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【2024年最新】リスキリングのコツを業種別に解説!研修を効果的に進める7つのステップ

公開日:2024年02⽉02⽇最終更新日:2024年03⽉05⽇

新たなビジネスへの取り組みや、業績アップのための施策に力を入れていきたい。しかし、人の手でずっと行っている煩雑な事務作業や商品管理、正確性の低いデータ、対面営業に割かれる膨大な工数・・・。

 

業務改善・効率化のため、従業員のリスキリングの必要性は強く感じているものの、どのように育成すればよいのかわからない。タイミングは?具体的に身に付けるべきスキルは?リスキリング研修にはどんなものがあるの?

 

本記事では、このようなお悩みを持つ経営者の方に向けて、リスキリングによる業務改善、おすすめのスキル、研修についてわかりやすく解説します。

 

 

 

リスキリングの重要性

 

リスキリングの重要性

 

近年、しきりと叫ばれている「リスキリング」という言葉。

厚生労働省によると、リスキリングとは

 

新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応して価値を創造し続けるために、必要なスキルを獲得する/させること

厚生労働省ホームページより抜粋

 

とされます。

デジタル技術の進化とともに、様々な業種で仕事の内容が大きく変わってきています。そんな状況の中、従業員は新たなスキルを身に付ける必要が出てきています。

 

 

 

《業種別》リスキリングが必要とされる場面とは

具体的にはどんな場面でリスキリングが必要とされているのでしょうか。

いくつかの例をご紹介します。

 

  • 製造業なら…

これまでは人の手で行ってきたライン製造などの作業工程が、近年はロボットやIoT技術の導入によってどんどん自動化されています。

今後、人は単純作業者としてではなく、AIや制御システムを活用し、より製造のフローを効率化したり、エラーを減らしたりといった管理側のスキルが求められていきます。

 

  • 接客・販売なら…

これまでは実店舗での対面接客での販売が主流で、売上は販売員のスキルに依存する部分がかなりありました。近年、オンラインストアの需要が増えたことで、売れる商品の分析・ターゲット層の特定をし、より効果的に売上げを拡大していくことが求められています。

「ネットでも買えるが実際にお店で見たい」というお客様に対しては、対面ならではのショッピング体験を提供できるよう、コミュニケーション力や豊富な商品知識、提案力が求められます。

 

  • 営業なら…

旧来の「営業は足を使え」という、とにかく人力で頑張るスタイルから、近年ではWEBマーケティングで潜在顧客にアプローチし、より確度の高い商談に時間を割けるようにしていく必要性が出てきています。

顧客とのコミュニケーションについても、対面からオンラインへ移行する中で、ZoomやWEBツールの活用スキルが営業にも不可欠になってきています。

 

 

リスキリングは、これらの変化に適応しながら持続可能なキャリアを築くための、いわば「生き残り」のための施策です。

 

社員のリスキリングがうまくいかないと、今後企業としての順調な拡大・成長が難しくなることは否めません。社員にとっても、雇用の継続が脅かされることにもなりかねないでしょう。

 

 

 

 

リスキリングの事例 - 大手コンビニチェーンの場合

 

リスキリングの事例:大手コンビニチェーンの場合

 

東京ITスクールでもリスキリング研修を提供しております。実際に研修を受講いただいた企業様で、非常に効果の上がったリスキリングの事例をひとつご紹介します。

 

某大手コンビニチェーンのご担当者様より、

在庫管理や勤務シフトの作成をこれまで紙ベースでやっていたが、非常に時間がかかるのでもっと良い方法はないか?」

とご相談がありました。

 

Googleフォームやスプレッドシートを活用すれば、大幅に作業を効率化できることをアドバイスしたところ、店舗の従業員は誰も使えない、とのことでした。

そこで、店長レベルの方々に向けて「Googleフォーム・スプレッドシートの使い方講座」を開催しました。

 

速習!「Googleスプレッドシート」習得講座

 

講座を受講した方々からは、「これまで2時間かかっていいた作業が5分程度で終わるようになった」「店舗スタッフのシフト希望をフォームで提出させるようにしたことで、勤務シフトの作成・勤怠管理が格段に楽になった」とお喜びの声を多数いただきました。

 

