東京ITスクール 導入事例
株式会社エービーシー・ジャパン

『就予備。』で課題の「採用・育成」を解決できました。

株式会社エービーシー・ジャパンは、1997年に名古屋で設立されたシステム会社です。2008年に東京オフィスを設立。順調に業務を拡大しています。それにともなって採用活動は活発化。2022年から、東京オフィスの採用施策の一つに『就予備。』も加えていただき、3人の正社員の採用につながりました。

株式会社エービーシー・ジャパン
左:グループリーダー 本田 宗一様
右:代表取締役 竹内 一浩様
社名
株式会社エービーシー・ジャパン
業種
IT・情報通信
業務内容
システムインテグレーション、ソフトウェアの受託開発、IT導入支援サービスなど
所在地
愛知県
利用研修・サービス

これまでエービーシー・ジャパンが採用してきた人材は経験者のみでした。新卒についても、基本的にITに関して学んできた人に限られていました。そんな同社が、ポテンシャル層の採用をサポートする『就予備。』を利用。「今後は名古屋本社でも利用していきたい」との言葉をいただきました。『就予備。』を利用した経緯、どんな点が評価につながったのかなどを伺いました。

サポート体制があるから「スキル」ではなく「ウィル(意志)」で選べる。

まずは、エービーシー・ジャパンの概要から教えてください。

竹内様:当社は、1997年に名古屋で設立した会社です。システムインテグレーション、ソフトウェアの受託開発をはじめ、ITソリューションのさまざまなサービスを手掛けています。中でもWebサービスの開発やパッケージ製品の導入といったところの付加価値が高いソリューションを中心に手掛けています。

東京オフィスを設立したのは2008年です。名古屋のお客さまの多くは、東京にも拠点を構えています。「できれば、東京でも弊社と一緒にやっていきたい」といったご要望をいくつもいただきました。そうしたご要望に応えるために、東京にも拠点を構えることにしたのです。

当社は、1997年に名古屋で設立した会社です。

名古屋と東京では、どのような採用活動をしているのでしょうか。

竹内様:名古屋では新卒と中途を採用しています。人数については、毎年、新卒が4人前後、中途が1~2名です。東京オフィスに関しては、当初は、名古屋から東京への転勤というカタチでアサインしていたのですが、転勤を望まない社員も少なくありません。東京オフィスの社員は、名古屋から転勤をやめ、東京で採用しようということになったのです。

東京での採用をスタートさせたのは、開設当初からです。定期的な採用ではなく、採用人数もとくには決めていません。随時募集をしていて、弊社の社風に合う人がいれば採用するというスタイルです。これまでで、7人採用しました。

採用状況はいかがですか?

竹内様:この業界は、もともと人手不足の傾向が強かったのですが、少子化による人口減で、その傾向が顕著に表れるようになりました。スキルや経験などのハードルを上げれば、なかなか人が集まらない。

また、ここ数年採用した若い人の中には、壁にあたった時に辞めてしまう人も少数ではありますがいます。こうした傾向は、名古屋も東京も変わりませんね。こうした時に『就予備。』を知ったのです。

『就予備。』を知ったきっかけを教えてください。

竹内様:名古屋本社で新卒を対象にした新人研修を東京ITスクールにお願いしたことがきっかけです。それまでは、社内で新人教育を行っていたのですが、誰に習うかによって技術のレベルがマチマチになってしまう問題を抱えていました。それを平準化しようと考え、東京ITスクールに研修をお願いしました。

講師の質が高く、カリキュラムもしっかりしているため、技術にばらつきが出るという新人教育に関する問題は解決されました。新人教育の見通しが立ったところで、営業担当の方から「教育も大切ですが、採用ではお困りではないですか?」と『就予備。』をご提案いただきました。

実際に採用で困っていたし、何か新しい動きをする必要性は感じていたので、いいお話だと思いました。合わせて、『就予備。』の利用で使える助成金についても教えていただきました。それで試してみることにしたのです。

未経験者を採用することに不安はありませんでしたか?

