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WEB研修で即戦力を育成!効率的な研修構築方法とは?

公開日:2024年03⽉13⽇最終更新日:2024年03⽉19⽇

Web研修|即戦力になるための効率的な研修構築方法とは

パンデミック以降、企業の研修もインターネットを介して行うWeb研修(オンライン研修)が採用されるようになってきました。そして対面式の研修にはないメリットもあることが広く知られるようになったと言えるでしょう。

 

この記事では、Web研修について解説します。この記事を読むことで、以下の点を理解できるようになります。

 

・Web研修の概要

・Web研修の設計

・Web研修の準備

・成功させる秘訣

 

Web研修を行う際に参考になる内容です。企業の人事・総務の担当者の方はぜひご一読ください。

Web研修とは

 

Web研修とは、インターネットを通じて行う教育や研修のことを指します。似た言葉にeラーニングがあります。どちらもインターネットを使用する点は共通していますが、eラーニングが録画した動画や文字ベースのテキストで学習するのに対して、Web研修はライブの講義配信が中心となる点が異なります。

 

Web研修のより詳細な点について、以下の内容に分けて解説していきます。

 

・Web研修のメリット

・Web研修のデメリット

・Web研修の活用事例

 

順に確認していきましょう。

 

 

 

Web研修のメリット

Web研修のメリットは多岐にわたります。まず地理的制約がないため、社員が世界中どこにいても同一の研修を受けられます。これにより、企業は研修の手配や移動にかかる費用と時間を削減可能です。また、自宅やオフィスで研修を受けることが可能なため、受講者の負担が軽減し、学習効果も高まると言われています。

 

さらに、用意した動画を配信したり講義を録画したりしておけば時間の制約もなくなります。その場合は繰り返し学習が可能で、自分のペースで進めることが可能です。これにより、理解度に応じて進行速度を調整し、全員が必要な知識をしっかりと吸収できます。また、映像や音声など多彩なメディアを使用した視覚的な学習が可能なのも、Web研修ならではの特徴です。

 

 

 

Web研修のデメリット

Web研修には豊富なメリットが存在しますが、同時にデメリットも存在します。

 

一つ目は、受講者自身の自己管理能力が求められる点です。リアルの教室ならば一定のスケジュールに従って学習を進めますが、Web研修では受講者自身の主体性や自己管理が必要となります。

 

二つ目は、疑問点の解消が難しいことです。講師と受講者が同時同空間でないため、疑問点が生じた際のリアルタイムな質問・解答が難しくなります。

 

三つ目は、ネットワーク環境の依存度が高いという点です。研修をスムーズに進行させるためには安定したネット接続状況が必要となります。

 

これらのデメリットを抑えるため、Web研修設計時には万全のサポート体制や受講者へのフォローアップが必要となります。

 

 

 

Web研修の活用事例

Web研修の活用事例としては、フレックス制度を導入している企業での導入が挙げられます。昼休みや通勤時間など、自分の都合に合わせて学習できるため、従業員の労働時間とプライベートの両立を支援する効果があります。

 

また、海外に拠点を持つ企業でも、現地時間に合わせて研修が受けられるため、時間帯の違いによる不都合を抑えることが可能です。

 

さらに、新型コロナウィルスの影響でテレワークの普及が進んだ現在、コミュニケーション研修をWebで実施する事例も増えています。これにより、仮想空間でのコミュニケーション能力を向上させ、コラボレーションの質を確保しています。

 

そしてWeb研修だけでなく、対面型の研修と組み合わせることでより高い効果を得ることもできます。体系的な知識の習得はWeb研修で行い、対面型の研修ではロールプレイングなど実践的な内容を行うのが代表的でしょう。

 

 

 

 

Web研修の設計

 

Web研修の設計は、以下の手順で行います。

 

1.Web研修の目的の設定

2.対象となる受講者の特定

3.研修内容の選定

4.Web研修ツールの選定

5.インタラクティブな研修の設計

 

