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新入社員研修で学んだことを実務に活用するには?

公開日:2024年05⽉10⽇最終更新日:2024年05⽉10⽇

新入社員研修で学んだことを実務に活用するには?

新入社員研修は社会人・ビジネスパーソンとしてごく基礎となる内容ですが、そこで学んだことを生かし切れていなかったりいつの間にかズレが生じてしまったりしている例は少なくありません。学んだことを定着・実践させる仕組みが必要です。

 

この記事では、新入社員研修で学んだことを実践・定着させる方法について解説します。以下のように分けて深堀していきます。

 

・学びを実務で活かす戦略【準備・設計】

・学びを実務で活かす戦略【研修内容】

・学びを実務で活かす戦略【定着】

 

研修の企画担当者の方はもちろん、研修で学んだことを生かせていないと感じている新人の方々も参考にしてみてください。

学びを実務で活かす戦略【準備・設計】

まず、準備や設計における学びを実務で活かす戦略について解説します。以下の点が挙げられます。

 

・研修プログラムの徹底解析

・各研修セッションのキーポイント抽出

・実務との関連性の明確化

・継続的なスキルの評価とフィードバック

 

1つずつ見ていきましょう。

 

 

 

研修プログラムの徹底解析

研修プログラムの徹底解析は、社内の教育体制を強化する上で欠かせません。何をなぜ学ぶのかを明確にすることで、研修が具体的な成果に結びつく可能性を高めます。

 

徹底した解析は、研修の目的を明示し従業員が学びを実務で活かす具体的な道筋を示す上で重要です。

 

 

 

各研修セッションのキーポイント抽出

研修の各セッションからキーポイントを抽出することは、学習者が重要な情報を掴み、それを実務に活かす上で非常に重要です。

 

これを効果的に行う方法の一つは、事前に研修の概要と目的を明確に理解しそれに基づいて主要な情報を特定することです。また具体的なシナリオやケーススタディを通じて、理論を現実的なコンテキストに結びつけることも有効です。さらに研修中に発生した討論や質問を記録しておくことで、後からそれらを振り返り何が重要だったのかを確認することも可能です。

 

こうした手法を通じて、各セッションのキーポイントをうまく抽出し学習を深めることができます。

 

 

 

実務との関連性の明確化

研修内容と現場の業務との関連性を明確にすることは、学習内容が直接的な仕事の成果につながることを確認する重要なステップです。具体的な業務タスクに研修内容をどう関連付けるかを理解していると、新しく学んだ知識やスキルがすぐに使えるようになります。たとえばプロジェクトマネジメントの研修を受けた場合、それを実際のプロジェクト計画やタスク管理にどう活かすかを見つけることが大切です。

 

また一部のIT企業では、研修内容と直接関連する具体的な業務課題をスタッフに与え、学んだ技術を実際に使って問題を解決するフェーズを設けることで、学びと実務の連携を強化しています。これにより学習内容がどのように現場で活きるか、その価値を具体的に理解できます。

 

 

 

継続的なスキルの評価とフィードバック

継続的なスキルの評価とフィードバックは、学習の成果を具体的に把握し必要な改善を図るための重要なプロセスです。すぐに結果を求めるのではなく定期的にスキルを評価し具体的なフィードバックを提供することで、社員一人一人の人材育成が進むのです。

 

評価とフィードバックは一方的なものではなく、社員自身の自己評価と組織からの評価が交錯することでより効果的な学習が可能になります。行動変容と明確な結果を得るためには、定期的な評価と適切なフィードバックが不可欠です。

 

 

 

 

学びを実務で活かす戦略【研修内容】

次に研修内容に関する学びを実務で活かす戦略をまとめます。以下の点について解説します。

 

・実践的トレーニングの導入

・模擬プロジェクト

・実際の案件への小規模適用

・試行錯誤を重ねるプロセス

・仲間内での知識共有セッション

 

1つずつ見ていきましょう。

 

 

 