竹内様:3カ月間にわたって基礎教育をきっちりやっていただけるので、それほど不安は感じませんでした。すでに名古屋本社の新卒の研修をお願いしていたので、そもそも研修の質の高さには納得していましたからね。

実際に研修がスタートすると、毎日の研修内容、身についたスキル、苦手なところ、克服できたところなどを報告してくれました。日々の進捗状況が分かるので、研修中は、まったく不安は感じませんでした。

未経験者の採用について東京オフィスの社員の意見はどうだったのでしょうか。

竹内様:東京オフィスでは、これまで経験者しか採用してきませんでした。名古屋本社では、新卒を採用していましたが、大学や専門学校なら基本的にITに関する学科を専攻した人、商業高校なら情報系などの勉強をしてきた人などとハードルを設けていました。

また、社員それぞれ「こういうスキルを持った人材が欲しい」という希望はあるのですが、現状ではある程度のスキルをもった人材、経験者の採用は難しい。そうした現状に対する理解が深まり、社員はイチから育てていこうという決断に共感してもらえたと思います。

採用から教育まで一貫した支援サービスだから使いやすい。

3名採用されましたが、面接のポイントはどんなところでしたか。

本田様:未経験者なので、これまでの面接と違って技術を見ることも、技術で判断することもできません。そこで重視したのは、「どれだけ自分を追い込んで勉強ができるのか」「ネガティブではなくポジティブシンキングができるのか」「ハングリー精神があるか」といった点でした。

また、ITの世界はとにかく進化が早いので、生涯、学び続ける姿勢があるかどうかも重要視なポイントですね。社内でよく使われる「スキル」よりも「ウィル」という観点で決めました。

社内でよく使われる「スキル」よりも「ウィル」という観点で決めました。

実際、採用された方は、どんな方々でしたか?

本田様:営業事務とか、鍼灸師とか、前職はITとは全くといっていいほど関係ない方たちでした。中には、パソコン操作すら大丈夫かなと思うような方もいました。しかし、どの方も、他の業界で一生懸命やってきた人ばかりです。そうした人たちが、ある意味、手に職をつけたいという強い気持ちでがんばろうとしている。モチベーションは、経験者の方たちよりも、むしろ高いと思いました。

3人採用されましたが、同時に採用したのですか?

本田様:採用の時期はずれています。最初に採用した人が、今、まさに開発プロジェクトでOJTに取り組んでいる真っ最中で、二人目が今週から配属されました。

最初に紹介された方が、とにかく素晴らしかった。面接の受け答えがしっかりしている上に礼儀正しい。この方がよかったので、あと一人、もう一人と、結局、3人の紹介をお願いすることになったのです。

実際に採用して3人の方はいかがでした?

本田様:まだ、プロジェクトにアサインしたのが一人だけなので、何とも言えませんが、研修の時点では、みな、努力を重ね、自身の伸びしろをきちんと埋めていました。その方に関しては、IT業界は未経験ですが社会人経験を活かして現場では協調性があると、なかなか好評です。

最初に紹介された方が、とにかく素晴らしかった。

最後に、『就予備。』を利用した感想をお願いいたします。

竹内様:実際に『就予備。』を利用してみて、採用と育成という一貫した支援サービスは、素晴らしいと思いました。現在、東京オフィスは26期目ですが、30期までに社員数を20名に増やしたいと思っています。また、名古屋についても60名に増やし、東京名古屋合わせて現在の50名から80名体制にすることを目指しています。
そのためにも、東京はもちろん、名古屋でも採用は『就予備。』を軸に進めたいと考えています。

今後は新卒紹介でも、ご支援できるよう努めさせていただきます。本日はありがとうございました。 

インタビュー・文/竹内 三保子
写真/大澤 誠

株式会社エービーシー・ジャパン竹内様、本田様
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