順に解説していきます。

 

 

 

Web研修の目的の設定

Web研修の目的設定は、研修の方向性と成果を明確にする重要なステップです。目的設定の例には以下のようなものがあります。

 

・ビジネスで達成したい具体的なゴール

・受講者のスキルや知識向上

・組織全体のパフォーマンス向上

 

実際には、より具体的な目標を設定しましょう。例えば受講者のスキルや知識向上なら、「設備の正しい操作法を身につけることで不良品の発生率を1%以内に抑える」などです。目的設定は、受講者が何を学び、何を達成すべきかを理解するための指標となり、研修の質を保証します。

 

 

 

対象となる受講者の特定

Web研修を効果的に実施するためには、対象となる受講者の特定も重要です。この段階では、受講者の基本情報(役職、年齢、業務内容など)はもちろん、彼らが研修を通じて何を学び、どのように成長したいのかを明確に理解することが求められます。

 

たとえば、新入社員の基礎研修では、ITの基本知識や業務マナーを身につけることで、業務への理解を深めることが目標となるでしょう。一方、管理職向けの研修では、リーダーシップやコミュニケーションスキルの向上を目指すことが多いはずです。

 

受講者の特定は、その後の研修内容の選定やツールの選択、さらにはインタラクティブな研修の設計にも影響を与えるため、十分な時間をかけて行うべきです。また、受講者が目標を達成できるように、彼らの進捗をしっかりと把握し、必要に応じてフィードバックを提供する体制を整えることも重要なポイントとなります。

 

 

 

研修内容の選定

研修内容の選定は、成功するWeb研修の重要な要素です。選択する内容は、企業の目標や受講者のニーズに直結しなければなりません。研修の目的をクリアに設定した上で、受講者の業務内容、スキルレベル、さらには研修を通じて身につけるべき技能を考慮に入れて適切な内容を選ぶことが必要です。

 

研修のコンテンツは、Web研修を提供している会社が用意している場合もあれば、自社で制作することも可能です。あるいは講師による講義を配信する方法もあります。実施したい内容がどの形式で可能かも確認する必要があります。

 

また、研修内容は時間的な制約や受講者の環境に合わせて柔軟に調整することも重要です。これにより、受講者は効率的にスキルを身につけ、組織全体での生産性向上につながるのです。

 

 

 

Web研修ツールの選定

Web研修ツールの選定は、研修内容や受講者の特性、利用環境などを考慮するとともに、その機能や使い勝手も重要になります。

ツール選定における主要な視点は、以下の4点です。

 

・使いやすさ

・安定性

・機能性

・コストパフォーマンス

 

使いやすさは特に初めての受講者にとっては重要で、必要な機能をスムーズに使えることが求められます。安定性は、研修中のトラブルを避けるために重視すべき視点で、ツールの評価やスペックを確認しましょう。

 

機能性では、双方向のコミュニケーション機能や資料共有機能、参加者の理解度を確認するテスト機能などです。また、コストパフォーマンスも重要で、予算内で最大限の機能を得られるツールを選ぶことが求められます。

 

オンライン会議用のツールのほか、研修に特化したサービスもあります。上記のポイントを比較して決定しましょう。

 

 

 

インタラクティブな研修の設計

インタラクティブな研修の設計は、受講者が積極的に参加し、実践的なスキルを身に付けることを促す重要な要素です。具体的には、ビデオ会議機能を活用したグループワークやロールプレイ、リアルタイムのクイズやフィードバックシステム、仮想的な場面設定などの方法が挙げられます。

 

これらの活動を通じて、受講者はより深く理解し、新たな知識を即座に応用する機会を得ることができます。研修の内容や身につけさせたいスキルによっては検討・導入が必要です。なお、インタラクティブな研修を実施する際は、事前に受講者に操作方法を説明しておくとスムーズに進行します。

 

 

 

 

Web研修実施の準備

Web研修実施の準備について解説します。以下のステップごとにまとめていきます。

 

