導入の背景
- 事例にはカスタマイズされたカリキュラムが含まれる場合があります。現在の提供サービスや研修のオーダーメイドについては、お気軽にお問い合わせください。
インフラエンジニアがWeb開発スキルの習得を目指す
今回テックアカデミーをご受講いただいた背景についてお聞かせください。
柿永さま:弊社は大学の「教育・研究システム」の保守・運用・管理業務をメイン事業としているのですが、今後は新たに独自のクラウドサービスを立ち上げて、それによる収益にシフトチェンジしていきたいと思っています。そのためにはインフラエンジニアだけではなく、クラウドサービスを作れるエンジニアを育てていきたいと考えました。
Web開発をできる社員が何人かいるので、クラウドサービスの開発やパッケージの作成を徐々に社内教育で、ほかの社員に学んでもらう取り組みは行っていました。ただ我流でやっていたので、一度きちんと外部の教育を受けさせたいという思いがあり、テックアカデミーを導入しました。Web系のスキルを持った社員は数名いるのですが、今後その人数を増やす予定です。
これまでは、中途でご入社された方について、どういった研修を行われていましたか。
柿永さま:OJTが多いです。現場で実際の案件に取り組みながら情報共有したり、大学のシステムの運用を一緒にやりながら学んでもらったり、その中で受託の開発案件などがあったときに教育している形になります。
今回テックアカデミーをご利用された部署について教えてください。
柿永さま:弊社が文教をメインでやっていまして、エンジニアがいる部隊は文教システム部というところだけになるのですが、そこで利用させていただきました。文教システム部には10人前後のエンジニアが在籍していますが、今回の受講対象は、Web開発の部分に興味がありそうで、伸びしろがありそうな社員何人かに声をかけて、さらにやる気がありそうな人を選抜しました。
現役エンジニアが指導してくれる点が魅力に
ほかのIT研修サービスについても、情報収集されていましたか。
柿永さま:他社のサービスも検討していました。テックアカデミーを選択した主な理由は、「講師が現役エンジニアである」ということですね。エンジニアの社員が学習する上で、現場に理解のある現役の方が見てくださるのがよいのではないかなという点で決定しました。
PHPコースを選ばれた理由を教えてください。
柿永さま:弊社のエンジニアの大半はPHPが得意でメインで使っていることから、同じようなスキルセットを持った社員を増やしたいという考えでした。
ほかのコースについては検討されましたか。
柿永さま:iPhoneアプリコースなども検討していました。今、社員が持っていない技術を身につけてもらうことも考えたのですが、まずは同じフィールドに立ってもらおう、という方針になりました。PHPだと社員同士でフォローすることができるので、このコースで学びながらわからない部分については社員が教える形式でやってみようと考えました。
テックアカデミーが社内で浸透するかどうかという意味でも敷居が低い方がよいということで、社員がスキルを持っているPHPのコースを先に受講してみて、それから社内でノウハウがないような分野についても学ぶ方が順番的によいと判断しました。
受講生のお二人は中途で入社されたということですが、前職でインフラ系の案件をご対応されていたのでしょうか。
柿永さま:二人ともインフラ系です。一人は大学の基幹システムのパッケージの導入を行う業務寄りのエンジニアでした。今回インタビューに参加している小島はインフラの中でもAzureなど主にクラウド経験があったエンジニアです。
興味のあった分野なので自主的、積極的に取り組んだ
小島さま、普段の仕事内容について教えてください。
小島さま:基本的には大学のサーバ構築や運用保守がメイン業務です。また、常駐システムエンジニアのようなことも行っています。現地で問題が発生した際に対応することもあります。学習期間中は、週一でテレワーク、後は基本的に事務所かお客さま先で業務を行っていました。現在は、8月に福岡で発令された緊急事態宣言に伴い、原則テレワークにシフトしています。
受講したいと思った理由はなんですか。
小島さま:もともとWebサービスの開発について興味があったのですが、独学では難しいかなと感じていました。そういった中で、教材だけでなく、実技や現役エンジニアのサポートも受けられるということで、初学者の私でも期間内に習得できそうと考えました。
これまでプログラミング言語の使用経験はありましたか。
小島さま:大学が情報処理系の学科だったので、プログラミング言語の基礎的な考え方などは学びましたが、実務経験はなく、学んでから期間も空いてしまったので、ほぼ使用経験はない状態でした。
業務がある中で、どのように学習を進行されましたか。
小島さま:業務時間でも時間を確保できるようにと考えていたのですが、全く手がつけられない日もあると想定し、週に10時間〜15時間は確保するように心がけていました。
幸い繁忙期と重なっていなかったこともあり、予定通りに学習できました。時間があるときにたくさん進めておき、後半のオリジナルサービスにゆっくり時間をかけるという形で進行していました。
柿永さまは小島さまの学習進捗についてどのように管理されていましたか。
柿永さま:管理サイトでたまに進んでいるかなと確認したり、声をかけたりした程度です。受講生二人ともやりたいといってはじめたので信用していましたし、繁忙期ということもありましたので、管理の部分はそこまで注力していたというわけではありませんでした。
小島さまとしては研修なので、しっかりやらないとという思いはありましたか。
