CAMBRICとは?これからの産業はどう変わる?やるべきことは?わかりやすく解説!
公開日:2023年05⽉17⽇最終更新日:2023年05⽉17⽇
CAMBRICの言葉の意味、今後の産業・仕事がどうなるのか、業務に貢献する人材育成のために今やるべきことなどをわかりやすく解説し、CAMBRIC化で求められるスキルを身に着けるためのおすすめ講座もご紹介します。
CAMBRICとは?
「CAMBRIC(キャンブリック)」という言葉をご存じでしょうか?
近年、今後の各種産業でのIT化における7つの要素の頭文字を取った造語のことです。
この記事では、「CAMBRICってそもそも何なの?」「今後の産業はどうなるの?」「自分たちはどうすればいいの?」といった疑問について、わかりやすく解説していきます。
用語の意味
IT用語における「CAMBRIC」は、産業のIT化においての7つの要素の単語の頭文字を繋げたものです。まずはそれぞれの要素について見ていきましょう。
【C】 クラウドコンピューティング
インターネット上で提供される様々なサービス、技術を活用することです。
データ便やGoogleDrive、Notion等、ネット上(クラウド)にデータを置いたり、他者と簡単にデータや知識を共有できるサービスをはじめ、GoogleスプレッドシートやCanvaなど、PC本体にアプリをインストールしなくてもWeb上だけで動作するアプリケーションサービスの活用、また、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)等を使ったインターネット上で完結する開発ツールを使って、システム開発やインフラ整備などをすることもこれにあたります。
【A】 AI(人工知能)
機械やシステムが、まるで人間のように状況や事象を感知して、理解・学習することができるようにする、様々な知識や技術の集合体のことです。
機械に作業を覚えさせたり、チャットbotなどで質問に応じて適切な回答をするものなど、必要な目的に合わせて様々なAIがあります。
近年その技術は目覚ましく向上していて、事業の拡大やスピード化を目指すには、今後積極的にAIを業務に採り入れ、自動化と併せてリソースを増やしながら、新たな領域へ取り組んでいくことが求められます。
【M】 モビリティ
移動性、稼働性、動きやすさ、などを指す言葉で、ITに関する部分ではスマートフォンやタブレット、携帯できるクレジットカード決済用端末など、持ち運びができるタイプの端末や機械、またそれを活用すること全般を指します。
近年はコロナ禍でのテレワーク化加速もあり、どこにいても変わらない状態でデータの管理や作業ができるようになってきています。
場所を限定せずに業務ができるということは、顧客のニーズに合わせた様々な場所での商談や作業、オフィスの規模をコンパクトにして固定費を大幅にコストダウンするといったことも充分可能になります。
【B】 ビッグデータ
膨大な量の顧客情報や購入履歴、Webページへのアクセスログやサイト内での行動履歴、配信サイト等での無数の動画データ、SNSの投稿、オフィスのメール履歴やビジネス文書など、Excelなどの管理ツールで分析・運用できる範囲を超えた量のデータのことを指します。
大量のデータから分析することで適切なマーケティング施策を打てたり、潜在的なニーズを発掘できるなど、精度の高い情報が得られる一方で、活用にあたっては大量の情報を保存できるシステムが必要だったり、分析に時間とコストがかかってしまう部分もあり、適切なデータベースの選定や運用方法には工夫が必要です。
【R】 ロボティクス
多様な技術を駆使して、製造業や建築現場、サービスの場などでこれまで人間が行うしかなかった部分の作業をロボットが代わりに行えるようにしていくことです。
人間の手では難しいレベルの細密な作業や危険が伴う場所での作業も遠隔で行えるなど、加工技術の向上や人命救助等の場面でも大きな可能性があります。
【I】 IoT
Internet of Things(モノのインターネット)の略です。
ペットの首輪やドアなどのPC以外のモノに付いたセンサーがインターネットを介して現在の状況を把握し、居場所を音声で知らせたり、「ドアが開いたままです」と通知したり、一定時間たったら自動でドアを閉めたり、といった技術やそれを活用することをいいます。
業務ロボットの制御等に使われるほか、病院や介護施設での見守り等、人の安全を守る意味でも大変有用です。
【C】 サイバーセキュリティ
コンピューターウイルスやフィッシング詐欺、データへの不正アクセスなどの、「サイバー攻撃」と言われるインターネットを介した有害な行為やそれに伴う悪影響を、未然に防ぐための施策のことを言います。
年々、こういった攻撃の手口は多様化かつ複雑化しています。
ウイルス対策ソフトを入れることはもちろん、メールの添付ファイルの取り扱いや、WEBからのソフトのインストールなどについての明確なルールを社内で設け、定期的に見直すなど、それぞれが日ごろから危機感を持って業務にあたることが求められます。
CAMBRICでこれからの産業はどう変わるの?