1.受講者への事前通知

2.ツールの使い方説明

3.受講環境の最適化

4.セキュリティ対策

 

以上の準備を整えることで、Web研修はより効果的かつ円滑に行えます。ステップごとに確認していきましょう。

 

 

 

受講者への事前通知

Web研修を成功させるためには、受講者への事前通知が重要です。何を学び、どのように進行するのかを明示することで、受講者はポイントとなる点に重点を置くことができます。

 

まず、研修の目的と期待される成果を明示しましょう。研修計画を共有し、受講者が学習の流れを把握できるようにすることも重要です。

 

また、受講者が必要とするリソースや時間を確保できるように、研修日程や時間、使用するツールの情報も事前に提供します。ツールのインストールやアカウント作成が必要な場合は、その手順も明示しましょう。

 

さらに、事前の質疑応答セッションを設けることで、受講者の不明点や懸念を解消します。これにより、研修開始時には全員が同じスタートラインに立てるようになります。

 

このように事前通知はWeb研修の成功に重要な要素の一つです。タイムラインの共有、目標の設定、必要なリソースの提供、不明点のクリアリングなどを通じて、受講者が研修を最大限に活用できるようサポートしましょう。

 

 

 

ツールの使い方説明

ツールの使い方説明は、Web研修をスムーズに進行させるために欠かせないステップです。研修で使用するツールは多様で、それぞれ操作方法や機能が異なります。事前に丁寧な説明を行うことにより、受講者はツールを効果的に使用でき、混乱を避けることができます。

 

また、ツールの使い方に不安がある受講者には、個別に指導する時間を設けるのも一つの方法です。特に、テクノロジーに不慣れな受講者への配慮が必要です。そのため、Web研修の前にはツールの操作練習を実施し、各受講者が研修内容に集中できるようにすることが望ましいと言えるでしょう。

 

 

 

テクニカルサポート体制の整備

テクニカルサポート体制の整備も不可欠です。問題が発生した場合、受講者が素早く解決策を見つけ出せるようにしなければなりません。これには、FAQリストの作成や受講者が自ら問題解決に取り組むためのリソースの提供が含まれます。またテクニカルサポートチームを設け、受講者からの問い合わせに対応することも重要です。

 

これらの要素は全て、受講者が集中力を維持し、研修に臨む意欲を高めるために役立ちます。

 

 

 

受講環境の最適化

受講環境の最適化については、受講者が研修に集中できるように、適切なインターネット環境を整え、ノイズの少ない静かな場所を確保することが重要です。また研修に使用するPCやタブレットなどのデバイスも、動画がスムーズに再生できテキストや画像が鮮明に表示されるものを選ぶことが推奨されます。

 

万が一のトラブルに備えて、デバイスの充電状況を常にチェックすると共に、必要なソフトウェアやアプリケーションが適切に動作することも確認してください。これらの工夫により、受講者は快適な学習環境を確保でき、Web研修の効果を最大限に引き出すことができます。

 

 

 

セキュリティ対策

Web研修実施におけるセキュリティ対策は非常に重要です。まずは、ネットワークセキュリティの強化から始めます。これには、ファイアウォールの設置やVPNの使用などが含まれます。次に、研修参加者の認証やアクセス制限の設定を行い、不正アクセスを防ぎます。

 

また、研修資料の配信や収集時も暗号化技術を用いて情報を保護します。さらに情報漏洩防止策として、使用するツールやプラットフォームのセキュリティ対策も確認し、随時更新を行うことが求められます。成功するWeb研修は、受講者が安心して学ぶ環境を提供することから始まります。

 

 

 

 

成功するWeb研修の秘訣

 

成功するWeb研修の秘訣は幾つか存在します。ここでは次の3点について解説します。

 

・効果的なコミュニケーション手法の選定

・受講者のモチベーション維持

・多様な学習スタイルの支援

 

