チームワークを高める!研修で使えるチームビルディングゲームまとめ
公開日:2024年04⽉18⽇最終更新日:2025年02⽉21⽇

チームワークを高めたいと考えている企業や組織の皆さん、効果的な研修方法をお探しではありませんか?チームの結束力を強化するための解決策として、研修に取り入れられるチームビルディングゲームが注目されています。
本記事では、チームワーク強化の研修に最適なゲームを多数ご紹介し、それぞれの目的や効果について詳しく解説します。
アイスブレーキングから問題解決型まで、さまざまなシーンで活用できるゲームを通じて、参加者のコミュニケーション能力や協力意識を自然に引き出すことができます。
ゲームを通じて、研修が単なる学びの場ではなく、楽しく実践的な体験の場となることで、チーム全体の成長を促進します。チームワークを高めるための効果的な方法を知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
チームワーク向上:研修におけるゲームの目的と効果
チームビルディングゲームは、新たな視点の提供や積極性の向上、さらにはチーム間の意思疎通を促進するという多岐にわたる目的を持っています。
これらのゲームは企業や団体が個々のメンバーの能力を最大限に引き出し、一体感を醸成し、全体の生産性を向上させるための重要なツールとなり得ます。
チームビルディングゲームの中心には、コミュニケーションの強化があります。これは新たな環境によってシナリオが設けられ、個々のメンバーが目の前の課題に対処しようとするとき、互いの意見や視点を効果的に伝え、理解する能力が試されるからです。
このプロセスを通じて、メンバーは互いに協力して目標達成に向かい、同時に問題解決のスキルを磨くことが可能となります。
また、チームビルディングゲームはメンバー間の信頼関係を深める役割も果たします。共通の目標に向かって協力することで、メンバーたちは互いの強みと弱みを認識し、それぞれがチームにどのように貢献できるかを理解することができます。その結果、チーム全体としての連携力が向上し、生産性の向上につながります。
チームビルディングゲームは、コミュニケーション力の向上、問題解決スキルの習得、信頼関係の深化という、チームとしての生産性を高めるための三つの重要な要素を提供するものです。
これらの要素が組み合わさることで、チーム全体としてのパフォーマンスが向上し、組織全体の生産性に寄与することになります。
チームワーク向上に効果的なゲーム紹介
ゲームはクリエイティブな方法でチームの結束力を向上させ、コミュニケーションを改善する素晴らしい道具です。それぞれのゲームは特定の目的を持って設計されており、それぞれがチームの異なる側面を改善することを目指しています。
これらのゲームは、楽しみながらもコミュニケーション、問題解決能力、信頼構築といったチーム力を向上させる素晴らしいツールです。
アイスブレーキングゲーム
アイスブレーキングゲームは、新たに組成されたチームや仲間を増やしたい場合に最適です。最初のゲームは「自己紹介タイム」です。これは名前、趣味、特技などを共有し、互いに理解を深めることでコミュニケーションを滑らかにします。
自己紹介タイム
自己紹介タイムというアイスブレーキングゲームは非常に効果的な方法です。新入社員や初めてのプロジェクトチームなど、新たなメンバーが加わった際には、各自が自己紹介を行うことで、一人ひとりの個性や特技、興味を共有し、互いの理解を深める上で大変有効です。
このゲームはオンラインでも簡単に実施でき、時間もそれほど必要ではないので、短時間でのチームビルディングにも適しています。さらにこのゲームは無料で実施可能で、特段の準備も必要ないため、どの企業でも手軽に試すことができます。
ただし、自己紹介の中身は仕事に関連したものだけでなく、趣味や家族構成などプライベートな話題も混ぜることで、より深い人間関係を築くための土台となります。
2つの真実と1つの嘘
2つの真実と1つの嘘ゲームは、とても簡単ながら効果的なアイスブレーキングの方法の1つです。参加者は3つの事柄を紹介し、それが2つが真実で1つが嘘であると明らかにします。
そして他のメンバーは、どれが嘘であるかを推測します。このゲームは、チーム内でのコミュニケーションを刺激し、社員同士の理解を深めるための良い環境を提供します。
