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研修で段取りを学ぶ!効率の良いマネジメントの基礎とは

公開日:2024年07⽉13⽇最終更新日:2024年07⽉13⽇

研修で段取りを学ぶ!効率の良いマネジメントの基礎とは

日々の業務に当たる際、忙しい人ほど大切になるのが段取り力です。自然に身に付いている人もいるかもしれませんが、研修で段取りを学ぶことは生産性向上のためにも役立つでしょう。

 

この記事では研修で段取りを学ぶことについてまとめます。以下の内容を具体的に解説していきます。

 

・段取り力とは何か

・研修における実践的なアプローチ

・効率の良い段取りの技法

・現場での応用方法

 

研修の担当者の方、リーダー職や経営陣の方は参考にしてみてください。

段取り力の基礎概念

まず、段取り力の基礎概念について解説します。以下の側面からまとめます。

 

・段取り力とは何か

・効率的な段取り力の重要性

・マネジメントとリーダーシップの違い

・目標設定の方法

・チームマネジメントの基本原則

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

段取り力とは何か

段取り力とは、タスクやプロジェクトを円滑かつ効率的に進めるための能力を指します。この力を持つ人は、目標達成のためのステップを明確に計画しそれを順序立てて実行することが得意です。また予期せぬ問題が発生した場合でも、素早く対処しプランを修正できます。

 

たとえば飲食店のスタッフが顧客の注文を上手く管理し注文から提供までの時間を最小限に抑える能力を持っているとするなら、これは典型的な段取り力の一例と言えます。この力は、効率的な業務遂行と時間管理の両方を可能にし個々の生産性と組織全体の成功に寄与します。

 

 

 

効率的な段取り力の重要性

段取り力の向上はビジネスを円滑に進め、企業の競争力を高める上で非常に重要な要素です。それはなぜかと言えば、効率的な段取り力は業務の流れをスムーズにし時間とリソースを適切に管理することが可能になるからです。

 

段取り力は、組織全体の生産性を向上させ、結果的にはビジネスの成功につながります。そのため、段取り力を鍛えることは経営陣にとっても社員にとっても大いに価値があるのです。

 

 

 

マネジメントとリーダーシップの違い

マネジメントとリーダーシップ、これらはしばしば混同されがちですが、本質的には異なる概念です。

 

マネジメントは、組織の運用や制度を管理し日々の業務をスムーズに進めるための役割を担っています。具体的には、業務の計画、組織の構築、人材の開発、コントロールなどが含まれます。

 

一方、リーダーシップは、他人を導き、育て、影響力を行使する能力を指します。これには、ビジョンの提示、チームの統率、信頼の構築、他人の成長を促すなどが含まれます。

 

研究では、優れたリーダーシップとマネジメントのバランスが企業の持続的な成功に寄与することが示されています。両者は異なる役割を果たすものの、一体となって組織を運営していくことが求められます。

 

 

 

目標設定の方法

目標設定は、成果を達成するための道筋を明確にする重要なプロセスです。具体的かつ明瞭な目標を設定することでチーム全体のモチベーション向上や行動指針の明確化に寄与します。

 

目標設定の方法としては、SMART原則が有名です。これは、Specific(具体的)、Measurable(測定可能)、Achievable(達成可能)、Relevant(関連性)、Time-bound(時間制限)の頭文字を取ったものです。具体的には、目標が明確で詳細な内容を含んでいること、進捗が測定可能であること、現実的に達成可能な規模であること、チームの目標やビジョンと関連していること、そして達成期限が設けられていることを意味します。

 

このように、SMART原則に基づく目標設定は、段取り力を高め、効率的な働き方を実現するための基本となります。

 

 

 

チームマネジメントの基本原則

チームマネジメントの基本原則は、明確な目標設定、オープンなコミュニケーション、そして公正な評価の3つが主に挙げられます。

 

明確な目標設定とは、メンバー全体が共有し理解することができる明確な目標を設定することを指します。これによりチーム全体の方向性と進行方向がはっきりし生産性が向上します。

