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集合研修とは?オンライン時代でも重要な理由

公開日:2024年04⽉04⽇最終更新日:2024年04⽉04⽇

集合研修とは?オンライン時代でも重要な理由

従来、研修とは集合研修のことを指していました。しかし改めて、集合研修とはどのようなものでしょうか?またパンデミック以降、オンライン研修の利便性が評価されています。集合研修はオンライン研修に取って代わられるのでしょうか?この記事では集合研修とはどのようなものか解説します。この記事を読むことで次のことが理解できます。

 

・集合研修の概要

・集合研修とオンライン研修の比較

・集合研修・オンライン研修のメリット

・効果的な集合研修の実施方法

・オンライン研修との統合

 

研修の担当者の方はぜひ参考にしてみてください。

集合研修とは?

 

まず、集合研修とはどのようなものか理解しておきましょう。以下の面から解説します。

 

・集合研修の基本概念

・オンライン研修との比較

・引き続き重要視される理由

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

集合研修の基本概念

集合研修とは、一堂に集まった参加者が同時に学習を進める研修スタイルのことを指します。教育担当者や講師が直接指導を行い、参加者は顔を合わせて学び、ディスカッションや演習を通じて知識を深めていくという形式が特徴的です。

 

これに対し、オンライン研修は物理的な距離を問わず、インターネットを通じて学習を行う方式となります。両者はその実施方法や環境が大きく異なり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。

 

 

 

オンライン研修との比較

オンライン研修の大きな利点は、場所や時間に束縛されずに学習できる点です。また、参加者が広範囲に及び、どこからでも参加可能な点も特筆すべきメリットと言えます。一方で参加者の技術的な理解度やインターネット接続の環境などによっては、十分な学習効果が得られないケースもあります。

 

対して集合研修は対面での直接的なコミュニケーションが行えるため、質問への即時のフィードバックや、学習者同士の深い意見交換などが可能です。また物理的な場所に集まることで生じる集中力の上昇や、実習などの実技研修も容易な点もメリットです。しかし集合研修には参加者全員のスケジュールを合わせる必要があり、自由度が低いというデメリットもあります。

 

このように、オンライン研修と集合研修、それぞれに一長一短があり、目的によって使い分けることが重要となります。

 

 

 

引き続き重要視される理由

集合研修が引き続き重要視される理由として第一に挙げられるのは、対面での直接のコミュニケーションとフィードバックの手間が少ないことです。これにより教師は瞬時に学習者の理解度を測り、必要な指導を行うことができます。また実地演習などのプラクティカルなスキルを磨くためには、対面の研修が最も効果的です。

 

第二の理由は集中力の向上です。集合研修は参加者を物理的に一緒の場に集めることで、他の作業や気晴らしから離れ、研修に集中する環境を作り出します。第三には、同僚との間に共有体験を作り出すことができ、組織の結束力を高めるという効果もあります。

 

以上の理由から、多くの企業が引き続き集合研修を重要視しています。

 

 

 

 

集合研修・オンライン研修のメリット

 

次に、集合研修とオンライン研修のメリットについてまとめます。ここでは以下の点に分けて解説します。

 

集合研修のメリット:対面でのコミュニケーション、即時性のあるフィードバック、集中力の向上

オンライン研修のメリットと限界:柔軟なスケジュール、広い範囲からの参加、技術的障壁や参加者の差

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

集合研修のメリット

まず集合研修のメリットについて解説します。以下の2点が挙げられます。

 

・対面でのコミュニケーション

・即時性のあるフィードバック

・集中力の向上

 

1つずつ見ていきましょう。

 

 

 

対面でのコミュニケーション

集合研修のメリットとして最も被視されるのが「対面でのコミュニケーション」です。集合研修では参加者が直接面と向かって言葉を交わすことで、非言語的なコミュニケーション、つまり表情や身振りによる意味の伝達も可能となります。また同じ空間で共有することで、雰囲気や空気感を通じて学びの深度が増します。

 

対面でのコミュニケーションは、集合研修ならではの大きな利点と言えるでしょう。

 

 

 

即時性のあるフィードバック

2つめの集合研修のメリットは、即時性のあるフィードバックです。同じ場に参加者と講師が集まるため、疑問点や混乱をその場で解消することが可能です。参加者からの質問に対する回答や指摘を直ちに提供することで、学習のムダを減らし効率的な理解を促進します。

 

またフィードバックは双方向で、講師も参加者の反応を見て教え方を調整したり、必要な補足説明を提供したりすることが可能です。これはオンライン研修では容易には実現できない要素であり、集合研修の大きな強みと言えます。

 

 

 