当たり前のように膨大な時間をかけて行っている作業が、実は数分で終わる。

このような例は皆さまの会社でもきっとあると思います。

 

少子化が進み、人件費は今後ますます高騰していくことが予想されます。

ひとりひとりの生産性を上げていくことを考えなければ、将来的に深刻な経営危機を招くことにもなりかねません。

また、シニア人材の有効活用も必須事項となるでしょう。

 

従業員のリスキリングは、経営存続のためにも今すぐにでも取りかかるべきミッションと言えます。

 

 

 

 

リスキリングのメリット

 

リスキリングのメリット

 

リスキリングに取り組むことによる、具体的なメリットとはどんなことでしょうか。

企業側と従業員側、それぞれについて解説します。

 

企業側のメリット

  • 競争力の向上

従業員が新たなスキルを身に付けることで、より顧客に求められる商品・サービスの開発ができたり、業務フローを大幅に効率化できる効果があります。それがビジネスを発展させることにつながり、市場における企業の競争力が大きく向上します。

 

  • 生産性の向上

従業員が新しいスキルを習得し、より適切な方法で業務を行うことができるようになると、作業工数が大きく節約できます。スキル習得によって幅広い業務に対応できることで、従業員の生産性が大きく向上します。結果、コスト削減と利益の最大化につながります。

 

  • 人材の内部育成

リスキリングは、企業内の人材を有効に活用する手段として非常に効果的です。既存の従業員に新しい学びと役割を与えることで、有用な人材が社内に増えていきます。これは企業にとって大きな力となります。

 

  • 従業員の満足度・定着率UP

従業員が新たなスキルを習得し、これまでにはできなかった業務に対応できたり、活躍の場が増えることは彼ら自身のスキルとキャリアの成長にもつながります。従業員満足度を高め、離職率を低減するのにも有効です。採用にかかるコストも削減できますね。

 

 

従業員側のメリット

  • キャリアの成長

新しいスキルを習得することで、従業員自身のキャリアアップにつながります。これまでとは違うスキルや知識を得ることで、職場で新しい役割や責任を果たすことができるようになります。

 

  • 雇用の安定

産業や技術の変化に合わせたスキルを習得することで、従業員は雇用の安定性をキープできます。もし今の仕事の需要が減少しても、新しい仕事に適応できるスキルを持つことで、安定して働き続けることができます。

 

  • 職場での自信

新しいスキルを習得し、対応領域が広がることは、従業員の自己評価と自信を大きく向上させます。「会社に貢献できている」という実感を持つことができるため、従業員はやりがいを持って働くことができます。

 

  • 市場価値の向上

リスキリングにより、従業員は自身の市場価値を向上させることができます。新しいスキルを持つことで、他の求人においても競争力が高まり、より良い待遇の交渉ができる可能性が高まります。

 

 

以上のように、リスキリングは企業と従業員の双方に多くのメリットがあります。変化するビジネス環境に適応し、企業と従業員が共に成長し続けるためにも、今すぐリスキリングに取り組むことが重要です。

 

 

 

 

全ての業種共通で「変化に適応できるマインド」が必要

 

全ての業種共通で「変化に適応できるマインド」が必要

 

全ての業種、そして企業側・従業員側に言えることは、市場や技術のめまぐるしい変化に対し、その都度柔軟に適応していくマインドが必要ということです。

 

状況に合わせた適切な対応ができる、柔らかで強い思考を持つことが、スキルの習得よりも実は重要なことです。これまでの仕事のやり方や古いルールに固執したり、変化に抗うほどに企業も個人も厳しい状況に追い込まれていくでしょう。

 

この部分の啓蒙活動が社内でできるかどうかもリスキリングを成功させる重要なポイントになります。経営陣から積極的に発信することも大切ですね。

 

 

 

 

従業員のリスキリングを効果的に進めるための7ステップ

 

従業員のリスキリングを効果的に進めるための7ステップ

 

リスキリングの重要性は理解しているけど、どうやって進めたらいいのかわからない、という方も多いと思います。

ここからは、従業員のリスキリングを効果的に進めるための7つのステップを解説します。

 

 

 

ステップ1 リスキリングの必要性を社内全体が理解する

最初のステップとしては、まず「なぜリスキリングが必要なのか」を従業員が理解することです。

先のセクションでも変化の必要性について述べましたが、「技術の進化や業界の変化によって、これまでの業務がどのように変わっていく必要があるのか」「そのためにどんなことが必要なのか」をしっかりと伝えましょう。