 

次にオープンなコミュニケーションは、情報共有を円滑にし意思決定の透明性を高める働きをします。メンバーが自由に意見を交換し情報を共有することで互いの理解を深め、チームの結束力を高めます。

 

最後に公正な評価とは、目標達成度や成果に応じて、個々のパフォーマンスを公正に評価しフィードバックすることです。これによりメンバーのモチベーション向上とスキルアップにつながります。

 

これらの基本原則に従うことでチーム全体のパフォーマンス向上と共に、個々の成長も促進されます。

 

 

 

 

研修プログラムの紹介

次に、研修プログラムを紹介していきます。以下の通りです。

 

・研修の目的と期待される成果

・研修の内容と流れ

・研修における実践的なアプローチ

・参加者の声から見る研修の効果

 

1つずつ見ていきましょう。

 

 

 

研修の目的と期待される成果

本研修の目的は、参加者の’段取り力’を強化しマネジメント能力を高めることです。効率的な段取り力は、業務をスムーズに進め、組織の生産性を向上させます。この研修を通じて、参加者は段取りの基本から高度な技術までを学び、日々の業務に活かすことができます。

 

期待される成果としては、タスクの優先順位付けやスケジュール管理が改善しプロジェクトの遅延やミスが減少することです。またチーム間のコミュニケーションがスムーズになり、問題解決のスピードが加速します。これらの結果、組織全体の生産性と効率性が向上し顧客満足度も高まると期待されます。

 

 

 

研修の内容と流れ

まず基本的なマネジメントとリーダーシップの理論を学びます。これには、効率的な段取り力とその重要性、マネジメントとリーダーシップの違い、目標設定の方法、チームマネジメントの基本原則が含まれます。

 

次に効率の良い段取りの技法を学びます。ここで学ぶ内容はスケジュール管理の基本、優先順位付け、タスクの分割と配分、コミュニケーションツールの使い方、問題解決のプロセスなどです。学習した理論を元に、実際の職場での応用例を検討しフィードバック方法を学びます。

 

最後のステップは、得た知識と技能を使ってチーム全体の段取りを改善する戦略を立てることです。全ての学びはインタラクティブな実践を通じて行われ、途中で疑問点や課題についてのディスカッションを行います。

 

この繰り返しにより理論を身につけ、それを活用する方法を実際に理解できます。

 

 

 

研修における実践的なアプローチ

研修プログラムでは、ただ理論を教えるだけでなく実践的なアプローチを取ることが重要です。なぜなら、実際の場面でのスキルの適用が求められるからです。具体的な演習やケーススタディを取り入れることで理論を具体的な状況に落とし込む力が養われます。

 

たとえば、エンジニア研修では、実際の業務から取り上げた課題を解決するプロジェクトを組むことがあります。このアプローチにより単に知識を身につけるだけでなくその知識を使って問題を解決する力が身につきます。

 

またフィードバックを受けることで自己理解が深まり、より具体的な改善点が明確になります。これらは段取り力を身につける上で欠かせない要素です。

 

 

 

参加者の声から見る研修の効果

「参加者の声から見る研修の効果」というテーマで言えば、研修を通じて得た成果や感想は当然重要です。

 

具体的な声としては、「段取り力の向上により仕事の進行がスムーズになった」「研修の内容が具体的適用方法まで含まれており、即座に現場で使えるようになった」などが挙げられます。また一部の企業では、研修参加後の生産性向上や効率化の実績を報告しており、「より業務を柔軟にこなせるようになった」「チーム全体の業績向上に貢献した」などのフィードバックも寄せられています。

 

これらの声は、実際の研修結果の良さを証明する証拠となります。結果的に、これらの参加者の声は、我々が提供する研修プログラムの有効性と価値を具現化しています。

 

 

 

 

効率の良い段取りの技法

次に、効率の良い段取りの技法について解説します。以下の側面からまとめます。

 

