修に集中してより高い効果を得ることができるでしょう。

 

 

 

研修期間の適正化

適切な研修期間の話は、一般的には具体的な日数を示すことが難しく、研修の目的や社員の現状、企業の事情によって大きく変わります。しかし一つ重要なポイントとして挙げるなら、それは「継続性」です。短期間で集中的に行うよりも、長期間をかけて徐々にスキルを身につける方が確実な成果を得やすいとされています。

 

たとえば一つのテーマについて数ヶ月をかけて深掘りし定期的な再確認や実践を通じて理解を深める方法が効果的です。その際連続的な学びを支えるためには、定期的なフィードバックや参加者同士の意見交換の場を設けることが重要となります。これにより学習の効果を最大化しスキルの定着を促進します。

 

 

 

 

現場で役立つスキル習得法

最後に、現場で役立つスキル習得法について解説します。以下の方法があります。

 

・実践的なロールプレイ

・フィードバックとフォローアップ

・チームワークの強化

・問題解決能力の向上

・リーダーシップ実践トレーニング

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

実践的なロールプレイ

実践的なロールプレイは、リーダーシップ研修において非常に有効な手法です。リーダーシップの理論を現場でどのように活用するかを具体的に学べるからです。実際のビジネスシーンを模擬的に再現し、参加者自身が指導者の立場に立って様々な状況を体験します。それが学びとなります。

 

具体的には、部下とのコミュニケーション方法や、困難な状況下での意思決定、団体をまとめ上げる戦略の立案などを、自分自身で試行錯誤しながら学びます。こうした経験を通じて、リーダーとして必要な視点や、人間関係のコントロール力を育むことが可能になります。また失敗を恐れずに色々なアプローチを試すことができるため、実際のビジネスの場で直面したときの対応力も身に付けることが可能です。

 

 

 

フィードバックとフォローアップ

フィードバックとフォローアップは、研修の成果を最大化する重要な要素です。

 

具体的なフィードバックを提供することで、参加者は自分のパフォーマンスを正確に理解し必要な改善点を見つけることが可能となります。またフォローアップは、研修後の成果を維持し実践的なスキルを日々の業務に適用するための支援となります。そのために一部の先進企業で導入しているのは、研修の終了後も定期的に参加者と面談を設定し、研修で学んだ知識をどのように活用しているか、改善点は何かを評価するシステムです。

 

これにより研修の効果を持続的に確認し、必要に応じて追加のサポートを提供することが可能となっています。

 

 

 

チームワークの強化

リーダーシップを発揮するためには、個々のスキルだけでなくチームとしての結束力も重要となります。

 

チームワークの強化のためには、リーダー自身がメンバーの強みや弱みを理解しそれぞれが持っている能力を最大限に活かすことが必要です。具体的には、定期的なミーティングで意見を共有したり、チームビルディングの活動を行ったりします。

 

またメンバーが互いに協力しながら目標に向かって進むためには、リーダーが明確なビジョンを示し具体的な行動計画を立てることも求められます。

 

このようにしてチーム力を強化することで組織全体の生産性向上につながります。

 

 

 

問題解決能力の向上

問題解決能力の向上は、リーダーシップを発揮する人材にとって必要不可欠なスキルの一つです。問題が起こったときに冷静に対応し適切な解決策を見つけ出す能力は、チームや組織の一員として信頼とリスペクトを得るうえで重要となります。

 

具体的な訓練方法としては、まず問題を明確に法定し根本原因を特定することから始まります。その上で可能な解決策を洗い出し、その中から最良のものを選び出し実行に移すというプロセスを体系的に学ぶことで問題解決能力を高めます。

 

 

 

リーダーシップ実践トレーニング

リーダーシップ実践トレーニングでは、理論だけでなく実際の場面をシミュレートした状況でのトレーニングが重要となります。

 

リアルなトレーニングを通じて、理論を実践でどのように活用するかを体験しながら学ぶことができます。またフィードバックやチーム内での議論を通じて、自分のリーダーシップスキルの強化も図ることが可能です。

 

 

 

 

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 東京ITスクール 鈴原 
 講師としての登壇・研修運営の両面で社員教育の現場で15年以上携わる。
 企業のスタートアップにおける教育プログラムの企画・実施を専門とし、
 特にリーダーシップ育成、コミュニケーションスキルの向上に力を入れている。
 趣味は筋トレと映画鑑賞。

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