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研修で学ぶハラスメント対策!正しい知識で安心できる職場づくりを

公開日:2024年04⽉12⽇最終更新日:2024年04⽉12⽇

研修で学ぶハラスメント対策!正しい知識で安心できる職場づくりを

職場におけるハラスメントは、働く環境を悪化させ、生産性やモラルを低下させる深刻な問題です。これは従業員のメンタルヘルスや働きやすさを保つために避けるべき問題です。

 

企業としてはどのような事象がハラスメントに該当するのか、またそれにどう対処すべきかの理解が不可欠となります。

 

この記事では、ハラスメントの基本的な知識、具体的な事例、それによる影響、そして最も重要なハラスメント対策の重要性について詳しく解説しています。

 

記事を読むことで、得られることは以下の通りです。

 

①ハラスメントを正しく認識できる

②具体的な対策を立てるための知識を得ることができる

③より良い職場環境を築くための助けになる

 

ハラスメントのない、安心して働ける職場づくりのために本記事がお役に立てば幸いです。

職場におけるハラスメント

 

ハラスメントの基礎知識

ハラスメントとは、職場での人間関係において、一方的な態度や行動で相手を精神的、身体的に苦しめる行為のことを指します。これにはパワーハラスメント、セクシャルハラスメント、マタニティハラスメントなど、さまざまな形が存在します。

 

ハラスメントは、適切なコミュニケーションの欠如や理解不足から生まれることが多く、それが職場の雰囲気や生産性を大きく損なう一方で、被害者の心身の健康にも深刻な影響を及ぼします。

 

これらの理由から、企業はハラスメントに対する十分な対応と予防策を講じる必要があります。これは、従業員全員が安心して働ける環境を提供すると共に、組織全体の生産性向上にも寄与する重要な取り組みです。

 

 

 

ハラスメントの種類と事例

ハラスメントにはさまざまな種類がありますが、主要なものとしては以下の通りです。

 

  • セクシャルハラスメント・・・性的な言動によって相手を不快にさせる行為。性的な冗談や下ネタを挟む、不適切な身体的接触をする等
  • パワーハラスメント・・・職場での立場や権力を利用して相手を精神的に追い詰める行為。無理な仕事量を押し付ける、過度な評価下げや業績評価の恣意的操作など
  • モラルハラスメント・・・相手を傷つける言葉や行動を繰り返し行うことにより相手を精神的に追い詰める行為。冷笑や蔑みの言葉を投げかける、人前での批判や否定、無視など

 

これらのハラスメントは、被害者だけでなく職場全体の環境にも悪影響を及ぼすため、早期の対応と予防が不可欠です。

 

 

 

ハラスメントによる影響

ハラスメントは被害者だけでなく、職場全体に深刻な影響を及ぼします。まず、個人レベルではストレスや不安感が増大し、自尊心の低下や心身の疾患を引き起こす可能性があります。

 

また、モチベーションの低下や業績の低下といった問題が生じることで、職場の生産性や経済性に直接的な悪影響を及ぼすことがあります。

 

ハラスメント問題が表面化すれば企業のブランドイメージが低下し、優秀な人材を引き寄せることも難しくなるでしょう。これらの影響は一時的なものではなく、長期間に渡り企業の成長を阻害する可能性があるため、ハラスメントを未然に防ぐことが重要です。

 

 

 

ハラスメント対策の重要性

ハラスメント対策の重要性は、職場の健全な運営と従業員の安定を保証する上で不可欠です。未対策の場合、従業員のメンタルヘルスや生産性に重大な影響を与える危険性があります。

 

また、離職率の増加や企業のブランドイメージの損失といった負の連鎖を生む可能性も大いにあります。例えば、大手IT企業のGoogleでは、ハラスメント対策を徹底し、一任された専門チームが社内のハラスメント対策を統括することで、職場環境の改善と社員満足度の向上を実現しています。

 

これからも、企業は社員の安心した職場環境を守るため、ハラスメント対策の重要性を認識し続け、その取り組みを継続することが求められます。

 

 

 

 