 

また、リスキリングによって業務を改善することが、従業員と企業にとってどのような利益をもたらすのかを明確にしましょう。企業と従業員双方がリスキリングについて共通の認識・理解を持てることで、その後のステップがスムーズに進みやすくなります。

 

 

 

ステップ2 リスキリングの目標とタスクを設定する

次に、どのスキルや知識を強化する必要があるのかを見きわめ、リスキリングの具体的な目標を設定します。以下に目標とそれに対するタスクの例を挙げます。

 

目標例① 事務職の従業員にデジタルマーケティングの支援をさせたい

タスク:

  • Excelでの作業自動化スキル、業務用WEBツールの活用方法の習得
  • デジタルマーケティング関連のツール、データ分析のスキルの学習

 

目標例② 製造作業員に機械制御・製造フローの監視を任せたい

タスク:

  • 機械制御システムの操作・保守に関するデジタルスキルの習得
  • 生産ライン上でのデジタル監視と品質管理のためのソフトウェアツールの使用方法の理解

 

目標例③ アパレル販売員にオンラインショップの管理業務を担当させたい

タスク:

  • オンライン販売プラットフォームやソーシャルメディアを活用したデジタル販売スキルの習得
  • 売上データや在庫データの分析し、在庫の最適化と需要予測のスキルを習得

 

ツールの種類は目的によって様々と思いますが、このように事前に設定することでゴールが明確になります。

 

 

ステップ3 リソースを確保する

リスキリングにはリソースが必要です。業務を行う中で学習の時間を取る必要があるため、大きな支障が出ないように配慮しながら計画しましょう。

予算、トレーニング資材、専門知識を提供できる教育機関や講師などを確保しましょう。従業員にとって学習のための時間を確保する計画も立てます。リスキリングには国の助成金の活用ができる場合もありますので、是非検討しましょう。

 

 

ステップ4 研修プランを作成する

ステップ2で定義したタスクをもとに、従業員の個々のニーズに合った研修プランを考えましょう。

オンライン型、eラーニング、講師派遣型などの研修がありますので、内容を精査した上で適したものを選びましょう。どんなものがよいかわからない時は、教育機関を複数ピックアップして問合わせましょう。

 

 

ステップ5 従業員を参加させる

プランができたら、従業員に実際に研修を受講させます。研修の後は、必ず報告をさせるようにしましょう。研修が業務の中で今後どのように活かせそうか、どんなことを目標にしていくかなどを明確にすることで、育成の効果が上がりやすくなります。

 

 

 

ステップ6 研修後の進捗をモニタリングする

研修の後は、進捗を定期的にモニタリングしましょう。業務内でのリスキリングの効果を追跡し、必要に応じて調整を行います。進捗レポートや評価を用いて従業員の成長を可視化し、フィードバックを提供しましょう。

 

 

 

ステップ7 成果を評価し継続的な改善を行う

リスキリングプログラムの結果を評価し、目標が達成できたかを確認します。同時に、今後のリスキリングプランに反映できる改善点を特定します。リスキリングは一度で終わりではなく、継続的改善していくことが重要です。

 

 

 

 

リスキリングに人気のスキル5選&おすすめ研修

 

リスキリングに人気のスキル5選&おすすめ研修

 

業種によっても若干変わりますが、リスキリングにおいて人気のスキルと、東京ITスクールで現在提供しているおすすめの研修についてご紹介します。

 

 

 

プログラミング

プログラミングの基礎を学び、自社のシステム開発や自動化に活かすことができます。また、非IT人材をエンジニアとして一から育成したい場合にも、基礎から学べる研修があります。

ECサイトの運営や、WordPress上でのサイト更新などにも、プログラミングの基礎知識があるととても役立ちます。

 

プログラミング関連おすすめ研修

リスキリング研修 – 東京ITスクール

基礎から学ぶHTML/CSS習得講座 – 東京ITスクール

 

プログラミング関連の研修をもっと見る

 

 

 

コミュニケーション

対顧客や、業務におけるメンバー間での高いコミュニケーション能力は、今後ますます必要なスキルになります。技術力はあるが交渉力や調整力に乏しいような人材についても非常に有効なスキルです。

