株式会社アイ・アイ・エス様は、2006年に設立。「会社において唯一の財産は人材である」というスローガンの基、ソフトウェアの開発 メーカー及び大手SI会社向けソフトウェアの開発を行っている。システムシェアードの教育事業開始当時から、教育サービスをご利用いただいている。
システムシェアードに出会い、「人が学ぶということに本気で向き合わなければ」と思いました。
御社は、当社が教育事業をスタートさせて間もない頃からお取引いただいております。
御社の会長の「会社において唯一の財産は人材である」という言葉があるように、もともと人材教育には力を入れる風土でいらっしゃったのでしょうか。
室井様:人材を育てたいという想いは頭の片隅にありました。しかしながら、しっかり体系立てて教育制度を作っていたかというとそうではありません。技術を習得する方法は、上司や先輩の背中を見て学べという考え方が強かったかと思います。
私としては、システムシェアードさんと出会ったときに、「人に対して教えるとか、人が学ぶというところの姿勢」にきちんと向き合わなければならないなと思いました。向き合っていくうちに、一つ一つ教育をしていく、そういったことが重要なのではないかと感じました。
向き合わななければならないと思ったきっかけ、エピソードなどはありますか。
室井様:以前は技術的なものは、使う言語や領域のことだけを理解してくれていればよいと思っている部分がありました。しかし、環境依存など言語だけでは網羅していないと感じました。もう少し視野を広げて考えていかないと「育成」ではないなと感じたのです。
それは当社の研修を見ていただいたタイミングでそういった思いに変わられたということでしょうか。
室井様:そうですね。研修スタート時は、学生生活の延長線上で研修を受けてしまっていると感じる者が数名いました。しかし、研修を受けている中で態度が変わっていく様子を目の当たりにしました。
研修とは、必要な知識をインプットさせるだけではないと思い知ったタイミングとも言えるかもしれません。
研修中も研修の状況をウォッチしていただいたからこそ、お考えになることも多かったということなのでしょうか。
室井様:それもあるかもしれません。しかし、やはりこの仕事は過程も大事ですが成果物が何よりも大事であると考えています。御社の研修は、最終日に受講生が成果発表会を行うので、その成果物を見てもどれだけ本気で研修に取り組んだのかということが分かりますね。
毎年研修会社をくまなくチェックしますが、結局御社を導入しています。
当社の研修を毎年導入いただいておりますが、近年の当社の研修をご覧になって何か感じられることはございますか。
室井様:年々、カリキュラムがしっかりしてきていると感じます。毎年カリキュラムがリメイクされていますし、毎年トレンドを組み込まれていると感じます。
ありがとうございます。
毎年当社の研修を導入いただいているとはいえ、これだけ研修会社があると比較検討もされていると思います。その中で毎年、当社をお選びいただける理由はどういったものがあるのでしょうか。
室井様:比較検討は毎年しています。同業各社にどこの研修会社と取引しているかも聞いていますし、毎年くまなくチェックしていますよ。しかし結局、御社を導入していますね。
その理由は、やはりサポート体制だと思います。我々、研修を受けさせる側と受講生の双方に対して、しっかりサポートしてもらえていると感じています。
成果物のクオリティをチームで担保する。それをリアルに体験できることが魅力です。
運営側、受講生側どちらもサポート体制をご評価いただいているのは、どういったところでしょうか。
室井様:まず運営側に対しては、私たちの考えや特性を理解していただけていると感じるところや、研修開始後も親身になってくれるところがよいなと感じています。受講生に対しては、時間外サポートやフォローアップ研修を臨機応変に行っていただけるところがよいと感じています。受講生によって、土台や習熟度が異なりますので、非常によいと感じています。
また、サポートとは別の話ですがカリキュラムの中身もよいと強く感じているのが、チーム演習です。御社はチーム演習に力を入れているところが非常に魅力的ですね。
IT業界は、現場に入ると特定の人と仕事をするよりも、色々な人とチームになって開発して、結果を出すことが求められます。そういった過程を研修段階から経験することができるのがよいと思っています。
当社のチーム演習は、オープン研修の場合は基本的に企業の枠を超えたチーム構成をしているので、リアル感はさらにあるかもしれませんね。
菅野様:そうですね。成果物のクオリティは誰か一人の適当な仕事で一気に下がってしまいます。また、それをチームで担保するということは難しいことだとは思います。そのチームを、よく知らない相手と作るということは実は難しいことだと思います。そういった意味でも、各社の新人の方と一緒にチームになって仕事をするこのチーム演習は、受講生がリアルに仕事を感じることができるものだと感じています。
ありがとうございます。今後、当社に求めることにはどんなものがありますでしょうか。
菅野様:これからもIT業界は著しい変化があると考えられます。その中で、もっとバリエーションを増やしたカリキュラムにしていただき、教育という面でサポートいただけると嬉しいなと感じています。