ハラスメント法規と企業の取り組み

 

日本では、ハラスメント行為の防止を目指し、様々な法規制が整備されています。労働基準法、労働契約法、男女雇用機会均等法などがそれに当たります。

 

これらの法律は、従業員への適切な職場環境の提供を求め、ハラスメント防止策の策定を企業に義務づけています。法律違反となると、企業名の信用失墜や罰金などの重大な結果を招く可能性もあるのです。

 

 

 

法律で定められたハラスメントとは

ハラスメントとは、パワーハラスメントやセクシャルハラスメントなど、職場での人間関係において適切でない行為全般を意味します。

 

これらの行為は職場の生産性を下げ、従業員の精神的健康を損なう可能性があります。

 

企業は、従業員が安心して働くことができる環境を整備する義務があります。具体的には、ハラスメント防止策の策定、問題が発生した際の報告パスの確立、教育研修の実施などが求められます。

 

 

 

効果的な対策の事例紹介

一部の企業では、ハラスメント防止のための具体的な取り組みを進めています。

 

例えば、楽天は全社員向けのパワーハラスメント防止研修を実施していますし、リクルートはチームビルディングを推進するなど、職場のコミュニケーション改善に取り組んでいます。これらの取り組みは、他の企業が参考にするべき成功事例と言えるでしょう。

 

 

 

 

職場でのコミュニケーションと対人関係構築

 

良好な職場環境づくりには、コミュニケーションと対人関係の構築が不可欠です。無意識に行われるハラスメント防止のためにも、これらを理解し、適切に行うことが求められます。

 

 

 

職場での良好なコミュニケーションが鍵

良好なコミュニケーションは、職場におけるハラスメントを防ぐための重要な鍵となります。お互いに意見や感情を適切に伝達し理解することで、誤解や対立を避け、良好な人間関係を築けます。

 

具体的には、共感の表明、リスペクトの示し方、フィードバックの方法などが効果的なコミュニケーションに必要です。

 

また、職場の風土や組織の大小に関わらず全員が参加しやすいようなコミュニケーションチャンネルの整備も重要です。

 

フェースブックなどの大企業では、オープンフロアの設計や社員の自由な意思表現を奨励し、全員が情報を共有し、信頼関係を深める文化を形成しています。このように、良好なコミュニケーションがハラスメント対策に繋がり、より良い職場環境の実現に貢献します。

 

 

 

信頼関係の構築

職場で信頼関係を構築するためには、すべてのスタッフが互いに尊重し、価値観を理解し、心からコミュニケーションをとることが必要です。信頼関係はお互いが一緒に働きやすい環境を作り出し、心地よい職場文化を創出します。

 

具体的には、誠実さ、公平さ、開放性、互いへの理解、そして対話を重視します。例えば、米国の大手IT企業Googleでは、信頼関係構築のために「心の安全性」を重視しています。

 

これは、チームメンバーが思いやりを持ってリスクを取ったり、意見を言い合ったりできる環境を指します。このように、信頼関係の構築は、職場のハラスメントを防ぎ、より健康的で生産的な職場環境を作り上げるために欠かせない要素です。

 

 

 

 

紛争解決のためのスキルとアプローチ

紛争解決のためのスキルとアプローチの適切な理解と活用は、ハラスメントによる職場環境の悪化を防ぐ手段となります。

 

まず、洞察力を鍛えることが大切です。これは、他者の感情や意見を理解し、適切な対応をするための基本能力です。次に、コミュニケーションスキルも必須です。話す技術だけでなく、相手の話を適切に理解し、反応する能力も含まれます。

 

また、問題解決のための思考力も重要です。具体的な提案や戦略を立案し、実行する能力を意味します。これらのスキルがあれば、職場でのハラスメントを未然に防ぐことが可能になります。

 

紛争解決には適切なアプローチも必要です。例えば、第三者を介在させるメディエーションなどが有効な方法となるでしょう。また、全員が納得のいく解決を目指すウィンウィンの原則を念頭に置くことも肝心です。一方的な決定を避け、できるだけ多くの関係者の意見を取り入れることで、公平性も確保すべきです。

