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【研修評価シート】成果を最大化する作り方と秘訣!

公開日:2024年04⽉18⽇最終更新日:2024年04⽉18⽇

【研修評価シート】成果を最大化する作り方と秘訣!

研修評価シートは、成果を把握し、研修の改善に役立てるための重要なツールです。しかし具体的な作り方などはなかなかわからないのではないでしょうか。この記事では研修評価シートの作り方について解説します。具体的には次の内容を深堀していきます。

 

・研修評価シートの作り方

・研修評価シート作成の手順

・研修評価シートの主な内容

・研修後の活用

 

研修の担当者の方はぜひ参考にしてみてください。

研修評価シートの作り方

 

まず、研修評価シートの作り方について解説します。是隠退蔵を把握することも含め、以下の点についてまとめます。

 

・研修評価シートとは

・研修評価シートの目的

・成果を最大化するための秘訣

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

研修評価シートとは

研修評価シートとは、研修の効果をきちんと測定し、フィードバックを得るためのツールです。具体的には、研修の目的達成度、内容の理解度、参加者の満足度などを測る項目が設定され、さまざまな面で活用するのに使われます。

 

これにより、企業は研修プログラムの質を高めるだけでなく、研修費用の適正化や人材育成の効果を最大化することが可能になります。

 

 

 

研修評価シートの目的

研修評価シートの目的は、研修が参加者に与えた影響を可視化し、今後の改良や適用に活かすためのものです。これにより、研修の効果を具体的に把握でき、研修プログラムの質を高めるためのフィードバックを得ることが可能となります。また、参加者自身の自己理解を深め、研修を通じて得た知識やスキルの定着度を確認するための手段ともなります。

 

これらの目的を達成するため、評価シートは研修の内容や目的に応じて適切な形に設計され、適時に活用されるべきです。

 

 

 

成果を最大化するための秘訣

研修評価シートの成果を最大化する秘訣は、シートの作成だけでなく適切な運用にも着目することです。

 

一つ目に、フィードバックを活用します。フィードバックは改善の起点であり、評価結果を元に次回研修の改善点を見つけ出します。

 

二つ目に、定量的・定性的評価をバランス良く行うことです。数値で見える化するだけでなく、質的なフィードバックも重視しましょう。

 

三つ目に、時間を経ての追評価です。研修直後だけでなく、一定期間を置いてからの評価により、実践での成果も把握可能となります。

 

この3つの秘訣を用いることで、研修評価シートはより有効なツールとなり、より良い研修結果を追求できます。

 

 

 

 

研修評価シート作成の手順

 

研修評価シート作成は以下の手順で行います。

 

  1. 研修目的の明確化
  2. 参加者のニーズ分析
  3. 評価項目の設定

 

これらのステップを踏むことで、研修がその目的を達成するための道筋が見え、評価シートが有意義なツールとなります。具体的に解説していきます。

 

 

 

① 研修目的の明確化

まず研修がなぜ必要で、どのような結果を期待しているのかを詳細に定義します。

 

例えば新入社員研修の場合、目的は「新社員が会社の文化を理解し、業務に必要な基本的なスキルを習得する」ことかもしれません。また、リーダーシップ研修の場合、「中堅社員がチームを効果的に管理し、リードするためのスキルを習得する」ことが目的になるでしょう。

 

これらの目的を明確にすることで、研修プログラムの内容と評価基準が明らかになり、参加者自身も研修の意義を深く理解することができます。

 

② 参加者のニーズ分析

参加者のニーズ分析では、参加者が何を学びたいのか、何が彼らの職業成長に貢献するかを理解し、それに基づいた評価基準を設定します。

 

具体的には、参加者の現在のスキルレベルや知識、彼らの専門職としての目標、そして組織全体の目標を調査することが含まれます。この情報は、参加者が何を達成したいのか、どのような困難を経験しているのかを理解するための基礎となります。また組織の期待と個々のニーズが一致する場合は、評価シートはそのギャップを埋めるための道具となります。