・スケジュール管理の基本

・優先順位付けの方法

・タスクの分割と配分

・コミュニケーションツールの使い方

・問題解決のプロセス

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

スケジュール管理の基本

スケジュール管理の基本とは、企業の業務効率を高め、プロジェクトを滞りなく進めるための重要な手法となります。

 

まずは、全体のスケジュールを把握しその中での各タスクの重要度を評価することから始めます。次に各タスクを進めるために必要なリソースを評価し、それぞれに適切な時間を割り当てます。さらにスケジュールの進行状況を定期的に確認し、必要に応じて調整を行うことが重要です。

 

これらの一連のプロセスは、時間を最大限に活用し企業全体の生産性を高める上で重要な要素となります。

 

 

 

優先順位付けの方法

優先順位付けの方法は、効率的なタスク管理を達成するための重要なステップです。この方法は、一見してすべての作業が重要に見える場合でも、どの作業が最も価値があるかを判断するのに役立ちます。

 

具体的な手法としては、アイゼンハワーボックスがあります。この方法では、タスクを「重要かつ緊急」「重要だが緊急ではない」「緊急だが重要ではない」「重要でも緊急でもない」の4つに分類します。これにより緊急性と重要性に基づいてタスクをプライオリティ順に整理できます。

 

またパレートの法則(80/20の原則)も活用できます。この法則は、全体の効果の80%は全体の原因の20%から生じるという考え方で、この原則に基づいてタスクを評価すれば、最も価値ある結果を生むタスクに焦点を絞ることができます。

 

 

 

タスクの分割と配分

タスクの分割と配分について考えるとき、まずはタスクの全体像を理解することが重要です。大きなタスクを小さな部分に分けることは、タスクの管理を容易にし進捗の把握を助けます。

 

具体的なタスク分割の方法は、タスクの性質や目的により異なりますが、一般的には、目的に向かって進むための各段階を個別のタスクとして扱います。これらの小タスクを個々のメンバーやチームに分配することで効率的にタスクを進行できます。配分する際には、各メンバーのスキルや経験、現在の仕事量などを考慮しフェアな分担を心掛けましょう。

 

タスクの分割と配分は、プロジェクトを効率的に進行させ、成功に導くための欠かせないステップです。

 

 

 

コミュニケーションツールの使い方

ビジネスにおけるコミュニケーションは、チーム内での情報共有や課題解決、関係性構築に不可欠な要素です。適切なコミュニケーションツールの活用は、これらを効率良く進めるための秘訣と言えるでしょう。

 

一つ目には、即時性の高いコミュニケーションツールとして、チャットツールが挙げられます。SlackやTeamsなどは、リアルタイムでの情報共有や意思疎通を可能にし企業内の連携を強化します。

 

二つ目には、情報の蓄積と共有に適したツールとして、WikiやGoogle Docsがあります。誰でも編集や参照が可能で差分も確認できるため、プロジェクトや企業の知識を一元管理するのに最適です。

 

最後にリモートワークが進む現状では、ビデオ通話ツールも欠かせません。ZoomやGoogle Meetなどを活用すれば、顔を見て会話ができるため、コミュニケーションの質を高めることが可能です。

 

これらのツールを適切に選び、活用することで企業やチームの段取り力を向上させることができます。

 

 

 

問題解決のプロセス

問題解決のプロセスは、段取り力を最大限に引き出すための重要なスキルの一部です。

 

まず問題を明確に識別し定義することが必要です。続いて、その原因を特定し可能な解決策を複数洗い出します。この時点で、評価基準を設け、最適な選択肢を選び出すことが求められます。最終的には選択した解決策を実行しその結果を評価。必要に応じて調整を行ったり新たな問題が生じていないかを確認します。

 

この一連の流れはPDCAサイクルとも呼ばれ、企業のビジネスプロセス改善と密接に関わっています。このサイクルを回すことで問題解決は一時的な対策から恒常的な改善へと進化を遂げ、企業全体の生産性向上に寄与します。だからこそ、問題解決のプロセスを理解し段取り力に組み込むことが必要なのです。

