【研修担当者必見】新入社員研修の成功の秘訣とは?
公開日:2024年06⽉14⽇最終更新日:2024年06⽉14⽇
新入社員の成長の一歩目を担う新人研修。
そんな大事なイベントだからこそ、研修担当者としては不安も大きいですよね。この記事ではそんな不安を解消するための「新人研修成功のポイント」を詳しくご紹介します。
注意すべきポイントだけでなく、成功のためのTIPSも交えてご紹介いたしますので、研修担当者の方は是非ご一読ください。
研修の目的とは
まずは新入社員研修の目的をきちんと理解しておきましょう。新人社員研修の目的は【一人前の社会人として働くための土台を築くこと】です。そのために業務遂行に必要なスキルや知識を身に付け、社会人としてのマナーを学ぶ必要があります。その身に付けるべきスキルや知識をデザインするのが研修担当者の仕事です。
成功に導くための5ステップ
ここからは、新人研修成功のための具体的なステップをご紹介していきます。ご自身のお悩みに合わせて必要な部分を取り入れてみてくださいね。
①研修の全体スケジュールを明確に
研修の全体スケジュールは、新入社員が「いつまでに何を身に付けるべきか」の指標となる、とても重要な項目です。必ず研修に参加する全員が把握できるよう、スケジュール表を共有するなどして、環境を整えておきましょう。
具体的なスケジュールの立て方は以下の通りです。
1.研修の期間を設定
短すぎると新入社員が必要なスキルを習得できず、長すぎると業務に影響が出る恐れがあります。現場社員とも相談しながら適切な期間を設定しましょう。
2.期間内の各日の研修内容と時間配分を決定
ここでは、講義と実務研修のバランスを考慮しつつ、新入社員のレベル感に合わせて組み立てていきましょう。しっかりと休憩の時間や復習の時間を挟むことも大切です。無理のない計画を立てましょう。
3.各フローごとのゴールの設定
新入社員が「今の自分の立ち位置」を把握できる環境を作ることで、研修効果を最大化させることができます。期間内に何の講義を受けてどんな知識を身に付けるのかは、事前にきちんと周知しておきましょう。
②講義内容の選定
新入社員研修を組み立てる上で最も重要になるのが講義内容の選定。研修効果を最大化させるためにも、社会人としての基礎マナーだけでなく、「現場で使えるスキルを身に付ける」ことをゴールに据えましょう。
具体的には、ビジネスマナー研修だけでなく、専門職として必要なハードスキル研修を組み合わせることがおすすめです。IT企業ならプログラミングやプロジェクト管理の講義などを入れてもいいかもしれません。新入社員の事前知識やスキルレベルも考慮したうえで、現場社員と相談しながらゴールを定めていきましょう。
③講師の選定とトレーナー育成
講義内容が決まったら、その講師とトレーナーを選定していきましょう。
研修の定着率は、教える人の「伝え方のスキル」に大いに左右されますし、「わからない点を先輩にすぐ聞ける環境があるか否か」も重要な観点です。専門的な知識の有無も重要ですが、それ以上に指導力やコーチング力・コミュニケーション能力があるかを意識して、選定していきましょう。
もし適切な人材が見当たらない場合には、外部講師に依頼するのも1つの手です。後々ご紹介する研修会社なども視野に入れてみてくださいね。
④メンタルサポート体制の整備
研修担当者が見落としがちなのがこのメンタルサポートという観点。
新入社員が抱える「慣れない環境で知識を獲得しなければならないプレッシャー」は、非常に大きなストレスであることを忘れてはいけません。そのストレスを放置したままだと確実にパフォーマンスに悪影響が出ます。
このリスクを避けるためにも、研修プログラムにはカウンセリングやメンター制度を設けて「不安な気持ちを吐き出せる場所」を整えることをおすすめします。また、グループアクティビティやチームビルディングを組み込むことで、新入社員同士のコミュニティ形成を促し「身近に相談できる人がいる環境」を整えていくことも効果的です。新入社員の立場に寄り添って、「自分だったら何に困るだろう」と考えながらサポート体制を組み立てていきましょう。
⑤継続的なスキル評価とフィードバック
研修効果を最大化させるためにも、継続的なスキル評価とフィードバックは必要不可欠です。
定期的にスキルを評価しその結果を用いて次の月の目標を定めることで、個人に合わせたトレーニング計画を立てることができるようになります。また、このスキル評価があることで新入社員自ら振り返りを行う習慣が定着し、自己改善の動機付けにもつながります。
自主的にスキルを磨こうとする姿勢を育てるためにも、フィードバックの機会をきちんと確保していきましょう。
また、これらのフローを行うことで研修プログラムの有効性も検証することができ、次年度の研修計画に役立つ情報を得ることができます。新人研修をさらにレベルアップさせていくためにも、ぜひこのフローを取り入れてみてくださいね。
新人研修を行う上で注意すべきポイントとは?