 

このように、参加者のニーズ分析は研修評価シートの適切な設計と有効な利用を確実にします。

 

③ 評価項目の設定

評価項目の設定は、研修評価シート作成の要をなす部分で、具体的で質の高いフィードバックを得るためには欠かせません。課題の理解やスキルの向上、行動の変化等、研修の目的に基づき、具体的かつ評価しやすい項目を設けることが重要です。

 

例えば、新人研修では「ビジネスマナーの理解度」や「基本的な業務スキル」、マネジメント研修では「リーダーシップの発揮」や「問題解決力」などを評価項目として設定できます。これらの評価項目を設定することで、研修の収穫を具体的に把握し、改善点を明確にすることが可能となります。

 

 

 

 

研修評価シートの主な内容

次に、研修の内容別に評価シートの主な内容について解説していきます。ここでは以下の研修についてまとめます。

 

・新人研修の評価シート

・ビジネスシンキング研修の評価シート

・ハラスメント研修の評価シート

・マネジメント研修の評価シート

・チームビルディング研修の評価シート

・コーチング研修の評価シート

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

新人研修の評価シート

新人研修の評価シートでは、まず具体的な評価項目を設定します。例えば、ビジネスマナーや基本的な業務知識、社内ルールやコミュニケーション能力など、新人が身につけるべき項目を評価基準とします。

 

次に、五段階評価や自己評価など評価方法を決定します。具体的な数字で評価することで、新人一人ひとりの強みや改善点が明確になり、それを元に具体的な育成方針を立てることが可能になります。

 

また、定期的に評価シートを見直し、新人の成長や変化に応じて評価項目を更新することも大切です。綿密なプランニングと評価により、新人研修の効果を最大限に引き出すことができます。

 

 

 

ビジネスシンキング研修の評価シート

ビジネスシンキング研修のこの評価シートではまず、ビジネスシチュエーションにおける問題解決のための論理構造の理解度を探ります。さらに、事実と推測の区別、判断の根拠、意思決定の適切さなどの点を評価します。

 

しかし、ビジネスシンキングはただ理論を学ぶだけではなく、実際にそれをビジネスの現場で活用する技術が求められます。それを踏まえ、具体的なビジネスシチュエーションに対する適用能力も重視されるべきです。そのため、研修後の行動変化を確認するための自己評価や上司・同僚からのフィードバックを含めることで、受講者の成長を正確に把握することができます。

 

これらの結果をもとに、受講者の強みと改善点を明確にし、研修の効果を最大限に引き出すことが可能となります。

 

 

 

 

ハラスメント研修の評価シート

ハラスメント研修の評価シートは、参加者が理解と意識改革をどの程度達成したかを定量的に評価するツールです。

 

内容は、ハラスメントの定義理解、法令遵守の認識、対象となる行為の具体的な理解、ハラスメントに対する自己認識、対策の理解と意識、ハラスメントを未然に防ぐ行動意識の6つが主です。

 

特に、自分自身がハラスメント行為を行わないという認識や、ハラスメントに遭遇した場合の適切な対処法を理解しているかが重要とされます。また、その企業が定めたハラスメント対策のルールや制度の理解度も確認します。研修の効果を把握し、次回研修の改善点を見つけるため必要なツールです。

 

 

 

マネジメント研修の評価シート

マネジメント研修の評価シートでは、参加者がリーダーシップ、意思決定、組織運営などの管理スキルを適切に習得しているかを評価します。

 

具体的には、「リーダーシップ理解度」「チームビルディング能力」「問題解決スキル」などが評価項目として挙がります。参加者が各項目に対し自己評価を行い、講師や他の参加者からのフィードバックを受け取ることで、自身の成長を可視化して今後のスキルアップのための具体的なロードマップを作成します。

 

ただし評価は客観性を保つために、具体的な行動や事例に基づいて行われるべきでしょう。

 

