【研修の種類と形式まとめ】効果的な選び方を解説
公開日:2024年06⽉28⽇最終更新日:2024年06⽉28⽇
人材育成をする上で欠かすことのできない研修。しかし、種類が多岐にわたる研修の選び方に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
この記事を通じて、
1)研修の種類と形式の概要
2)それぞれのメリット・デメリット
3)適切な研修の選び方
を学ぶことができます。それぞれの研修形式の特性を理解し、あなたの組織にフィットする最適な研修を選ぶためのご参考になれば幸いです。
オンライン研修
オンライン研修は、インターネットを利用して遠隔地からでも参加できる研修形式です。場所を選ばずに学習を進めることが可能で、企業の教育・訓練ニーズを幅広くカバーします。
また、教材の共有や双方向のコミュニケーションも容易で、時間や距離の制約なく、柔軟な学習スケジュールを設定できます。
オンライン研修のメリット
オンライン研修のメリットは、自社の任意のスペースや従業員の自宅など、受講場所を自由に選べる点が挙げられます。自宅やオフィスから受講できるということは、外部の研修会場を押さえる費用や人員コストが発生せず、経済的でもあります。
リアルタイムの双方向コミュニケーションが可能で、質問やフィードバックを即座に行うこともできます。
オンライン研修のデメリット
一方、オンライン研修のデメリットは、直接的な人間関係を構築しにくいという点です。対面ならではの自然なコミュニケーションが難しい点については、工夫の余地があるでしょう。
また、参加者の集中力を維持するためには、独自の教育技術や工夫が必要となります。
オフライン研修
オフライン研修は、一つの場所に集まり、直接対面で行う研修方式で、業務における具体的な技術やスキルを教える際に特に効果的です。
直接顔を合わせて学ぶことから、コミュニケーションスキルやチームワーク能力向上を目指す場合も、実際に人間関係を形成しながら学べる環境が提供できます。
オフライン研修のメリット
オフライン研修のメリットは、その直接的なコミュニケーションと即時性にあります。対面で行われるため、講師と受講者間、あるいは受講者同士の自然なコミュニケーションが可能です。
同じ空間を共有するため、質問やフィードバックもしやすい環境を提供できます。また、身体を使った体験型研修にも適しています。
オフライン研修のデメリット
一方、オフライン研修のデメリットは、場所や時間の制約が生じる点です。受講者全員が同じ場所に集まる必要があるため、地域や時間帯によっては参加が難しいケースもあります。
拠点が複数あり、一か所に同時に集まることが難しい場合や、通常業務を行いながらの研修であれば、移動の心配がないオンライン研修のほうが参加しやすいでしょう。
ハイブリッド研修
ハイブリッド研修は、オンラインとオフライン研修を柔軟に組み合わせたものであり、双方のメリットを享受できる研修方法です。
ハイブリッド研修のメリット
ハイブリッド研修は、オンライン研修のリモートでの利便性と、オフライン研修の対面による深い理解と人間的なコミュニケーションの両方を兼ね備えています。
これにより、より広い範囲で、深い学びを提供できる利点があります。
ハイブリッド研修のデメリット
ハイブリッド研修は、オンラインとオフラインの良い部分を兼ね備えたとても有効な研修スタイルである反面、実施方法に適した学習内容をしっかり構築できないと、そのメリットを享受することができず、うまく効果が上がりにくいという懸念点があります。
社員の研修ニーズ、学習スタイル、職務内容などをよく考慮して、最適なハイブリッド研修をプランニングしましょう。それぞれの実施方法に合わせたカリキュラムを設計することがとても重要です。
研修カリキュラムの選び方
研修カリキュラムの選び方について、その重要性を理解していますか?人材育成を成功へ導くためには、各社員のスキルやニーズに適したカリキュラムの選択が鍵となります。
ここからは、
①目的に合わせたカリキュラム選定、
②効果的な学習方法の選び方、
③成果の可視化と評価方法
について、具体的な手段と共に解説します。
目的に合わせたカリキュラム選定
研修カリキュラムの選定は、その研修の目的により大きく左右されます。効果的な研修を実施するためには、まず具体的な目的を設定し、その目的に対して最も適したカリキュラムを選定することが重要です。
例えば、新入社員のオリエンテーションでは基礎的な社会人スキルの習得を目指すかもしれませんが、営業チームのスキルアップ研修では高度な営業テクニックや知識の習得が目的となるでしょう。
また、エンジニア育成研修には、最新の技術トレンドを理解するための枠組みやツールについて学ぶカリキュラムも必要になるでしょう。
目的により、必要なスキルや知識は大きく変わります。目的を明確に設定し、そこから最適なカリキュラムを選んでいきましょう。
効果的な学習方法の選び方
効果的な学習方法を選ぶためには、学習者の目的やニーズ、特性を理解することが重要です。例えば、テクニカルなスキルを向上させたい場合、実践的な学習やプロジェクトベースの学習が有効です。
一方、コミュニケーションスキルやリーダーシップスキルなどに焦点を当てたい場合には、ロールプレイやケーススタディ、ディスカッションなどの対話型の学習方法が効果的です。
また、学習者の年代やスキルレベルによっても、適切な学習方法は異なります。これらを考慮に入れた上で、最も効果的な学習方法を選択しましょう。
成果の可視化と評価方法
研修で得られる成果を可視化するためには、実務に活かせる実践力が増した点や、新しい知識を吸収した箇所を明確にすることが大切です。
また、評価方法については、定期的なテストやフィードバック機能を活用し、理解度や実践能力を数値化することで、社員一人ひとりの成長を確認しやすくすることが重要です。
これにより、研修の効果を明確に把握し、次のステップへと進むための改善点を見つけることが可能になります。
カリキュラムの調整と改善
初めて研修を行う際は、全てがスムーズに進むわけではなく、途中で問題が発生したり、効果が出ない場合もあります。
そのような時には、カリキュラムを調整し、改善する必要があります。具体的には、参加者のフィードバックを収集し、それをもとにカリキュラムを見直します。
また、研修の進行状況を定期的にチェックし、必要に応じてカリキュラムを更新します。評価とブラッシュアップを繰り返すことで、効果的で洗練された研修の形が出来ていきますので、長期的な目線で取り組んでいきたいところですね。
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SESで現場PG、SEとして活躍後、受託開発のPMとして多数の開発プロジェクトを経験。
主に金融系案件を担当。
現在はこれまでの経験を活かして東京ITスクールのカリキュラムや教材開発業務に従事。
趣味はサイクリング。