実践的トレーニングの導入

実践的トレーニングの導入は、学習した知識を具体的なビジネスシーンでどのように活用すべきかを理解するための重要な手段です。知識だけを伝授するのではなく生の状況に直面したときにどう対処すべきかを模擬体験することで、受講者は実務に直結した解決策を習得することができます。

 

これにより新入社員は業界特有の課題に直面した際の対応策を習得し、実際の業務にスムーズに移行することが可能になるのです。

 

 

 

模擬プロジェクト

模擬プロジェクトは、学習内容を具体的に生かすための重要なステップです。ここでは、研修内容を元にした疑似的なプロジェクトを組み、学習した知識とスキルを適用します。

 

このプロセスは、実際の職場に近い状況での対応力を養い、プロジェクト管理やチームワーク、問題解決スキルなどの実践的な能力を身につけるためには欠かせません。

 

また誤った方向性や適用方法を見つける機会ともなり、それらを修正し理解を深めるのに役立ちます。実際、多くの企業がこの模擬プロジェクトを研修の一部として取り入れ、生産性の向上やスキルの定着につなげています。

 

 

 

実際の案件への小規模適用

研修内容をより実践的にするために、一部では「実際の案件への小規模適用」を行っています。学習者は、理論を学んだ後に、実際の業務を想定した小規模なプロジェクトに取り組むのです。このフェーズでは、学んだ知識やスキルを具体的なビジネスシーンに適用しその効果を自分自身で確認できます。

 

たとえばITエンジニア研修では、プログラミングの知識を生かしてサンプルのウェブサイトを開発することが求められます。このような実践的な取り組みは、学びを実際の仕事に生かす力を養うために重要です。

 

実際の業務を想定した環境での学習は、理論だけでは得られない洞察や経験を得られますし、実際の職場で即戦力として活躍するための自信をつけることができます。

 

 

 

試行錯誤を重ねるプロセス

試行錯誤を重ねるプロセスは、学習者が自身の理解を深めるために重要なステップです。具体的には、新しい知識やスキルを実際の仕事の状況に適用し、その結果に基づいて再度理解や応用を調整するという方法です。

 

誤りから学ぶことの価値は大きく、これにより学習者は理論だけでなくそれが実際の状況にどのように適用されるかを理解するのに役立つのです。その結果として、従業員は自分たちの仕事を改善するための新しいアイデアやアプローチを生み出すことができます。

 

 

 

仲間内での知識共有セッション

仲間内での知識共有セッションは、学びを深め、多角的な視点を持つための重要な手段です。同じ研修を受けたメンバー同士で意見交換を行うことで、自身が見逃していた視点や理解が浅かった部分を補い、より深く理解することが可能になります。

 

また他者からのフィードバックや質問に回答することで自身の理解を言葉にする力も育つため、単なる知識の共有以上の効果が期待できます。このような取り組みを通じて、東京ITスクールの研修では実務で直接役立つ力を身につけることが可能です。

 

 

 

 

学びを実務で活かす戦略【定着】

最後に、定着による学びを実務で活かす戦略についてです。以下の方法があります。

 

・定期的なミーティングでの経験共有

・上司との連携強化

・目標設定の合意

・結果の共有と評価

・フィードバックの具体化とアクションプランへの落とし込み

・社内外のフォローアップ研修

・オンラインリソースとの連携

・スキルアップのための定期的な自己学習

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

定期的なミーティングでの経験共有

定期的なミーティングでの経験共有は、学習を実務に活かす重要な要素です。ミーティングでは各々が研修を通じて得た知識やスキルを共有し、それを実務にどのように取り入れたか、またそれらがどのように結果に結びついたかを話し合うことができます。

 

具体的な経験から得た教訓やアイデアの交換を行うことで、個々の知識やスキルがチーム全体の成果につながる機会を作ることができます。

 

また、他のメンバーの経験を聞くことで自身の課題解決のヒントを得ることも可能です。このように、定期的なミーティングでの経験共有は知識を深化させ、新たな視点を提供し実務での成果を最大限に引き出すための重要なプロセスです。

 

 

 