 

効果的な対策は状況により変わりますが、スキルとアプローチを組み合わせて適切に対処することで、ハラスメントを未然に防ぐことが可能となります。

 

 

 

 

具体的なハラスメント対策の実施

 

具体的なハラスメント対策としては、まず社内教育と研修の実施が有効です。

 

例えばIBMでは、全従業員がハラスメント防止研修を受けることが義務付けられています。また、相談体制の整備も欠かせません。具体的には、専門の相談窓口の設置だけでなく、専門性を持ったカウンセラーの配置や、外部の専門機関との連携もよいでしょう。

 

さらに、トラブルが発生したときの対応フローや手順を明確にしておくことが大切です。問題が発生した場合、適切な対応を滞りなく行うためには、事前に詳細なプロトコルを整備しておく必要があります。

 

そして、何よりも継続的な改善と評価が重要です。ハラスメント対策は一度きりの活動ではなく、恒常的に取り組むべき課題です。定期的に状況を確認し、必要に応じて対策を見直すことが重要です。以上の具体的な対策を行うことで、ハラスメントのない健全な職場環境を築くことができます。

 

 

 

社内教育と研修の実施

社内教育と研修はハラスメント対策において重要な役割を果たします。まずは全ての社員がハラスメントの基本的な知識を理解し、問題意識を持つことが求められます。

 

適切な教育により、自身がハラスメント行為を起こさないよう自己管理し、また他者からハラスメントを受けた際には適切に対処することが可能になります。

 

研修では具体的な状況ごとの対応方法も教えることが重要です。例えば、ハラスメントの一種であるセクシャルハラスメントに対しては、その具体的な示唆や冗談も含めた行為例を挙げ、それがなぜ適切ではないかを解説することで、言葉だけでなく実際の行動レベルでも理解を深めます。

 

さらに、ハラスメントが発生した場合にはどのように対応すればよいか、誰に相談し、どのような手段で解決に導くかなど、具体的な行動指針を示すことも大切です。

 

このような研修を定期的に実施し、社員一人ひとりがハラスメントという問題に対する意識を常に高めていくことが、企業全体の対策強化につながるのです。

 

 

 

相談体制の整備

ハラスメントが起きたときに、相談できる窓口を設けることは企業にとって必須の対策です。相談体制を整備することで、被害者は問題を共有し、解決を求める機会を得られます。

 

具体的には、社内に清廉潔白な第三者を配置し、話を聞く存在を設けることが一般的です。また、外部の専門組織に委託する方法もあり、秘密保持や公正な対応が求められる場合は有効です。

 

パナソニックでは、社員が安心して相談できるよう、社内にはハラスメント防止対策室を設け、専門のカウンセラーが対応しているとの事例があります。ハラスメント対策の一環として、相談体制の整備は必須となります。

 

 

 

トラブル発生時の対応フロー整備

ハラスメント発生時の迅速な対応は職場の信頼関係を保つ上で重要です。そのためには、具体的な対応フローを事前に整備しておくことが求められます。

 

まず、社員全体にハラスメントの定義を明確に理解させ、誰に何を報告すればいいのか知ってもらうことが第一歩です。

 

その上で、適切な報告先を設け、対応に関わる担当者の役割と手順を明示します。また、中立的な第三者から見た観点を持つため、外部の専門家を巻き込んだ調査やアドバイスも重要となります。

 

一方で、事象の重大性や緊急性により、対応フローの柔軟な適用を可能にするルールも必要です。そして何より、早急な反応が見られないと被害者や関係者の信頼を失うので、迅速な対応と適切な対策の実行を重視することが求められます。

 

 

 

継続的な改善と評価が大切

ハラスメント対策の改善と評価は、企業の健全な成長と職場環境の向上に必須の要素です。対策は一回きりのものではなく、常に現状を見直し、問題を修正し、より良い方法を模索する必要があります。

 

これには、社員のフィードバックを収集し、それに基づいてアクションを取ることが重要になります。また、対策の有効性を評価するためには、定量的な指標と定性的な指標の双方を利用することが有効です。

