研修チラシ作成のコツ!効果的な情報の伝え方!
公開日:2024年04⽉25⽇最終更新日:2024年04⽉25⽇
研修を行う際にチラシを作成して告知する場合があります。外部に対するセミナーなどは売上にも関わってくるので、研修を成功させるかどうかのポイントになるとも言えるでしょう。
この記事では、研修のチラシ作成についてまとめます。以下の点について深堀していきます。
・チラシをデザインする際のポイント
・研修内容を効果的に伝える方法
・デザイン力を高めるための効果的な研修
研修担当者の方は参考にしてみてください。
チラシデザインの基本原則
まずチラシデザインの基本原則について解説します。以下の側面からまとめます。
・研修内容を分かりやすく伝える方法
・目を引くキャッチコピーの作り方
・写真やイラストを使った表現方法
・読み手の興味を引くレイアウトの考え方
順に見ていきましょう。
研修内容を分かりやすく伝える方法
研修内容を分かりやすく伝えるためには、主だったテーマの明確化とそれを支える具体的な要素の提示が必要です。まず何を目的とした研修なのか、その研修を通じて何を習得できるのかを明確に伝えることが大切です。その上でその目的を達成するための具体的なカリキュラムや研修の進行形式を詳しく述べることが求められます。
また非常に重要なのは言葉遣いです。専門用語や難解な表現は避け、可能な限り平易な言葉を用いて参加者が理解しやすいように心掛けるべきです。たとえば『リーダーシップ研修』の場合、「リーダーシップ」という抽象的な概念を、具体的な「意思決定力の向上」や「コミュニケーション能力の強化」など受講者がイメージしやすい形で説明します。
これらの方法を用いることで研修内容をより分かりやすく伝えることが可能となります。
目を引くキャッチコピーの作り方
キャッチコピーは、研修の特性や魅力を短く分かりやすく伝える重要なツールです。良いキャッチコピーの作り方として、以下の3つのポイントを心掛けると良いでしょう。
- 短くてわかりやすい表現を用いる
- 研修の目的や特性を明確に伝える
- 読者の期待感や興奮を引き立てる表現を取り入れる
まず短くて分かりやすい表現を用いることで読者が一瞬で研修の内容を理解することができます。次に、研修の目的や特性を明確に伝えることで読者に研修の価値を認識させることが可能です。最後に、読者の期待感や興奮を引き立てる表現を取り入れることで読者の参加意欲を掻き立てることができます。
たとえばエンジニア向けの研修であれば、「一線で活躍するプロから学べる、実践的な技術習得研修」というキャッチコピーが考えられます。このキャッチコピーは、研修の特性(一線で活躍するプロから学べる)と目的(実践的な技術習得)を明確に伝えつつ、読者の期待感(プロから直接学べる興奮)を引き立てています。
写真やイラストを使った表現方法
写真やイラストは視覚的な情報を伝える強力なツールとなります。その表現方法は研修内容やチラシ全体の印象を大きく左右します。
最初に、写真とイラストの選択は研修の内容や目的に密接に関連するものを選ぶことが重要です。たとえばITスキル研修のチラシであれば、パソコンやキーボード、プログラミングコードのスクリーンショットなどが有効です。
次に、写真やイラストの配置も工夫が必要です。視覚的なエレメントはテキストの内容を補完し、読み手の注意を引くために役立ちます。重要なポイントやキャッチコピーの近くに配置すると良いでしょう。また複数の写真やイラストを使用する場合はバランスを考えることが重要です。シンメトリーやアライメントの視覚的な法則に従って配置することで整理されたプロフェッショナルな印象を与えます。
最後に、写真やイラストは治具全体の色調やデザインテーマに一致するものを選ぶことが肝心です。これによりチラシ全体が一貫性を持ち、より引き立つ結果を得ることができます。
読み手の興味を引くレイアウトの考え方
レイアウトは、読者の注意を引き、ブログ記事の全体的な見た目と読みやすさを決定します。