これらの秘訣を踏まえ、Web研修の成功を追求することにより、企業の人材育成プロセスに新たな価値をもたらすことができるでしょう。それぞれについて見ていきましょう。

 

 

 

効果的なコミュニケーション手法

Web研修で重要な要素の一つが、効果的なコミュニケーション手法です。以下の手段が考えられます。

 

・オンラインチャットやビデオ会議ツールの活用

・演習やフィードバックの時間の設定

・ユーザー間の意見交換の場を設ける

 

たとえば、ZoomやMicrosoft Teamsなどのビデオ会議ツールには、リアルタイムの質疑応答を可能にし、学習者同士の交流も促す機能があります。また、演習やフィードバックの時間を設けることで、学習者が自分自身の理解度を確認し、必要な知識やスキルを実際に適用する機会を提供します。さらに、フォーラムやディスカッションボードの設置は、学習者が他の参加者と意見を交換し、互いに学び合う環境を作ります。

 

これらの手法をうまく組み合わせることで、Web研修はより効果的な学習体験を提供できます。

 

 

 

受講者のモチベーション維持

Web研修における受講者のモチベーション維持は、研修の成果に大きく影響します。そのため、以下のように様々な手段が存在します。

 

・具体的な目標設定やフィードバック

・定期的なフィードバック

・高品質で分かりやすい教材

 

受講者には研修の目標を明確に認識させ、達成感を得られるようにします。これにより、継続的な学習への意欲を引き出すことが可能です。研修中の活動や進行状況に対してフィードバックを行うことは、受講者の自己認識を高め、学習の改善点を見つけ出す良い機会となります。また、高品質で分かりやすい教材を用意することで、学習への興味や理解度を深めることができます。

 

これら全てが、受講者のモチベーションを維持し、研修の効果を最大限に引き出す戦略となります。

 

 

 

多様な学習スタイルの支援

Web研修では、受講者それぞれの学習スタイルを考慮することが重要です。これには、視覚、聴覚、対話型、体験型など、多様な学習スタイルへの対応が必要となります。

 

例えば、視覚的な学習者には教材やスライドを充実させ、聴覚的な学習者には音声説明を強化するなど、各々の学習スタイルに合わせた配慮が求められます。また、インタラクティブな要素を取り入れることで、対話型や体験型の学習者にも対応します。

 

これらにより、各受講者が自分の学習スタイルに合った方法で学べる環境を整えることができます。また、受講者全員が内容を理解しやすいよう、複数の学習スタイルを併用することも有効です。これらを駆使し、受講者一人ひとりの理解度を最大化することで、Web研修の成功に繋がります。

 

 

 

成果測定と改善のプロセス

Web研修の成果は、定量的および定性的な指標で評価することが求められます。定量的な指標としては、受講者の学習結果やテストスコア等があります。加えて定性的な指標として、受講者のフィードバックや自己評価も重要です。また、研修後の実務への応用度やパフォーマンス改善も評価対象となります。

 

成果測定の結果を元に、研修内容の改善や教材の見直しを行うことで、研修の品質向上を図ります。具体的には、課題点を明確にし、それを解決するための改善策を定め、その実施と効果を確認するPDCAサイクルを回すことが重要です。無理なく継続的な改善が可能な環境を整えることで、Web研修の価値を最大化できます。

 

 

 

 

東京ITスクールはWeb研修にも対応

 

東京ITスクールは、企業のさまざまな人材育成ニーズに応えるべくWeb研修を積極的に取り入れています。ほとんどの講座がオンラインで受講可能です。安定したクオリティの研修を、自社や自宅にいながらにして受講できます。

 

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 東京ITスクール 鈴原 
 講師としての登壇・研修運営の両面で社員教育の現場で15年以上携わる。
 企業のスタートアップにおける教育プログラムの企画・実施を専門とし、
 特にリーダーシップ育成、コミュニケーションスキルの向上に力を入れている。
 趣味は筋トレと映画鑑賞。

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