 

例えば、導入後のハラスメント発生率の変動や、職場の雰囲気の改善、社員の満足度などを評価指標とすることで、具体的な改善点や成功点を把握することができます。継続的な改善と評価は、確実にハラスメント問題を解消し、より良い職場環境を作り上げるための鍵となります。

 

 

 

 

安心できる職場づくりとは:ハラスメント対策の浸透と継続

 

安心できる職場環境とは、全員が恐怖や不安なく働ける環境のことです。ハラスメントの問題は、深刻なものであり、それが存在することで多くの社員が苦痛を感じ、業績にも大きな影響を与えてしまいます。

 

そのため、企業のリーダーや人事部門は、ハラスメント対策の重要性を理解し、対策を怠らないことが求められます。

 

 

 

安心できる職場環境とは

安心できる職場環境とは何かを理解するためには、ハラスメントの根絶だけでなく、それを可能にする要素全体を把握することが重要です。

 

まず、相互の尊重と信頼が基盤となる文化が築かれていることが必要です。これは、社員全員が自分の意見を安心して共有でき、違いや多様性が理解され、尊重される環境を意味します。

 

次に、清明なコミュニケーションと情報共有が行われていることも大切です。適切なフィードバックや助言、適時に情報が共有されることで、社員は自身の業務に対する理解を深め、仕事のパフォーマンスを向上させることができます。

 

社員をサポートするための制度やプログラムが整っていることも重要です。これには、メンタルヘルス支援、キャリア開発、労働時間の管理等が含まれます。これら全てが、社員が安心して働ける職場環境を作り上げる要素と言えます。

 

 

 

ハラスメント対策を社内に定着させる

ハラスメント対策を企業文化として確立し定着させるためには、組織全体での理解と協力が必要不可欠です。具体的には以下の3つが主な要素となります。

 

  1. トップマネジメントの理解と支持: ハラスメント対策は企業の経営方針と強く結びついています。経営陣が具体的な対策を理解し、それを全社に向けて発信することが求められます。
  2. 全社員への教育と訓練: 全社員がハラスメントの種類と影響、そして適切な対応方法を理解していることが重要です。継続的な教育と訓練により、従業員の意識改革を図ります。
  3. フィードバックや評価システムの導入: 対策の効果を確認し、必要に応じて改善するためのシステムが必要です。ハラスメントの有無、その頻度、対策の効果などを定期的に評価し、結果を基に改善策を立てていくことが求められます。

 

以上の取り組みを通じてハラスメント対策が企業文化として定着し、良好な職場環境を構築しましょう。

 

 

 

 

ハラスメント研修なら、東京ITスクールがおすすめ!

 

東京ITスクールでは、職場におけるハラスメント対策に特化した研修プログラムを提供しています。

 

このプログラムは、ハラスメントの種類やその影響、法規制に準じた対策などの基礎知識から、具体的な対策までを包括的に学べるカリキュラムとなっています。また、良好なコミュニケーションや対人関係を築く方法についても重視しており、職場環境の改善に役立ちます。

 

~リーダー、役職者は必ず押さえておこう!~身近に潜む危険を取り除く「ハラスメント」講座

 

東京ITスクールのハラスメント対策研修では、ハラスメントが生じた際の問題解決スキルも身につけることができます。具体的には、相談体制の整備や問題発生時の対応フロー制定について学ぶとともに、継続的な改善と評価の方法についても指導します。

 

このような研修を通じて、東京ITスクールは「ハラスメントがない快適な職場環境」を目指す企業を全力でサポートします。

 

ハラスメント対策を社内に定着させ、より良い職場環境づくりを進めていくために、ぜひ東京ITスクールの研修プログラムをご活用ください。

 

 

 

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 東京ITスクール 山口
 SESで現場PG、SEとして活躍後、受託開発のPMとして多数の開発プロジェクトを経験。
 主に金融系案件を担当。
 現在はこれまでの経験を活かして東京ITスクールのカリキュラムや教材開発業務に従事。
 趣味はサイクリング。

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