 

 

 

 

現場での応用方法

最後に、現場での応用方法です。以下の内容に分けて解説します。

 

・実際の職場での応用例

・効果的なフィードバック方法

・学んだ技法の改善と適用

・チーム全体の段取り向上策

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

実際の職場での応用例

実際の職場で段取り力を活用して成果を上げた例として、あるIT企業のプロジェクトが挙げられます。この企業では新たな製品開発を推進していましたが、タスクの多さと人手不足で遅延が続いていました。そこで段取り力研修を受けたプロジェクトリーダーが、新たなアプローチを取り入れました。

 

まず全体のタスクをわかりやすく分割し各メンバーの能力とタスクの難易度を考慮して配分。次にプロジェクトの優先順位を明確にしコミュニケーションツールを活用して情報共有を行いました。結果、製品開発は予定通りに進み、プロジェクトメンバーの負担も軽減されました。

 

このケースでは、段取り力を活かすことで効率的な業務遂行とチームの働きやすさが両立されたと言えます。

 

 

 

効果的なフィードバック方法

効果的なフィードバックとは、具体的で適切なタイミングで提供されるものであり、その人の行動やパフォーマンスを向上させることを目指します。

 

まずフィードバックは「具体的」であるべきです。何に対して、どのように改善すれば良いのかを明確に指示することが重要です。

 

またフィードバックは「適切なタイミング」で提供されるべきです。行動が行われた直後や問題が発生した直後など、受け取った人がその情報を活用できるタイミングが最適です。フィードバックを受ける方からすれば、自身の行動について客観的な視点からの意見を聞くことで、自己理解を深め自身の行動について新たな視点を持つことができます。

 

 

 

学んだ技法の改善と適用

新たに学んだ技法の効果を最大限に引き出すためには、それを適宜見直し改善し自身やチームの業務に適用していくことが必要です。

 

また習得した技法の改善や適用は一度きりではなく繰り返し行うべきです。期間を置いて反省・検討会を開催し、もっと良い運用方法がないか追求することが、継続的な成果を生み出す鍵となります。

 

 

 

チーム全体の段取り向上策

チーム全体の段取り向上策とは、集団の生産性と効率を最大化するための戦略です。

 

一つ目は、全員が理解できる明確な目標を設定すること。これによりチーム全体が揃った方向を持つことができます。二つ目は、各メンバーの役割と責任を明確に定義し適切なタスクを割り当てることです。これによりチーム全体の生産性を向上させることができます。三つ目は、定期的なフィードバックとコミュニケーションの確保です。これによりチーム内での誤解や混乱を避けることができます。最後に技術の活用も忘れてはなりません。たとえばタスク管理ツールやスケジューリングソフトウェアのうまい活用は、チームの効率を大幅に向上させることができます。

 

これらの戦略を採用することでチーム全体の段取り力を高めることが可能となります。

 

 

 

 

東京ITスクールの効率化の研修で段取り力アップ

段取りとは効率化と言い換えることもできます。東京ITスクールでは、対象や具体的な業務の場面に応じた効率化の研修を多数ご用意しています。ぜひ段取り力アップのために、東京ITスクールの講座をご活用ください。以下、一部をご紹介します。

 

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東京ITスクールでは、実践的な内容を経験豊かなプロ講師が指導します。

 

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もしもご質問やご興味がおありの場合、まずはお問い合わせください。このページの最上部と最下部に連絡先があります。些細なことでも構いませんので、お気軽にご連絡ください。

 

 

 

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 東京ITスクール 鈴原 
 講師としての登壇・研修運営の両面で社員教育の現場で15年以上携わる。
 企業のスタートアップにおける教育プログラムの企画・実施を専門とし、
 特にリーダーシップ育成、コミュニケーションスキルの向上に力を入れている。
 趣味は筋トレと映画鑑賞。

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