プログラミング研修での挫折を防ぐポイントとおすすめ研修を紹介!
公開日:2023年09⽉15⽇最終更新日:2023年09⽉15⽇
プログラミングスキルを高めるために実施されるプログラミング研修ですが、挫折・離脱する人は決して少なくありません。
せっかく研修を実施しても、途中で挫折・離脱する人が多くては、思うような成果が挙げられず、人材育成もままならなくなってしまいます。
プログラミング研修での挫折・離脱は、いくつかのポイントを意識するだけで大幅に減らすことが可能です。
この記事では、プログラミング研修での挫折を防ぐポイントと、おすすめの研修を紹介します。
プログラミング研修の目的
プログラミング研修は、実務に活かせるプログラミングのスキルを身につけ、業務効率化を進めるために行われます。
DXが進んでいない企業の場合、未だ煩雑な手順で業務を行っていることが少なくありません。そこで役立つのが、プログラミングのスキルです。研修で学んだプログラミングスキルを使って業務のシステム化ができれば、一気に業務効率化が図れるでしょう。
プログラミング研修というと「エンジニアが新しいプログラム言語を習得するために行うもの」というイメージもあります。しかし、実際のところはプログラミング言語を習得するための研修ばかりではありません。
プログラミングスキルの習得を目的とせず、そのスキルを活かして何を実現したいのかを明確にして研修を実施すると、より確かな成果が得られます。
プログラミング研修の主な内容
プログラミング研修では、主に次のようなことを学びます。
- プログラミングの基礎知識の理解
- プログラム言語の習得
- 実装演習
ひとつずつ見ていきましょう。
プログラミングの基礎知識の理解
プログラミングは、プログラム言語がわかれば誰でもできるものではありません。プログラム言語を学ぶ前に、次のようなことを身につける必要があります。
- ロジカルシンキング
- 情報セキュリティの知識
- システム構築の基本的な概念
プログラム言語を学ぶ前段階としてこれらのことを身につけておくと、以降の研修がスムーズに理解できるでしょう。
ロジカルシンキングや情報セキュリティの知識といった事柄は、ビジネスにおいてとても重要です。文系・理系を問わず身につけておいて損はないことなので、新入社員向けの研修であっても習得度に差が出にくいといわれています。
企業によっては、これらの内容に個人情報保護や業務フローの書き方などが加わることもあり、できるだけ多くの人に受講させたい研修です。
プログラム言語の習得
プログラミング研修と聞いて最もイメージが湧きやすいのが「プログラム言語の習得」ではないでしょうか。
プログラム言語といっても実に様々な言語があり、基本的な構成やルールは言語ごとに異なります。この研修では、実際に業務で使用する言語ごとにクラスを編成し、実際にPCを操作しながらプログラム言語を学ぶのが一般的です。
テキスト通りに構文をPCに打ち込むといったレベルから、講師の指示に従って課題をこなすといったレベルまで、受講する人のレベルに応じた研修が行われます。
実装演習
プログラム言語の基礎が身についたら、いよいよ実装演習を行います。実装演習では、個人演習のあとチーム単位で1つのシステムを構築するのが一般的です。
個人演習の最初は簡単にこなせても、中盤から内容が難しくなるため、理解度や完成までのスピードにばらつきが生じやすくなります。
チーム演習になるとさらに他の人との連携も必要になってくるため、実装演習で挫折・離脱する人は決して少なくありません。
挫折・離脱を防ぐには、研修を行う側が適宜フォローを行うことが重要です。
プログラミング研修についていけない人が多い理由
では、どうしてプログラミング研修についていけない人が多いのでしょうか。
ここからは、よく聞かれる理由を解説します。
演習課題が多すぎるから
プログラミングスキルを身につけるには、実際に手を動かすことも非常に重要です。そのため、プログラミング研修は他の研修に比べて、演習課題が多くなる傾向にあります。
しかし、人によっては演習課題が多すぎて、本来の業務に支障をきたしてしまったり、精神的に大きな負担になることがあるので、注意が必要です。
だからといって、課題を少なくすれば理解が深まらず、中途半端な研修になってしまいます。
課題の量を減らさずに受講者の挫折・離脱を防ぐには、密なフォローアップが欠かせません。
長時間集中して学ぶ必要があるから
演習に大きな時間を割くプログラミング研修では、長時間PCに向かって作業をすることも少なくありません。人によっては、集中力がもたないと感じることも増えるでしょう。特に、長時間机に向かう習慣のない人は苦行と感じるかもしれません。
演習中は、トラブルやアクシデントに頻繁に遭遇します。それが続くと、徐々にプログラミング研修が精神的な負担になったり、「自分にできるのだろうか」と不安になったりします。
どんな人でも、根を詰めすぎるのは体に毒。演習中はこまめに休憩時間を設けるなどして、リフレッシュできる時間を作りましょう。気分転換は、視点を変えるのにも役立ちます。
自学自習が基本だから
自学自習というのは、自分を律することで初めて実現可能な学び方です。人によっては、誘惑に負けたり、気が散ったりして、研修に集中できないこともあるでしょう。
プログラムの開発というのは、思っている以上に孤独な作業です。
わからないところや、つまずいているところがあっても相談しにくかったり、自分だけが苦労しているような孤独感に襲われたりすることも多いと言われています。
自学自習が基本とはいえ、適切なサポートは必要です。挫折・離脱を防ぐには、こまめな声かけやフォローを行うようにしましょう。
次から次に新しい知識やスキルを詰め込まれるから