上司との連携強化

上司との連携強化は、学びを実務に活かすための重要な要素です。上司からの定期的なフィードバックと共に、具体的なタスクやプロジェクトでの適応性を高めるためのアドバイスが得られます。また上司が自身の役割と責任を明確に理解しそれをチームと共有することで、目標に対する共通の理解とアライメントが生まれます。

 

具体的には、目標達成のプロセスにおいて上司が果たすべき役割を明確にし、それを実施するための具体的な行動計画を立てることです。この連携を通じて、自身のスキル開発とチームの成果が同時に向上することが期待できます。

 

 

 

目標設定の合意

目標設定の合意は、学習を実務で活かす一つの重要なストラテジーです。目標は個々の業務のパフォーマンスを向上させる上で欠かせません。具体的な期待値を設定しそれに対するアクションプランを明確にします。そしてリーダーや上司との合意を得ることにより、個々の目標達成をサポートします。

 

 

 

結果の共有と評価

結果の共有と評価は、学びを実務で活かす戦略の一部です。このステップは、研修参加者が得た知識やスキルが実務にどの程度反映されているかを把握しそれに基づいて評価を行うために不可欠です。結果を共有することで、他の参加者やチーム全体がその成果を把握し学び合う機会にもなります。

 

評価は、個々の努力を公正に認め次のアクションプランを立てるための基盤となります。ここでは、具体的な指標や評価基準が重要となります。

 

 

 

フィードバックの具体化とアクションプランへの落とし込み

フィードバックの具体化とアクションプランへの落とし込みは、学習を実践で活かすために不可欠なフェーズです。

 

まずフィードバックは問題点だけでなく良い点を指摘することも重要で、それにより学習者は自身の強みを認識し自信を持つことができます。次に具体的なアクションプランを作成することでどのように改善すればよいかの方向性が明確となり、具体的な行動を起こしやすくなります。

 

たとえばあるIT企業では、個々の研修生に対するフィードバックを具体的にまとめ、その内容を基にアクションプランを作成。定期的にその進捗をチェックすることで学習の成果を最大化させる試みを行っています。

 

 

 

社内外のフォローアップ研修

学んだことを現場に活かすためには、研修が終わった後のフォローアップも重要です。社内外のフォローアップ研修を計画的に行うことで、新たな学びを維持しさらに深めることが可能となります。定期的に実施されるフォローアップ研修では、新たなスキルの適用状況や課題を共有し解決策を見つけるための議論が行われます。

 

多国籍企業では、異なる国や地域の担当者との情報交換の場となりグローバル視野を広げるきっかけにもなるため、その効果は計り知れません。

 

 

 

オンラインリソースとの連携

オンラインリソースとの連携は学習体験の強化に欠かせません。カンファレンスの動画や専門家によるブログ記事、テクノロジー企業の公式チュートリアルなど、充実したリソースは学習者の視野を広げ、実務への適用へとつなげる貴重なインプットになります。

 

重要なのは、これらのリソースを組織的に活用し各個人の学習進度や目標に合わせて最適化することです。

 

 

 

スキルアップのための定期的な自己学習

定期的な自己学習は、学びを実務で活かす戦略において欠かせない要素です。研修プログラムで学んだ知識や技術は、日々の業務中に活用しながら実践的に磨きながら理解を深めていきましょう。そのためには、自己学習の時間を確保することが必要です。

 

たとえば業務時間外に教材を見直したり、専門書を読んだり、オンライン上のリソースを活用したりします。こうした活動は自身のスキルを高めるだけでなく、新たな視点や問題解決策を見つける機会も増え更なる成長につながるでしょう。また定期的な自己学習は自己主導性を育て、自身のキャリア形成にも寄与します。

 

 

 

 

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 東京ITスクール 鈴原 
 講師としての登壇・研修運営の両面で社員教育の現場で15年以上携わる。
 企業のスタートアップにおける教育プログラムの企画・実施を専門とし、
 特にリーダーシップ育成、コミュニケーションスキルの向上に力を入れている。
 趣味は筋トレと映画鑑賞。

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