 

 

チームビルディング研修の評価シート

チームビルディング研修は、士気の向上や一体感の醸成秘訣の一つです。

 

まず、評価シート作成の際は参加者の行動変化を中心に観察します。具体的には、研修前と研修後の職場でのコミュニケーションの質や頻度、コラボレーションの改善などを指標に設定します。

 

次に、研修の進行によるチーム内の信頼関係の強化や役割分担の適切さ、それぞれの業務遂行への影響を評価項目に加えます。これらは具体的な行動の変化を捉えやすく、チームビルディング研修の効果を評価する上で重要な要素となります。

 

これらの評価は、参加者が自己評価する形式と他者(上司や同僚)からフィードバックを得る360度評価の形式の両方で行います。これにより、個々人が自己評価と他者からの評価を比較し、自己認識のギャップを狭めることができます。

 

 

 

コーチング研修の評価シート

コーチング研修の評価シートは、参加者がコーチング技術を習得し、実際の業務に応用できるようになったかを測る重要なツールです。

 

評価項目としては、コーチングの基本的なスキル習得度、コーチとしての対話能力、問題解決へのアプローチなどが考えられます。また、実際のコーチングセッションの模擬練習などを通じて、受講者自身の自己理解や他者理解の深度なども評価されます。

 

 

 

 

研修後の活用

 

研修評価シートをどう活用するかは、その後の教育・育成策を立てるための重要な一歩です。研修後の活用方法としては、大きく分けて3つあります。

 

・育成・教育への活用

・人事評価への活用

・研修の効果測定と改善への活用

 

それぞれについて具体的に見ていきます。

 

 

 

育成・教育への活用

研修評価シートで研修参加者一人一人の理解度や反応を把握することで、個々の強みや弱み、育成に必要なポイントを明確にすることが可能です。これは、従業員ごとの個別育成やケアにつながります。特に、新たなスキルを習得する研修などでは、早期に弱点を見つけて対策を立てることが重要となります。

 

 

 

人事評価への活用

研修評価シートは、人事評価への重要な貢献手段でもあります。研修を受けた結果、社員のスキルや認識がどのように変化したのか、その変化が業績向上にどう貢献したのかを客観的に評価するための指標となります。

 

研修評価シートの運用は、企業の人事評価体系をより客観的で公正なものにするための有効な工夫と言えるでしょう。

 

 

 

研修の効果測定と改善への活用

研修の効果測定と改善への活用は、研修評価シートの最重要な活用法の一つです。

 

まず評価シートの結果を元に、達成度や内容理解度などの研修効果を数字化し測定します。評価項目は研修内容に応じて設定すべきです。例えば、技術研修の場合は、具体的な技術力向上を、マネジメント研修の場合は組織運営能力の強化を測定項目とすると良いでしょう。

 

次に、これらの結果を分析し、研修内容の見直しや改善策の提案を行います。これにより研修は連続的な改善サイクルとなり、その質は徐々に向上していくことでしょう。

 

 

 

 

効果の高い研修は東京ITスクールへ

 

研修の評価シートはより高い効果を得るための手段ですが、東京ITスクールの研修をご利用いただくことがより高い効果の近道となります。東京ITスクールの研修は、研修のフィードバックなどをもとに改善を重ね今も進化し続ける研修です。

 

エンジニア向けの研修からビジネスマナーに至るまで、さまざまなジャンルのさまざまなレベルの研修をご用意しています。ぜひご検討ください。

 

ご不明の点やご興味がおありでしたら、些細なことでも構いませんので、お気軽にご連絡ください。

 

 

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 東京ITスクール 鈴原 
 講師としての登壇・研修運営の両面で社員教育の現場で15年以上携わる。
 企業のスタートアップにおける教育プログラムの企画・実施を専門とし、
 特にリーダーシップ育成、コミュニケーションスキルの向上に力を入れている。
 趣味は筋トレと映画鑑賞。

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