導入の背景
- 事例にはカスタマイズされたカリキュラムが含まれる場合があります。現在の提供サービスや研修のオーダーメイドについては、お気軽にお問い合わせください。
プログラミングの苦手意識をなくして、エンジニアとのコミュニケーションを活発にしたかった
まずはテックアカデミーを導入した目的について、教えていただけますか?
導入の目的は、プログラミングに対する苦手意識をなくして、エンジニアと円滑なコミュニケーションを行えるようにするためです。
近年、ビジネス職においてもプログラミングスキルの必要性は高まっています。たとえば、アドマーケティングではさまざまな広告のデータをデータベースから抽出・分析し、新たな企画を考案します。しかし、その都度エンジニアに抽出を依頼するとエンジニアにしかできない業務を行う時間を奪ってしまいます。
最近では、プログラミングスキルがなくても生成系AIを活用することでコードを書けるようになりましたが、それを使いこなせるようになるためにもプロンプトの理解に代表されるような、プログラミングに対する理解は不可欠です。そのため弊社では、エンジニアでない社員でも最低限のプログラミングは理解できたほうがよいという風向きがありました。
また弊社は、「お互いを認め合う」という文化を大切にしています。お互いを認め合うためには、お互いの業務に対する最低限の理解は必要です。そのため、エンジニア以外の社員にもプログラミングに触れる機会を設けて、エンジニアの業務に対する理解を深めてほしいと考えたのです。
他職種への理解があると、「相手が業務をする際になにを考えているのか」を考えることにつながり、業務を円滑に進めるために自然と「自分がなにを考慮して、どんな情報を渡すべきか」考えることにつながります。その結果、エンジニアとのコミュニケーションも活発になると考えています。そこでまずは、「プログラミングがいったいなにを行っているのか」を理解するための実習として、テックアカデミーを導入しました。
活用状況について教えてください。
現在は新入社員の入社直後の研修として活用しています。研修はオンライン学習に加えて、講師の方を派遣していただき、プロダクト制作の流れを体験するという内容です。具体的には、ライブラリやフレームワーク、APIなどの基礎知識を座学で身につけながら、開発環境の構築からWebページの制作、MySQLを使用したデータベースの構築などを行っています。
それぞれ進捗に個人差はありますが、もともとプログラミングが得意な人が苦手な人をサポートするなどして進めています。研修を通じてチームワークの形成にもつながっていると感じています。
直近の研修で見られた改善点として、研修参加者が少なかったためか、時間が半日ほど余った場合の対応があげられます。今回は、講師の方が臨機応変に対応してくれましたが、事前に想定できることだったため、今後は担当者さまと講師の方と相談しながら準備していきます。
充実したカリキュラムと、担当者の人柄が継続の決め手
2017年から継続してテックアカデミーを活用いただいておりますが、継続の理由について教えていただけますか?
カリキュラム面が充実している点と、担当者の方の人柄が継続の決め手です。
実は過去には他サービスも含めて検討したタイミングがありましたが、エンジニアの役員陣からの強い希望で継続が決まりました。その理由は研修がプログラミングの楽しさを伝えられる内容であり、担当講師の方への信頼が厚かったからです。
また講師の方だけでなく営業担当の方も、弊社をしっかり理解してくれている点に好感を抱いています。講師の方はビジネスサイドとエンジニアサイドにおける両方の視点から受講生と接してくれますし、 営業担当の方は人柄もよく、柔軟な対応をしていただいています。たとえば、ゲームエンジニアの職種の研修で正規表現のカリキュラムの追加に対する相談にも真摯に対応していただきましたし、それに対応できるカリキュラムを取り揃えていることにも安心感がありました。
テックアカデミーを導入して、よかったと感じる点はありますか?
一番よかったのは、プログラミングに対する苦手意識が克服できたことです。プログラミング研修では、エンジニア以外の職種でも、自分でプログラミングを行う達成感を味わうことができます。この経験が、実務でもExcelで関数を組むといった小さなことから「もっと○○できないだろうか」という視点で業務改善を行っていくきっかけになっています。そして、その改善の過程で必要なスキルを自分からどんどん吸収していこうという気持ちも、自然に生まれているようです。こうした文化の醸成に貢献していただけている点も、非常に大きなメリットだと感じています。
「プログラミングは自分でもできるもの」という感覚を持ってもらえた点は大成功
研修の成果についてどう感じられていますか?
私たちは研修を通じて、プログラミングに対するハードルを下げることを目的としています。実際、研修終了後には「難しかったけど、意外と自分でできるものなんだ」という声を社員から聞くことが多く、苦手意識がかなり薄まっていると感じています。これは今年に限らず毎年感じられる成果であり、研修を実施してきて本当によかったと思います。
エイチームは創業者の林がエンジニア出身ということもあり、エンジニアであれば当たり前でも、他職種であればなかなか馴染みがない文化が浸透しています。例えば日報をMarkdownで書いたり、ビジネス職がGitLabでイシューを作成して「これでやってください」と依頼することも当たり前のようにある。一般の企業ではかなり珍しいことだと思います。新入社員たちはテックアカデミーの研修を受けることで、アレルギーがない状態でその環境に飛び込むことができていると思います。
社内にはノーコードのツールを使い、自分でサーバーの契約もして、個人でWebサイトを立ち上げるような社員もいます。創造力を持って「エンジニアじゃなくてもできるのではないか」と貪欲に挑戦し続ける社員が多いのが弊社の特徴です。テックアカデミーの研修を通じて、プログラミングに対する苦手意識が薄まっていることも、そのような挑戦を後押しする要因になっていると思います。
「システムエンジニア入門」研修の今後について、どうお考えでしょうか?
研修を受講した社員の話を聞いて、改めて継続していくべきだと感じました。ただ、エンジニア以外の職種、特にビジネス職に求められるエンジニアリングのスキルが年々上がっているようにも感じています。次年度以降、研修の内容をアップデートする必要があるかもしれません。そのあたりは相談しながら検討していきたいと思います。
最後に、今後サービスの導入を検討している方へアドバイスをお願いします。
「時代の潮流に合わせて、なんとなくやってみよう」ではなく、まずは取り組みの目的を言語化して、終わった後に効果を測定しやすい状態にしておく必要があると思います。効果が測定できないと次年度の検討の際に「結局やって成果あったっけ?」となる場合が多いので、導入の際はそこまで見据えて検討をする必要があると考えています。
また、目的の言語化に際しては、具体的なスキルの習熟度から落とし込むのではなく、カルチャーやケイパビリティから落とし込んで伸長させたいことを明確にしていくことが成功のポイントになるのではないかと思います。