集中力の向上

集合研修は、参加者が一同に会することで集中力を高めることが可能です。特に複雑な問題を解決するための討議や、新たなアイディアを生み出すためのブレインストーミングなど、高度に集中力を必要とする活動は、集合研修ならではのメリットを生み出します。

 

 

 

オンライン研修のメリットと限界

オンライン研修のメリットとしては次の点が挙げられます。

 

・柔軟なスケジュール

・広い範囲からの参加

 

ただし同時に、技術的障壁や参加者の差が生じやすいという限界もあります。これらのメリットと限界について、順に見ていきましょう。

 

 

 

柔軟なスケジュール

オンライン研修の利点の一つに「柔軟なスケジュール」があります。

 

従来の集合研修は、特定の時間と場所に束縛される上参加者の全員が同時に利用できる日程を調整することが難しいという点がデメリットです。

 

しかしオンライン研修であれば、各参加者が自分自身のスケジュールに合わせて学習を進めることが可能です。企業の規模や業種、時間帯による制約から解放され、国内外を問わずどこからでも参加できるため、教育研修の機会を広げることができます。

 

このように、柔軟なスケジュールはオンライン研修の大きな利点であり、人材育成の効率化にもつながります。

 

 

 

広い範囲からの参加

次のメリットとして、「広い範囲からの参加」が可能であるという点が挙げられます。従来の集合研修では参加者が一か所に集まる必要がありましたが、オンライン研修であれば地理的な制約を気にすることなく、全国や世界中のどこからでも参加することが可能です。

 

特に多地点に拠点を持つ企業にとって、さらにリモートワークが普及する現代においては、このメリットは大きな魅力となります。このおかげで一つの研修に多くの従業員が参加でき、その結果として研修の効率や効果も向上する可能性があります。

 

もちろん遠隔地からの参加者向けには、事前の技術確認やサポート体制整備が必要です。しかしその準備が整えば、これまで以上に効率的な人材育成が可能となります。

 

 

 

技術的障壁や参加者の差

オンライン研修の利点も多い一方で、技術的な障壁や参加者の差が問題となる場合もあります。

 

ネットワーク接続の不安定さやパソコンの操作スキルの差等、技術的な問題が学習の進行を阻害することも。また、時間帯や地域による通信環境の差、家庭環境の違いなど、参加者間での環境差が研修の効果に影響を及ぼすこともあります。

 

例えばリモートワークが進んだ現在でも、一部の地域ではインターネット接続が不安定な場所もあり、そのような状況下ではオンライン研修の質が確保されにくいという課題が存在します。また家庭環境によっては静かな学習環境が確保できない場合もあり、そのような状況下では集中力が途切れ、研修内容を十分に吸収することが難しくなる可能性があります。

 

 

 

 

効果的な集合研修の実施方法

 

効果的な集合研修を実施する上でポイントとなるのは次の点です。

 

・ゴール設定と計画

・参加者の事前準備

・アクティブラーニングの取り入れ

・フォローアップの重要性

 

1つずつ解説していきます。

 

 

 

ゴール設定と計画

効果的な集合研修を実施するためには、まず「ゴール設定と計画」が重要になります。研修の目的やゴールを明確に設定して、それを達成するための具体的な計画を作ります。ゴール設定は研修の成果を可視化し、進行を管理するための基準となります。

 

一方計画はそのゴール達成に向けての道筋を示し、必要な教材や時間配分、研修方法などを決定します。例えば売上向上をゴールに設定した場合、販売スキル強化を主軸に研修内容を構築し、具体的な売上目標と時間配分を計画します。このプロセスを通じて研修が具体的な成果に繋がるように設計されるため、参加者も目標達成に向けてモチベーションを維持しやすくなります。

 

 

 

参加者の事前準備

参加者の事前準備は、集合研修が成功するための重要な要素です。理想的な事前準備は参加者にとっての事前学習の機会であり、関連する知識を吸収し、疑問や質問を持つことができます。具体的には、研修の目的と目標を理解し必要な資料やリソースを事前に提供することで、研修の日に深く議論しやすくなります。

 

具体的な事例でヒントになるのは、新商品の販売研修前に製品カタログや販売手法の概要を配布し、研修の日にはリアルなケーススタディやロールプレイを行うという手法です。これにより研修の効果は大幅に向上します。

 

 

 

アクティブラーニングの取り入れ

アクティブラーニングとは、参加者が積極的に学習内容に関与し、自ら考え、行動することを促すアプローチです。具体的にはグループディスカッションやワークショップ、ケーススタディなど、参加者自身が主体となって学び、知識を経験から得る方法を指します。

 

参加型の学習方法は、単に知識を伝えるだけでなく参加者に知識を活用するためのスキルを提供します。アクティブラーニングは、参加者が自分自身の学習経験に深く関与し、新たな知識を自己の経験と結びつけ、理解と適用の両方を向上させることが可能です。