ここからは、新人研修を行う上で担当者が注意すべきポイントについてご紹介します。意外と見落としがちなポイントについても取り上げていきますので、ぜひ一度目を通してみてください。
①研修結果を定量的に評価する
新入社員研修の成果は、個人的な印象に左右されがちです。ただ「雰囲気が良かったから」「新人が楽しそうに取り組んでいたから」というだけで成功とみなさずに、定量的に評価できる環境を整えましょう。
具体的には、参加者の反応や理解度を直接確認できるアンケートの実施が有効です。また、業績やKPIといった具体的な指標に基づく評価体系も重要でしょう。研修後の行動変化や業績向上を確認することで、研修が実際の業務にどの程度貢献しているのかを把握することができます。これらの指標をもとに新人研修の振り返りを行うことで次年度以降の研修をさらに良いものにしていきましょう。
1.アンケートによるフィードバック収集
新入社員の意見や感想を直接伺うためのアンケートは、研修の現場の実情を引き出すための重要なステップです。研修の内容や雰囲気、具体的なスキル習得度など、具体的なフィードバックを得ることができます。また、直接言いづらい不満なども、匿名性のアンケートなら回答してくれるかもしれません。社員の本音を引き出すためにも、ぜひアンケートによるフィードバック収集を導入しましょう。
2.KPIに基づいた評価体系
KPIは、目標達成度を測るための指標です。新入社員が研修で学んだ知識や技術が、実際の業務でどの程度生かされているかを評価することができます。例えば、研修後の業務効率の向上や、新しいアイデアの提案数などを定量的に評価することでスキルの獲得度合いを測ることができます。企業や職種によって求めるKPIは異なるので、それぞれに合わせた指標をきちんと設定しておきましょう。
②フォローアップ研修の実施
フォローアップ研修の計画は、新入社員が初期研修で学んだ知識や技能をより深く身に付け、継続的にスキルを磨くために重要です。新入社員が日々の業務で直面する課題解決やスキルの向上を視野に入れた具体的なゴールを設定していきましょう。
また、内容についても初期研修で学んだ教材を再確認するレビューから、新しい課題や業務に関連した研修まで、新入社員の成長に合わせて柔軟に選定することが重要です。業務と研修を両立できるよう配慮しながら、計画的に実施していきましょう。
③自発的に学べる環境の整備
意外と見落としがちなのがこの「自発的に学べる環境の整備」。
新入社員研修終了後も、社員の成長意欲を持続させるためには、自己学習のためのリソースに「簡単にアクセスできること」が重要となります。具体的には、さまざまな業界のビジネス書、専門書、オンラインコースやウェビナーを提供すること等があげられます。外部の研修パッケージなども利用しながら、しっかりと整備していきましょう。
どうしても不安な時は、プロに頼れば確実
「成功のためのポイントや注意点はわかったけど、やっぱりまだ不安…。」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。新入社員の今後のキャリアを左右するからにはやっぱり万全を期したいですよね。そんな方には、外部研修の利用がおすすめ。
その中でも、東京ITスクールは、圧倒的な企業向け研修の実績があるので特におすすめです。
具体的なコースやプログラム内容の密度の濃さはもちろん、企業のニーズに合わせて内容をカスタマイズすることも可能で「自社だけの研修フロー」を簡単に作ることができます。もう一人で頭を悩ませる必要もありません。
研修プログラムの設計から実施、評価までサポートできますので、教育の仕組みがまだ整っていない場合も安心です。
さらに、東京ITスクールの教育内容は、常に市場や業界のトレンドに基づいて更新されています。IT領域の知識・スキルは日進月歩で変化するため、最新のトレンドを取り入れた研修は新入社員のスキルアップに欠かせません。スクールとしての強みを活かし、変化に対応した柔軟な教育を提供しています。
東京ITスクールで効果が出る理由
そうはいっても本当に効果が出るのか不安ですよね。ここからは東京ITスクールで効果が出る理由をご紹介していきます。
① 確かな教育実績に基づく、確かな研修プログラム
東京ITスクールでは、13,000人以上の社員教育実績に基づく、効果的な研修プログラムを豊富にご用意しています。実務へ速やかに活用できるよう工夫されており、必要な知識・スキルを効率的に学ぶことが可能です。
② 座学×実践で「すぐに使える知識」が身に付く
東京ITスクールでは、座学だけでなく実践やワークを豊富に採り入れ、手を動かすことで定着を促します。インプットとアウトプットをバランスよく行い、現場でしっかりと活きる学びをご提供します。
もしもご質問やご興味がございましたら、些細なことでも構いませんので、お気軽にご連絡ください。
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SESで現場PG、SEとして活躍後、受託開発のPMとして多数の開発プロジェクトを経験。
主に金融系案件を担当。
現在はこれまでの経験を活かして東京ITスクールのカリキュラムや教材開発業務に従事。
趣味はサイクリング。