さらに、この活動は新入社員を含むグループ間の壁をなくし、お互いの共通点を見つけるのに役立ちます。また、この短時間で実施できるゲームは、オンラインのミーティングやワークショップの最初に行うと効果的です。
コミュニケーション促進ゲーム
コミュニケーション促進を目指すゲームは、チーム内の理解を深め、有効な意思疎通を促す役割を果たします。
これらのゲームは、社員が一体となり、互いに理解し合い、強力なチームワークを築くための方法となります。
バック・トゥ・バック・ドローイング
バック・トゥ・バック・ドローイングは、サイレントなコミュニケーションスキルを鍛えるための簡単ながら効果的なチームビルディングゲームです。
ペアになった参加者は背を合わせ、一人が絵を描き、もう一人はその指示に従って同じ絵を描きます。絵を描く側は言葉を使わず、描いている絵を説明するためにジェスチャーや表現力を駆使する必要があります。
他方、絵を描かされる側は、相手の意図を理解し、その指示を絵に反映させなければなりません。このゲームは、チーム間の相互理解を深め、非言語的なコミュニケーションの重要性を学ぶ絶好の機会となります。
無人島サバイバル
無人島サバイバルは、リアリティを高めてチーム内のコミュニケーションを活性化するゲームです。参加者は無人島で遭難した状況を想定し、限られたリソースを使って生き残るための戦略を共同で練ります。
各メンバーの意見やアイデアを尊重し、最適な解決策を見つけることが求められます。集団の中でリーダーやサポート役を決め、役割を分担することで、一体感を高めつつ問題解決力やコミュニケーション力を育むことができます。
このゲームは、緊急時の協力体制やコミュニケーション体制の確認にも有効です。
問題解決型ゲーム
問題解決型ゲームは集団のクリティカルシンキングと協調性を鍛える研修ツールとして重宝されます。
ゲームを通じて、チーム員は互いの強みと弱みを理解し、協力して目標達成のための解決策を見つけるスキルを磨きます。
レゴブロックチャレンジ
レゴブロックチャレンジは、クリティカルシンキングと問題解決能力を育むゲームです。このゲームでは、参加者が複数のチームに分かれ、各チームには同じレゴセットが配られます。
そして、各チームは指定された時間内に指定された設計図通りの作品を作り上げるという目標が与えられます。制限時間と具体的な設計図があるため、チーム内でのコミュニケーションと協働が重要となり、さらにクリティカルシンキングを駆使して最適な組み立て方を模索しなければなりません。
このゲームを通じて、コミュニケーションと協働の重要性、そして問題解決能力の向上を図ることができます。
エッグドロップゲーム
問題解決型ゲームと言えば、エッグドロップがおすすめです。このゲームは、一見単純ながらも、クリティカル・シンキングや創造性、チームとしての協調性を鍛える効果があります。
具体的には、参加者は一つの生卵と、それを守るための様々な材料(ストロー、テープ、風船など)を用いて、卵を落としても割れない「防護ケース」を作ります。
その後、各チームが作った防護ケースに卵を入れてから一定の高さから落とし、どのチームの卵が無事であるかを競います。このゲームを通じて、社員の間に深いコミュニケーションが生まれ、創造的なアイデアも湧き出します。また、卵を割らずに済ませるための最善の方法を見つけるため、協力と問題解決のスキルも向上します。
信頼構築ゲーム
信頼関係の構築は、チームとしての成功を導くための鍵となります。以下で紹介する信頼構築ゲームを通じて、チームメンバー間の連携を深めましょう。
フォールバックゲーム
フォールバックは、チームメンバー間の信頼を深める絶好のゲームです。メンバーは順番に後ろに倒れ、他のメンバーが彼をキャッチするというシンプルなルールです。
このゲームは他人への信頼感を育て、チームメンバーが互いに支えあわなければならない状況を作り出します。ただし、安全対策は万全に行い、物理的なリスクを避けるように注意しましょう。
このゲームは、特に新しいチームが形成された初期段階の研修に効果的です。
ブラインドリード
ブラインドリードは、チーム内の信頼感とコミュニケーションスキルの向上に重要な役割を果たすゲームです。主に、リーダーとなる人が目隠しをした状態で、他のチームメンバーの指示に従い目的地まで移動させるというルールが基本です。