自律的な生産システムを実現できる
ロボティクスとIoTを組み合わせることで、これまでよりもずっと精密かつ、自律的な生産システムを向上していくことができます。
たとえば工場なら、作業セクションごとにセンサーを付けて、それぞれの状況をインターネットを介して連携しつつ機械のスピードを調節したり、別のセクションでエラーが検出された場合には一時停止してアラートを発するなどの制御が自動でできるため、気づかず材料を大量に無駄にしてしまったり、機械の故障や不具合を未然に防ぐこともできます。
また、起こった事象を踏まえて制御システムの内容を調整することで、より目的に沿った精度の高い作業の仕組みを構築することが可能になります。
AI、ビッグデータを駆使して顧客好みの商品を提案、カスタマイズできる
顧客の購入履歴やサイトの行動履歴をAIに学習させることで、顧客が好む商品をチョイスして提案したり、顧客の属性やニーズに合った商品を開発するためのヒントを得たりといったことが非常にスピーディーかつ容易にできるようになるため、客単価の向上や、開発した商品が売り上げに繋がりやすくなるような活用ができます。
ネット上だけでなく実店舗での販売においても、どんな年代の顧客がどんな商品を購入しているか、地域ごとに動いている商品はどんなものなのか等、各店舗のデータを蓄積していく事で仕入れの数を決める指針にもなります。
産業をより自動化・デジタル化できる
これまで人の手に委ねるしかなかった作業は、CAMBRIC技術を使ってかなりの部分を自動化できるようになります。
目視で行っていた検品、組み立てなどの作業も、AIとロボティクスを組み合わせることで精度が高く、スピーディーに行えるようになります。
営業・マーケティング活動においては、これまで確度の不明なリストにひたすらアプローチしていた部分を、ビッグデータを活用することで潜在的なニーズを見つけ出し、向こうから来るような仕組みを構築することができます。
企業側としては受注率の高い商談に繋がりますし、顧客側から見ても求めるものを素早く探し出すことができるので、不要な電話営業などで時間を取られることもなく、両者にとってメリットが大きいですよね。
また、クラウドを活用することで直接やり取りしなくてもチーム内のファイル共有や進捗の把握ができますので、単純な事務作業や業務連絡の時間もカットされ、業務効率が大幅に向上します。
人間の仕事はどうなるの?
ここまで読み進めていくと、ロボットやAIが人間の仕事を奪って、雇用がなくなる!?リストラが増える!?と考える方もいるかもしれません。
確かに、単純作業を繰り返したり言われた通りに動くだけ、という仕事に関してだけ言えば、これまでよりも減っていったり単価が低くなることが予想されます。
これからは、作業をロボットやAIに任せる上で、それをコントロール・制御できる人の価値が高まりますので、自ら問題点や改善方法を考える力を持ち、ツールを介して上司や他部署に適切な情報共有をするなど、これまでの業務プラスアルファのスキルを持つ人材を育成していく必要があります。
その第一歩として、経営者の方が自らCAMBRICの必要性を理解し、社員に啓蒙していく姿勢が求められるのではないでしょうか。
今後の業務に貢献できる人材を育成しましょう!
今後の仕事においての考え方や必要なスキルなど、最先端のセミナーや講座を社員が受講してみることで、新たな視点や気づきを得られたり、業務や学びに対する取り組み方が変わったり、良い効果がたくさんあるかと思います。
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SEとしてB2Cアプリ開発、金融系システム開発などを経験後、人事部で採用業務を担当。
現在は東京ITスクールの講師として新人研修から階層別研修、人事向けセミナーまで幅広く登壇。
猫を3匹飼っている猫好き。