まず一貫性が重要です。各セクションが異なるスタイルでデザインされている場合、読者は混乱し結果的に内容に集中できなくなります。Appleのウェブサイトを見ると、シンプルさと一貫性がどのように役立つか理解できます。
次に情報の階層化も重要です。見出し、本文、引用など、様々な要素はそれぞれ適切なサイズとスタイルを持っているべきです。これにより、読者は記事を迅速にスキャンし、興味のある部分に直接ジャンプできます。
また空白スペースの活用も重要です。テキストや画像が詰まっているデザインは読み難く、また圧迫感を与えます。適切な余白は要素間の関係を明確にし、読者の目を休め、読むべき情報に集中するのを助けます。
最後に適切な画像の使用は、テキストの内容を強調し視覚的に引きつけます。ただし、関連性のない画像を無理に使用すると逆効果になります。画像は関連性があり、また記事の内容を強化するものであるべきです。
研修内容の詳細な紹介方法
次に研修内容の詳細な紹介方法について見ていきます。以下の点があります。
・研修プログラムの具体的な説明
・研修の目的と目標の明確化
・参加対象者と受益を明示する
・研修のスケジュールと場所
順に見ていきましょう。
研修プログラムの具体的な説明
まず研修で何を学ぶのか具体的に明示します。範囲、難易度、使用する教材の有無、講師とプロフィール、などです。内容を知るために必要な情報ですが、たとえば有名講師を招聘して行うプログラムの場合などはセールスポイントにもなります。記載漏れのないように留意しつつ、アピールできる点はないかも考えましょう。
研修の目的と目標の明確化
研修の目的と目標を明確に示すことは、読み手に参加する価値を伝える上で不可欠です。
たとえばある企業がエンジニアの育成に向けて研修を開催する場合、目的は「最新のプログラミング言語を習得すること」、目標は「研修後に実践的なプロジェクトに参加できるスキルを身につけること」となるでしょう。
これを明記することで研修プログラムが具体的にどのようなスキルを提供し、参加者がどのような成果を得られるのかを読み手に明確に伝えることができます。またこれは参加を検討する際の判断材料となり、研修の価値を理解しやすくなります。
参加対象者と受益を明示する
まず参加の対象者を明示します。資格の所持が必要な場合や、スキルのレベル、年齢、役職など、研修によって対象者は様々です。研修対象者は研修内容とも関わるため、内容とミスマッチが起こると満足度や成功の可否にも影響します。
そして、対象となる人がその研修を受けることでどんなメリットがあるのかも明示します。具体的には、得られる知識やスキル、それらによってわかるようになること・できるようになることなどです。
研修のスケジュールと場所
スケジュールは開催日時と開始時間、終了時間は最低限必要です。当日の研修のタイムテーブルが決まっていれば、それを紹介してもよいでしょう。
場所は最低限住所は記載します。建物名で止めずに、「〇〇ビル3階 第一会議室」のように、何階のどの部屋かまで明記しましょう。できれば地図と駅など主だった交通手段を利用した場合の簡単な行き方の解説もプラスしたいところです。
参加申し込み方法と注意事項
次に参加申し込み方法と注意事項についてです。以下の点があります。
・申し込み手順の簡潔な説明
・申し込み期限とキャンセルポリシー
・参加費用と支払い方法
・お問い合わせ先の記載
1つずつ見ていきましょう。
申し込み手順の簡潔な説明
申し込み手順は、具体的なアクションを取ってもらうためには必須です。とくにわかりやすい表現を心掛けましょう。まず連絡が必要なのか不要なのかを示します。連絡なしで来場しても準備の関係などで参加できない場合など、それも明記します。
また連絡が必要な場合は連絡先・連絡手段を示します。メール、申込フォーム、電話、FAXなどが主だった手段でしょう。申込フォームなどの記載にはQRコードを付けると親切です。電話など受付時間がある場合は、その時間帯などを記載します。
申し込み期限とキャンセルポリシー
研修への申し込み期限は参加を検討している人にとっては重要な情報です。早期申し込みに特典が付いたり割引があったりする場合はそれも明記します。