小島さま:「研修だからやらないと」という使命感よりは、「やりたい」という気持ちの方が強かったと思います。オリジナルサービスで作ってみたいなと思ったものも2つほどありました。ただ、Webサービスについては未経験の分野で、実際にオリジナルサービスまで到達するという点において不安があったので、早め早めにやろうという気持ちで臨んでいました。やってみたら意外とスムーズに進み、オリジナルサービスも1つ作ってブラッシュアップして、と余裕を持って受講することができました。
最終のオリジナル課題で、ユーザーの予約システムを作られていましたね。
小島さま:はい。設備備品などの貸し出しの予約サービスを作りました。作りたいサービスは2つ候補がありました。1つ目は備品予約サービスです。実際に常駐システムエンジニアをやっていて、こういうサービスがあった方がよいのかなといったものを、自分なりに形にしてみたいという思いがありました。
2つ目はどちらかというと業務用というよりは、自分がプライベートで欲しいサービスだったので、そちらは後回しにして先に備品予約サービスを自分なりに作ってみようと思いました。
Web開発のスキルだけでなく情報収集力を身につけられた
担当のメンターとはどのようなやり取りをされましたか。
小島さま:オンラインでのメンタリングでは学習進捗を確認したり各チャプターの中で理解できなかったところを質問して、不明点を無くすようにしていました。
オリジナルサービス制作のチャプターに入ってからは、設計した完成イメージをどうやって実現するのかというアドバイスを受けたり、こちらからもつまずいた箇所について質問しました。現役エンジニアということもあり、メンターさんの知識が豊富なので返答もすぐにいただいて、スムーズに進めることができたと思います。
もしメンターサポートがなく、オンライン教材を見るだけという状況であったら進行は難しかったでしょうか。
小島さま:Slackによる質疑応答のチャットサポートもあったので、チャットサポートかメンタリングのどちらかがあればいけたのかなという感じですね。やっぱりオンライン上の教材だけだと自分の実現したいところの部分などでつまずいたときに時間がかかってしまったのではないかと思います。
担当メンターとのSlackでのやりとりや、メンタリングで印象に残っていることはありますか。
小島さま:メンターの方が、最初関東の方だと思っていたのですが山口の方にいらっしゃるということで、自分も大学が山口だったのでそのお話をしました。仕事についても広島に行ったり福岡に行ったりというところで共通点があったので、時間が余ったときは地元の話や野球の話をしました。このようなコミュニケーションを通じて、メンタリングの際も質問や相談などがしやすかったように思います。
実務に関するアドバイスで役に立ったところやスキルが身についたというのはありますか。
小島さま:PHPコースに沿ったアドバイスのほかに、Laravelを使って開発する上で、どこをどう調べたらよいのかといった情報収集のやり方を教えていただきました。元々Webサービスの開発などをやっていなかったため、一連の流れがあまりわかっていなかったのですが、その辺りがしっかり理解できるようになりました。
また、Laravelを使ってできることを、どう調べたらよいのかといったことが身についたと思います。自分でPHP/Laravelを使ってWebサービスを開発するというところまではまだ至っていないのですが、ほかの方がPHPで作ったサービスについて、その中身を理解して微修正を加えたりということはできるようになったと思います。
これからさらに身につけたいスキルはありますか。
小島さま:今回のカリキュラムやオリジナルサービスの方でも触れなかった部分、例えばお名前.comを使ったドメインの取得やメール転送であったり、APIを使ったりCSVの出力や読み込みを行うといったところについてはまだ手がつけられていないので、今後時間があるときにやりたいなと思っています。
現場から生まれたアイデアやニーズを形にできるように
小島さまの今回の受講満足度についてお聞かせください。
小島さま:カリキュラムもわかりやすかったですし、サポート体制やメンターの技術力というところでも不満なく、スケジュール的にも管理がしやすかったと思います。
研修後、会社としてどのような成果があると期待されていらっしゃいますか。
柿永さま:Web系の開発案件やクラウドサービスを担当できる人員が増えることを期待しています。インフラ系のエンジニアは大学に常駐することが多く、比較的近い距離でクライアントと接することが多いです。そういった社員が開発スキルも身につけると、手を動かせば現場のニーズを形にできるということになります。現場でのニーズを直接聞いてそれを形にするということができるようになれば会社として非常にありがたいです。
テックアカデミーを導入してよかったといった実感はありましたか。
柿永さま:はい。最終課題で貸し出し管理のオリジナルサービスを作成しましたが、それが実際に製品化されれば、すごく助かります。実は、弊社で製品などが完成するときはいつもアイデアからすぐに実現化することが多いんです。例えばある先生が「授業中にいつも学生が入室してきて困るんだけど」と弊社に相談があったとして、授業の予定がわかるシステムを教室の前にかけて、授業中は授業中と表示されるシステムを作ったり。
そういった困った声から、解決策となるものを開発するというケースがあるので、今回、最終の課題で作ったものも同様に製品化することができたら、それが目に見えた成果という形になると思います。
今回学んだものの成果というところが出てからにはなると思うのですが、AndroidやiPhoneのスマートフォンアプリに関する研修も、受講してみたいと思っています。