プログラミング研修を受ける人は、全員がプログラミング初心者というわけではありません。なかには、学生時代からプログラミングに取り組み、ある程度のスキルがある人もいるでしょう。そのような人であれば、プログラミングの基礎は理解しているため、知識やスキルの習得もスムーズです。
しかし、初心者はそうもいきません。
かといって、研修の時間は限られているため、場合によっては次から次に知識・スキルを詰め込まざるを得ないことがあります。その結果、パンクしてしまう受講生は決して少なくありません。
受講生のパンクを防ぐには、習熟度別のクラス編成を取り入れたり、質問しやすい環境を作ったりして、焦らずに知識・スキルを習得できる環境を整えることが大切です。
プログラミング研修で挫折させないために注意すべき6つのこと
ここからは、プログラミング研修で挫折者を出さないために意識すべき6つのことをお伝えします。
- 学ぶプログラミング言語を絞る
- 学ぶ人のスキルレベルに合わせてクラスを編成する
- 余裕をもって学べるスケジュールでプログラミング研修を行う
- カリキュラムにチーム演習を盛り込む
- こまめに理解度を確認する
- インプットとアウトプットの機会をできるだけ多く設ける
以上のことを心がけて、全員完走を目指しましょう。
学ぶプログラム言語を絞る
プログラミング研修を行う際は、まず学ぶプログラム言語を絞りましょう。
プログラム言語といってもJavaやC言語、Pythonなど様々です。身につけてほしい言語はたくさんあるかと思いますが、複数の言語を満遍なく学ぶことは難しく、中途半端になってしまう可能性があります。また、詰め込みすぎによって、受講生がパンクするリスクも高まります。
まずは学ぶ言語を決めて、集中的に学んでいきましょう。一つのプログラム言語をマスターできれば、他の言語もマスターしやすくなります。
学ぶ人のスキルレベルに合わせてクラスを編成する
学ぶ人のスキルレベルに合わせてクラスを編成することも重要です。
受講生には、初めてプログラミング研修を受ける人もいれば、学生時代からプログラムを組んでいた人もおり、スキルレベルはバラバラです。
できるだけ同じレベルの受講生でクラスを編成すると、受講生のレベルに合わせた講義が実施しやすくなるほか、演習でつまずきにくくなるといったメリットが得られます。
余裕をもって学べるスケジュールでプログラミング研修を行う
ともすれば短期間で詰め込みたくなるプログラミングの知識・スキルですが、短期間で無理矢理詰め込んでも知識・スキルは定着しません。現場で役立つ知識・スキルを確実に身につけさせるためにも、ある程度余裕をもって学べるスケジュールで研修を行いましょう。
演習が時間内に終わらず、翌日に持ち越すようなカリキュラムは避けた方がいいです。
受講生の様子に応じて休憩を入れられるよう、ゆとりを持ったスケジュールで実施することが望ましいでしょう。
カリキュラムにチーム演習を盛り込む
現場におけるプログラミングは、チームで行うのが一般的です。現場で役立つ知識・スキルを身につけてもらうためにも、研修の終わりには必ずチーム演習を盛り込みましょう。
チーム演習を盛り込むことで、人と協力するためのコミュニケーションスキルや、支え合うマインドも身につきます。
こまめに理解度を確認する
研修中は、こまめに理解度を確認し、わからない部分があるまま次に進むことがないようにしましょう。わからない部分は、できるだけその日のうちに解消できるのが理想です。
そのためには、受講生が質問しやすい環境を整えるだけでなく、こまめな声かけも重要になります。
「大丈夫?」「わからないところはない?」という声かけでは理解度が確認できないことも多々あります。実際に受講生に口頭で説明してもらったり、簡単な問題を解いてもらうなどして、本当に理解できているかをチェックすることが重要です。
インプットとアウトプットの機会をできるだけ多く設ける
プログラミングスキルは、インプットとアウトプットを繰り返すことで定着していきます。
できるだけインプット・アウトプットの機会を多く設けるようにしましょう。
研修で使用した教材や資料をいつでも確認できるようにしたり、オンラインで講義を見返したりできるような仕組みを作っておくと、受講生の予習・復習に役立ちます。
プログラミング研修は専門企業に依頼するのがおすすめ
プログラミング研修は、自社で行う以外に、専門企業に依頼することもできます。
専門企業に依頼すると、費用はかかりますが
- 研修準備にかかる手間が省ける
- プロの講師による質の高い講義が受けられる
といったメリットがあります。
そのため、最近はプログラミング研修を専門企業に依頼する企業が大半です。
研修を依頼する専門企業を選ぶ際は、次のポイントをチェックしましょう。
- オンライン研修に対応しているか
- カリキュラムのカスタマイズができるか
- 研修のサポートが手厚いか
- 助成金が活用できるか
オンライン研修に対応している企業であれば、PCとネット環境さえあればどこからでも受講できます。
カリキュラムのカスタマイズが可能なら、より自社のニーズに合った人材を育成できるでしょう。
研修のサポートが手厚く、受講管理やフォローアップなども行ってくれる企業なら、より負担を減らしながら質の高い研修が実施できます。
プログラミング研修は助成金を活用できることもあるので、費用負担を押さえたい場合は助成金が活用できる企業を選んでください。
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現場SEとして活躍する傍ら、IT研修講師として多数のIT未経験人材の育成に貢献。
現在は中小企業を中心としたDX、リスキリングを支援。
メンターとして個々の特性に合わせたスキルアップもサポートしている。
趣味は温泉と神社仏閣巡り。