このゲームの中心的な目的は、言葉の力と有効なコミュニケーションを通じて、目標達成へと導くリーダーシップを養成することです。さらに、チームメンバーは他のメンバーの指示を信じて行動することで、相互の信頼感を醸成します。
このゲームは特に新しい組織やプロジェクトチームが初めて共同作業を行う際にオススメで、お互いの信頼と理解を早期に深める助けとなるでしょう。
研修目的に沿ったゲーム選定のポイント
ゲーム選定におけるポイントとは、ゲームの目的、参加者の特性、そしてゲームの環境を考慮することです。
以下のポイントを踏まえ、的確なゲーム選定を行うことで、より効果的なチームビルディングを実現できます。
参加者の年齢や性格を考慮して選ぶ
チームビルディングゲームを選定する際の一つの観点として、参加者の年齢や性格を考慮することが重要です。年齢によって理解力や体力のレベルが変わるため、参加者全員が楽しめるようなゲーム選択が求められます。
また、性格も同様に考慮すべきポイントで、内向的な人には積極的な役割を、外向的な人には思慮深く行動する役割を割り当てるなど、バランスよく役割を配分するとより効果的です。
これにより、参加者一人ひとりが自分の長所を活用しながら、他のメンバーとの協力を深めることが可能となり、チーム全体の生産性も向上します。
研修目的に応じたゲームの選択
目的に応じたゲームの選択がチームビルディングの成功にとって重要です。まず、チームが直面している問題や課題を明確にし、それを解決するためにどの種類のゲームが最適かを検討します。
例えば、コミュニケーションの改善が必要な場合は、情報の伝達やリスニングスキルを必要とするゲームを選択。また、チームの信頼度を高めたい場合は、信頼と協力に焦点を当てたゲームを選びます。
目的に応じて適切なゲームを選ぶことで、期待される効果を最大限に引き出すことが可能になります。
研修を実施する環境の整備
実施する環境の整備も重要なポイントの一つです。チームビルディングゲームを行う場所は、参加者が安心して活動でき、コミュニケーションが取りやすい空間を提供することが求められます。
例えば、オフィス内であれば広い会議室や共有スペース、オンラインであれば安定したネット環境と専用の会議ツールが必要になります。
また、ゲームによっては特別な用具や設備が必要なものもありますので、事前に準備をしておく必要があります。これらの環境を整えることで、参加者はゲームに集中し、最大限の効果を得ることができます。
チームビルディング研修に関する誤解と注意点
チームビルディング研修が、実際には一度きりのイベントではなく、長期的なプロセスであることを理解することが重要です。
ゲームだけでチームが成長するわけではない
ゲームによるチームビルディング活動は一見楽しげでエネルギッシュに見えますが、一方で、ゲームだけでチームが成長するわけではないことを理解することが重要です。
ゲームはあくまで手段の一つであり、真のチームビルディングの進行には更なる投資と努力が必要です。具体的には、ゲームを通じて得た経験や気づきを日々の業務に活かすこと、定期的にチームビルディングの活動を行い継続性を持たせること、そして全てのメンバーが積極的に参加できる環境を作り上げることなどが求められます。
ゲームだけに頼らず、全体的なコミュニケーションや組織の風土の改革も視野に入れて、チームビルディングに取り組むことが求められます。
一度の研修で完結せず、長期的にチームワークを育むことが大切
一度のチームビルディングゲームや研修だけで、すぐに全てが解決するわけではありません。効果的なチームビルディングは、一度きりの活動ではなく、継続的な努力が必要なプロセスです。
メンバー間の信頼や一体感を築くため、そしてさらにはチームとしてのパフォーマンスを向上させるためには、短期間の活動だけでなく長期的な取り組みが必要となります。
例えば、定期的なフィードバックの共有、共通の目標設定、そしてチームビルディングのアクティビティーを定期的に行うことなどが挙げられます。
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講師としての登壇・研修運営の両面で社員教育の現場で15年以上携わる。
企業のスタートアップにおける教育プログラムの企画・実施を専門とし、
特にリーダーシップ育成、コミュニケーションスキルの向上に力を入れている。
趣味は筋トレと映画鑑賞。