またキャンセルポリシーについては、キャンセル料が発生する場合としない場合があるでしょう。後々のトラブルを避けるためにもそれを明記しておきます。
これらの情報は、無駄な費用を避け、研修参加の計画をスムーズに進めるために重要です。
参加費用と支払い方法
費用に関する面も重要な情報です。まず参加費用の金額は必須です。無料の講習の場合も明記しましょう。アピールポイントになります。
支払い方法の例としては銀行振込、クレジットカード、現金などがあります。最近はPayPalほか電子決済に対応している場合もあるかもしれません。銀行振込のみの場合、振込手数料は参加者負担なのかどうなのかを明記します。クレジットカードの場合、明細に汁される名称を書いておくと親切です。現金の場合はお釣りがないようにしてほしい場合はその旨を記しておきます。
またどの方法についても、キャンセルポリシーとして返金に応じる場合と応じない場合の条件を明記しておきましょう
お問い合わせ先の記載
質問や参加内容の変更があった場合などのお問い合わせ先も記載します。こちらも電話やメールなどが定番でしょう。いくつかの方法を用意しておくと親切です。電話など受付時間がある場合はそれも明記します。メールアドレスやURL、電話番号などは、万が一記載に間違いがあると連絡が取れなくなってしまいます。配布の前にはとくによく確認しましょう。
また例えば支払方法についてと研修内容についてとで担当部署や担当者が異なる場合は、場合分けして記載しましょう。あるいは総合受付となる窓口を記載します。
過去の研修参加者の声
過去の研修参加者からの声は、参加を検討中の人の不安を取り除き参加への後押しをする重要な役割を果たします。スペースの都合などもあるかもしれませんが、可能ならできるだけ記載しましょう。
そのとき、できるだけ発言者の情報も記載すると、見る人からするとより信憑性が高まります。社名や氏名、顔写真など、記載できるなら可能な範囲でできるだけ詳細に記載しましょう。なお架空の参加者の声は絶対にNGです。
成功事例の紹介
研修受講者のなかで成功した事例があったら紹介しましょう。研修のクオリティの証明ともなります。とくに試験向けの対策講座などは、合否という形で成果がはっきりと可視化されます。成功事例も過去の参加者の声同様、できるだけ詳細に記載しましょう。もちろん架空の内容や実際よりよい成果として記載するのは厳禁です。
参加者のフィードバック
過去の研修参加者のフィードバックは、研修の有効性を実証するための重要な要素です。具体的な学びや経験の向上、職場でのパフォーマンスの変化、自身のスキルセットとキャリアに対する価値の向上など、参加者からの直接的な意見が反映されます。
評価は多角的で、各研修プログラムの特徴や質を客観的に示すものです。一部の企業では、フィードバックを基に研修の改善を行い、満足度の向上を目指しています。
Q&A:よくある質問とその回答
研修の参加者が抱える疑問に答える「Q&A:よくある質問とその回答」では、一般的に多く寄せられる疑問や不安を解消します。たとえば「研修は初心者でも参加可能なのか」や「研修の内容が自社のニーズに合致しているか」、「参加費用が高い理由やその価値があるのか」など、具体的な研修内容以外でも気になる点を明確にします。
また「研修中にサポートが受けられるのか」、「研修後のフォローアップはあるのか」など、研修の質やサービスについても触れることで参加を検討する企業担当者に対して安心感を提供します。
最後に、「他社と比較してどのようなメリットや特色があるのか」など、自社の研修の強みや競争力についても説明します。これらの情報は、企業が研修プログラムを選定する際の重要な判断基準となります。
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講師としての登壇・研修運営の両面で社員教育の現場で15年以上携わる。
企業のスタートアップにおける教育プログラムの企画・実施を専門とし、
特にリーダーシップ育成、コミュニケーションスキルの向上に力を入れている。
趣味は筋トレと映画鑑賞。