社員研修の依頼先の選び方と活用方法

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社員研修の依頼先の選び方と活用方法

社員研修を外部に依頼する場合、どんなポイントを踏まえて選べば良いのか迷う方も多いでしょう。本記事では、社員研修の依頼先の選び方、期間や費用の目安について解説するとともに、おすすめの研修サービスについてもご紹介します。

研修の企画担当者の方は参考にしてみてください。

社員研修の目的・内容に合わせた依頼先を選ぶ

社員研修を成功させるためには、研修の内容や目的にフィットした依頼先を選ぶことが重要です。

まずは研修の目的を明確にし、学ぶ内容を具体的にしましょう。例えば、新入社員の基礎スキル向上を目的とするのか、管理職のリーダーシップ強化を目指すのかによって、選ぶべき研修内容や依頼先は異なります。

新入社員研修なら

新入社員研修の場合は、企業文化や業務の基本的な知識を学ぶこと、新入社員が職場にスムーズに溶け込み、即戦力として活躍できるようになることが目的です。

研修の依頼先を選ぶ際には、まずは自社の業界特性や企業文化に精通している教育機関かどうかを確認することが重要です。また、座学だけでなく、実践的なワークやロールプレイングなどのを豊富に取り入れているかどうかもチェックしましょう。現場即戦力となるためにとても大事な部分です。

実務での技術や知識を学ぶことはもちろん、社会人としてのビジネスマナーやマインドセットについての内容も学べるプログラムがあるとなお良いでしょう。

依頼先の選定にあたっては、過去の実績や導入事例を参考にすることも重要です。特に、同業他社での成功事例がある研修会社は、よりニーズにフィットした研修を実施してくれる可能性が高いといえます。

管理職研修なら

管理職研修は、リーダーシップの向上や組織マネジメント能力の強化を主な目的としています。

様々な研修会社で、管理職が直面する課題に対応するためのトレーニングを提供しています。内容としては、意思決定能力、チームビルディング、コミュニケーションスキルの向上を含むことが多いでしょう。

研修の形式には、オンライン研修、ワークショップ形式、実地研修など様々な形式があり、管理職のスケジュールや学習スタイルに最適なものを選択できます。期間は1日完結のものから、数か月に渡り段階的に実施するものまであります。管理職と一言で言っても、キャリアやレベルは個体差があります。段階に合わせて学習プログラムの内容が選択できるところだとなお良いでしょう。

管理職研修を依頼する際には、研修会社がどのような実績を持っているか、またどのようにして管理職のスキル向上に貢献しているのかをしっかりと見極めることが大切です。

【業種別】社員研修の費用、期間の目安

社員研修の費用は、業種やプログラムの内容によって様々です。

以下は、業種別の研修費用と期間の目安です。研修の内容や規模によって異なりますが、一般的な基準としてご覧ください。

業種

研修内容例

期間の目安

費用の目安(税込)

備考

製造業

作業効率化、品質管理

半日~2日間

15万~50万円

工場の規模や特定工程に応じてカスタマイズ可能

小売業

接客スキル、販売戦略

1日~3日間

20万~60万円

店舗スタッフ向け、管理者向けの両方を対応

IT業界

DX推進、プロジェクト管理

2日~5日間

30万~80万円

技術レベルに応じた個別設計可能

飲食業

衛生管理、接客スキル

半日~1日間

10万~40万円

実地研修やシミュレーションを含む

医療・介護業

医療安全、コミュニケーション

1日~3日間

25万~70万円

法改正対応や現場のニーズに合わせた内容

金融業

営業スキル、リスク管理

2日~4日間

40万~100万円

顧客対応や商品知識に特化した内容

教育業

教師研修、ITリテラシー

1日~3日間

15万~50万円

教材作成やeラーニング対応も提供可能

  • 費用について
    表記の金額は企業向け集合研修の目安です。個別企業のカスタマイズやオンライン形式により変動します。
  • 期間について
    業界の課題や受講者のスキルレベルに応じて短縮・延長可能。
  • カスタマイズオプション
    上記内容に加え、企業の具体的なニーズに応じた追加メニューも可能です。

なるべく研修コストは抑えたいものですが、費用にとらわれるあまり、肝心の研修内容やクオリティが目的と乖離しないように注意しましょう。

近年ではオンライン、ハイブリッド型の研修が人気

集合研修とオンライン研修で迷っている方も多いでしょう。近年では働き方の多様化に伴い、従来の対面研修に加えてオンラインやハイブリッド型の研修のシェアが増えています。

【オンライン研修】

オンライン研修は、地理的な制約を受けずに受講でき、交通費や宿泊費が不要になるため、コスト削減にも繋がります。また、eラーニングなど録画された講義を利用することで、社員は自分のペースで学びを深めることも可能です。

【ハイブリッド型研修】

ハイブリッド型の研修は、オンラインと対面の良いとこ取りとも言える受講形式です。例えば、基本的な理論や知識はオンラインで学び、実践的なスキルやチームビルディングは対面で行うなど、目的に応じた柔軟なプログラムが組めるのが特徴です。

このような研修形式は、特にIT業界や教育業界など、デジタルスキルの向上が求められる分野で高い評価を得ています。企業はこれらの形式を活用することで、社員のスキルアップを図るとともに、研修の効率化を促進することができます。

今後も研修のデジタル化の流れは加速すると予想されます。リモートワークも一般的となっている昨今、研修を通じてオンラインでのコミュニケーションや作業に慣れることができるのも良い点でしょう。

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東京ITスクール 鈴原

講師としての登壇・研修運営の両面で社員教育の現場で15年以上携わる。企業のスタートアップにおける教育プログラムの企画・実施を専門とし、特にリーダーシップ育成、コミュニケーションスキルの向上に力を入れている。趣味は筋トレと映画鑑賞。


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