 

また対話や協働によって参加者間のコミュニケーションを促進し、チームビルディングの機会も提供します。これにより、集合研修は単なる情報伝達の場から互いに学び合う場へと進化します。

 

 

 

フォローアップの重要性

フォローアップの重要性は、研修の成果を定着させ、持続的な成果を実現するために不可欠です。研修後に行われるフォローアップ活動なしでは、得られた知識やスキルが十分に活用されず、徐々に忘れ去られてしまう可能性があります。

 

そのため研修の成果を最大化するためには、研修後のサポートや指導、進捗の確認といったフォローアップ活動が欠かせません。

 

 

 

 

集合研修を支えるテクノロジー

 

集合研修の成功は、新たなテクノロジーを活用した効果的な運営によっても大きく左右されます。以下の点について解説します。

 

・利用可能なツールとアプリ

・ハイブリッド型研修の可能性

・技術の進化に伴うスキルセットの変化

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

利用可能なツールとアプリ

集合研修においては、様々なツールやアプリが活用可能です。

 

例えば研修の前後向けなら、SaaS型LMS(Learning Management System)は集合研修のスケジューリング、コンテンツ管理、進行状況の追跡などを一元的に管理できます。またアンケートツールを使えば、研修の効果測定や参加者の意見収集が容易になります。

 

さらに研修中もGoogle SlidesやPreziを使用すれば、講師が進行中のスライドを参加者と同時に共有でき、投票アプリの「Poll Everywhere」は、瞬時に参加者の反応を取り入れることが可能となります。

 

これらのツールを巧みに活用することで、集合研修の効果を最大化し、より深い学習体験を実現することが可能となります。

 

 

 

ハイブリッド型研修の可能性

ハイブリッド型研修の可能性について考えると、集合研修とオンライン研修の良い点を融合した新たな学習の形が見えてきます。例えば、対面でのディスカッションやワークショップなどは集合研修で行い、一方で自己学習や情報の収集はオンライン研修で行うという取り組みが展開されています。

 

このようなハイブリッド型研修は参加者の学習スタイルやニーズに応じて自由に組み合わせることが可能であり、学習の柔軟性と効率性を高めることができます。さらにオンラインと対面の両方から得られるフィードバックにより、学習の深度と広がりが増す可能性もあります。

 

 

 

技術の進化に伴うスキルセットの変化

技術の進展は、現代の研修環境におけるスキルセットの変化をもたらしています。特に集合研修では、デジタルツールを効果的に活用する能力が求められます。例えば、プレゼンテーションの作成・共有ツールの利用、ビデオ会議システムの操作、デジタルアンケートを通したフィードバックの収集などが挙げられます。これらのスキルは、研修の準備段階からその後のフォローアップまで、全体の流れをスムーズに進めるために重要となります。

 

さらに、ITリテラシーだけでなく、オンラインコミュニケーションにおけるエチケットも重要視されています。対面研修では自ずとありのままのコミュニケーションが生まれますが、オンライン研修では意識的な行動が求められます。例えば自分が話しているときは他の参加者を見やすいようにカメラをオンにする、無駄な音を出さないようにマイクをミュートにするなど細かな配慮が求められます。

 

以上のような新たなスキルセットは、「デジタルネイティブ」世代でもない限り、自然と身につくものではありません。そのためこれからの集合研修では、新たなスキルセットを身につけるための研修も必要となるでしょう。

 

 

 

 

集合研修とオンライン学習の統合を目指して

集合研修とオンライン学習の統合は、より効果的な人材育成のための重要なステップとなるでしょう。これは、各研修スタイルが持つ独自の利点を組み合わせることで、学習者が最大限に利益を享受できるようにするためです。しかしそのためには、双方の研修形態の利点を理解し適切なバランスを見つけることが必要です。

 

 

 

 

集合研修・オンライン研修いずれも東京ITスクールへ

集合研修でもオンライン研修でも、研修を検討中であればぜひ東京ITスクールにお任せください。集合研修もオンライン研修もそれぞれにメリットとデメリットがあり、特性を理解したうえで使い分けたり組み合わせたりすることが必要です。

 

東京ITスクールは、殆どの講座が集合研修・オンライン研修のいずれの形でも受講できます。貴社のご都合に合わせて適した方を選ぶことができます。

 

ご不明の点やご興味がおありでしたら、些細なことでも構いませんので、お気軽にご連絡ください。

 

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 東京ITスクール 鈴原 
 講師としての登壇・研修運営の両面で社員教育の現場で15年以上携わる。
 企業のスタートアップにおける教育プログラムの企画・実施を専門とし、
 特にリーダーシップ育成、コミュニケーションスキルの向上に力を入れている。
 趣味は筋トレと映画鑑賞。

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