導入の背景
- 事例にはカスタマイズされたカリキュラムが含まれる場合があります。現在の提供サービスや研修のオーダーメイドについては、お気軽にお問い合わせください。
導入目的は行員一人ひとりが、さまざまなIT・デジタルスキルを積極的・自律的に学べる環境を作ること
テックアカデミーを導入した背景には、どのような課題感がありましたか?
伊豆野さま:急速にデジタル化が加速する社会環境を背景に、銀行としては、魅力的なサービスを今まで以上にスピード感を持ってお客さまに提供することや、社内の業務効率化などを推進していかなければなりません。
こういった取り組みは特定の領域に限った話ではなく、本来的には行員一人ひとりが自身の仕事とDXを結び付け「自分ごと化」し、それを実現していくことが必要です。そのためには行員一人ひとりのマインドチェンジによって行内のDXに対する受容性を高めるとともに、IT・デジタルスキルを積極的に身につけて成長していくことが大切です。
私たちは2019年よりビジネス部門に対してIT・デジタル人材育成の取り組みを打ち出し、DX推進を担うコア人材の育成を開始し、若手行員から役員まで各層に適した研修を行内に展開しています。これまでの研修はIT・デジタル技術に対する考え方やフレームワークなどの活用法を学ぶことを主眼として取り組んできました。
もちろんそれも非常に重要ではあるのですが、一方で相応にリテラシーを有する行員に対しては、より深く突き詰めて発展的なスキルを身につけてもらい、専門分野での活躍を促進していくということも重要と捉え、テックアカデミーを導入しました。
研修を導入することで、どのような効果を期待していましたか?
伊豆野さま:もちろん学んだスキルを活かしてデータ分析やAI利活用などを主導する人材の育成も目的としていましたが、プログラミングまで踏み込んだ経験を積むことで、その技術をビジネスに落とし込む上での難しさやポイントを知り、現実的な企画立案ができるようになることも期待していました。
また、特に本部領域の仕事はIT・デジタルが密接に関わる業務が多いのですが、行員がこれら技術の中身まで理解することで、システム開発ベンダーとの円滑なコミュニケーションや企画の精度向上につながるとも考えています。そのほか、人事としても行内のスキル保有者を発掘し、適材適所の人材配置につなげていくというメリットもありました。行内では若手から役員まで幅広い層に申込んでもらうことができました。
テックアカデミー導入の決め手は充実したサポート体制
テックアカデミーを導入したきっかけを教えてください。
伊豆野さま:元々は複数のプログラムをピックアップし検討していましたが、その中でテックアカデミーは大手企業を含めたさまざまな企業との取引の中で多様なニーズに応えてきた実績があり、安心感があったというのが理由の1つです。ご提案いただいた際は資料もわかりやすく、サポート体制などについても事細かに説明してもらえたところがありがたかったと感じています。
他社サービスと比較して、テックアカデミーがよかったと感じたところを教えてください。
伊豆野さま:社内は忙しい方が多いので、プログラミングという相応に時間と体力が必要な研修でも、無理なく継続できる環境を提供することが必要と考えていましたし、また学んだことを定着させるという観点で、アウトプットの機会もしっかり提供したいと思っていました。メンター制度などによる受講生に合わせた充実したサポートで、不明点や疑問を即時に解消してもらうことができましたし、「見て終わり」ではなく実際に自分で体験する研修内容であったことや、修了テストの実施まで含めて対応いただいた点がよかったと思います。
社内で定義したIT・デジタルスキルとプログラミング研修との連動などにより予想以上の参加者が
テックアカデミーのフォロー体制はいかがでしたか?
伊豆野さま:営業担当の方が、受講生の個別要望もヒアリングしてサポートしてくれましたし、定期的に受講生の学習状況や理解度、モチベーションなどについてフィードバックをいただけていたので、私が能動的に対応せずとも十分に状況把握ができていました。
テックアカデミーの研修をどのような形で活用されましたか?
伊豆野さま:受講生には自律的に研修に臨んでもらう観点から、公募制で募集する形とし、また費用の一部は自己負担で受講してもらう形で運用しています。
当行では今年度よりIT・デジタルスキルを銀行員のコアスキルの1つと定義し、行員に求められる約30項目のスキルを定め、年次で全行員がスキルの棚卸を行う運用を開始しています。今回、定めたスキルと関連性のあるコースを選定し行内に展開することで、行員の応募意欲向上にもつながり、結果として当初想定を上回る200名以上の方が応募してくれました。
受講生からのフィードバックや研修後の反応があれば教えてください。
伊豆野さま:受講生からは、「課題のレビューやサポートの説明がていねいで進めやすい」という声がありました。また、はじめてプログラミングに取り組む人の中でも純粋に「面白い」と回答してくれた受講生も多く、皆さん総じて前向きに取り組んでくれていました。拒否反応が出てしまう方も相応にいるかもしれないと覚悟していましたが、十分なサポート体制を敷いていただけたからこそ、このような結果につながったのだと思います。
まだ研修実施中でもあり、組織レベルでの効果は見られませんが、継続的にIT・デジタル研修を実施していく中で変化が出てくるのではないかと感じています。
DX化の流れを止めず、前向きに業務に取り組める施策を実現したい
最後にIT・デジタル人材育成に関する今後の展望などをお聞かせください。
伊豆野さま:2021年~2023年度においては、全行員のITリテラシー底上げやDX推進人材の育成にフォーカスし、概ね計画通りに進捗しています。また、さまざまな研修で習得したスキルをしっかり活用するために、スキルを活かしてどのような業務に取り組むか、についても受講生自ら考え実践してもらうなど、実業務との連動も強化しています。学んだスキルを業務に活かしてはじめて意味のある人材育成といえると思っていますので、この意識は常に見失わないようにしたいと思っています。
当行では来年度より次期中期経営計画がスタートしますが、その中では、これまでの取り組みをさらに推進するとともに、部長をはじめとしたマネジメント層に対する育成にもより踏み込んで研修を打ち出していく予定です。また、組織単位でIT・デジタルスキルの活用状況を把握し、PDCAを回しながら組織全体のIT・デジタル対応力を底上げする仕組みも検討していきます。個人・組織両面からアプローチすることで人材育成の取り組みを一層加速させ、当行のDX推進をサポートしていきたいと考えています。