また、近年はリモートワーク化が進みテキストでのコミュニケーションも多くなりました。テキストベースでの言葉遣いや伝え方について効果的に学べる研修もあります。

 

コミュニケーション関連おすすめ研修

上手な人間関係を作る、対人関係構築講座(実践テクニック編) – 東京ITスクール

今どきのビジネスパーソンに求められる「文章力」習得講座 – 東京ITスクール

 

 

 

データ活用・分析

データ分析のスキルを身に付ければ、事実に基づいて顧客の動向を探ったり、トレンドの統計予測などができるほか、在庫管理、生産計画、販売戦略などの最適化ができたりと、業務上の様々な意思決定の助けになります。

 

データ活用・分析関連おすすめ研修

Excelを用いたデータ活用講座(統計、分析編)(リスキリング) – 東京ITスクール

 

 

 

Webツール・ITサービス活用

場所や端末を限定せずに活用できるコミュニケーションツールであるSlack、GoogleカレンダーやスプレッドシートといったWeb上の各種ツールが使いこなせると、様々な業務に応用できます。

社内コミュニケーションをはじめ、営業担当のスケジュール管理や、進捗シートの共有など、チームでの仕事に役立つ便利な要素がたくさんあります。

 

Webツール・ITサービス活用関連おすすめ講座

DX研修 – 研修一覧 – 東京ITスクール

~ITサービス、デジタルツールの基礎を理解する~ 業務改善のための「Slack活用」講座 – 東京ITスクール

速習!「Googleスプレッドシート」習得講座 – 東京ITスクール

 

 

 

マネジメント

リーダーシップやプロジェクトマネジメントのスキルを身につければ、チームを効果的に指導し、成果を出せるようになります。一作業者から脱却し、高い視座で仕事をとらえ、必要な行動を取れる力を養います。

 

マネジメント関連おすすめ講座

1日で学ぶ!「プロジェクトマネージャー」養成講座 – 東京ITスクール

「目標達成力(PDCA)」養成講座(細分化編) – 東京ITスクール

 

上記の研修の他にも、多数の講座をご用意しております。

是非ご覧ください!

 

個別研修 – 東京ITスクール

 

 

 

 

東京ITスクールのリスキリング研修

 

東京ITスクールのリスキリング研修

 

私たち東京ITスクールは、東京No.1の新人IT研修をはじめとした、企業のデジタル人材の育成課題に対するソリューションを豊富にご用意しています。

リスキリングにおいても、現在の業務のお悩みや育成のお困りごとに寄り添い、最適な研修プランをご提案させていただきます。

 

 

 

業務のニーズに合わせた、豊富な講座ラインナップ

プログラミング、AI、Office、コミュニケーションやマネジメントなど、多様な講座をご用意。

オンデマンドの講義(録画)と、ワークや質疑応答を含めた双方向でのライブ講座があり、ご都合に合わせて選択することが可能です。

目的に合わせて複数講座のパッケージでご提案させていただくこともできます。

 

リスキリング研修 – 東京ITスクール

個別研修 – 東京ITスクール

 

 

 

業務を行いながらの学びをサポートする、柔軟なスケジュール設定

既存社員のリスキリングは、通常業務の状況にも配慮する必要がありますよね。

東京ITスクールでは、業務を行いながらでも無理なく受講いただけるスケジュールでのご提案が可能です。お気軽にご相談ください!

 

 

 

助成金の活用が可能

東京ITスクールのリスキリング研修には、国の助成金を活用することが可能です。必要書類の作成等、申請の手続きについても専属のサポートチームがお手伝いいたします。初めての申請でもご安心ください。

 

 

 

 

リスキリング研修の資料を無料ダウンロード

 

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リスキリング研修をはじめとした、わかりやすい資料を各種ご用意しております。

助成金の活用についての資料もございますので、是非ダウンロードしてご覧ください。

 

 

 

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 東京ITスクール 金坂
 SEとしてB2Cアプリ開発、金融系システム開発などを経験後、人事部で採用業務を担当。
 現在は東京ITスクールの講師として新人研修から階層別研修、人事向けセミナーまで幅広く登壇。
 猫を3匹飼っている猫好き。

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