中途採用研修、成功の秘訣はカリキュラムとフォローアップにあり!

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中途採用研修、成功の秘訣はカリキュラムとフォローアップにあり!

中途採用研修を行うにあたり、どのような内容にすればよいかお悩みの経営者の方、育成担当者の方も多いことと思います。

中途採用者は、他業種を経験した人物ならではのコミュニケーション力や対応力を身に付けている人も多いため、中途採用研修でしっかりと教育をすることで、より貢献できる人材へと成長できる可能性を持っています。

この記事では、中途採用研修を考える上で研修が不可欠な理由と具体的な実践方法について解説します。

中途採用者に教育・研修が必要な理由

「中途採用者に研修って必要なの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、中途採用者にとって研修は大変重要な役割を果たします。

早期にしっかりと育成をし、サポートすることで今後の定着率や貢献度は大きく変わります。なぜでしょうか?主な理由については以下の通りです。

企業理念・ルールの理解

新しく組織に加わる中途採用者は、企業の理念、価値観、文化、および規則に関する理解が大切です。

入社時にしっかりと理解することで、組織全体のビジョンに共感し、行動規範を守りながら業務に取り組むことが可能になります。

教育・研修を通じて、中途採用者に企業のマインドを浸透させ、組織の一員としての意識を育むことが目的です。

業務知識・技術の習得

中途採用者がスムーズに業務を遂行するためには、配属された部署やポジションに関する理解が不可欠です。

業界の特徴や組織内のプロセスに適応し、必要な知識やスキルを習得する必要があります。教育・研修は、業務に関する知識や技術を効果的に伝え、中途採用者がスムーズに仕事に取り組めるようにサポートします。

実業務の中で先輩から学ぶことももちろんですが、しっかりと学びの時間を取ることで、その後の適応度が大きく変わります。

特に、IT未経験の人材を採用した場合には、入社初期の適切な育成は非常に重要です。途中で挫折してしまわないためにも、充分な期間と無理のない学習内容でサポートしたいところです。

人間関係の構築・職場環境への適応

新しい職場での人間関係の構築と職場環境への適応は、中途採用者の満足度と成功に大きく影響します。

同僚と協力し、コミュニケーションを円滑に取れるようにすることは、組織の一体感を高め、中途採用者が生産的で満足度の高い環境で活躍できるようにする鍵です。

そうすることで定着率を高め、離職防止に繋がってきます。

以上のように、適切な教育・研修をすることは、チームへの適応やコミュニケーションスキルを向上させ、新たな職場環境への順応を早める効果があります。

中途採用者に教育・研修が必要な理由は多岐にわたりますが、適切な研修プログラムを提供することで、中途採用者がスムーズに環境に適応し、心強い戦力へと成長できます。

中途採用者への基本的な教育・研修の種類と形式

中途採用者に対する基本的な教育・研修には具体的にどんなものがあるのでしょうか。以下に主な研修の内容と方法について詳しく説明します。

座学研修

座学研修は、中途採用者に企業の経営理念、文化、価値観、業務プロセスなどの基本的な知識を提供するのに役立ちます。これは通常、講義形式やワークショップとして提供され、新入社員が組織の基本を理解し、組織全体に適応するのに役立ちます。

講義の質、カリキュラムの内容が適切であるか、実践的な内容であるかも重要です。また、社内で全てを行う場合、育成に携わる人材のリソースが大きいため、部分的にでも外部の研修サービスを検討するのもおすすめです。

OJTOn-the-Job Training)研修

OJT研修は、実際の業務環境でスキルと知識を習得する、いわば実務訓練です。先輩社員の指導を受けながら、業務を遂行する中で実践的なスキルを磨きます。

導入研修を設けず、いきなりOJTに入る企業もあります。しかしながら先輩社員側のリソース不足で充分なフォローが難しかったり、場合によってはついていけず脱落してしまうケースもしばしば起こります。

業務の基礎知識を身に付けた上で、充分なサポート体制のもとで行えれば大変効果的な研修です。

eラーニング研修

eラーニング研修は、中途採用者に柔軟性を提供し、自分のペースで学習できる方法です。オンラインコースや学習モジュールを活用して、必要な情報やスキルを効果的に伝えることができます。

また、eラーニングはリモートワーカーや異なる場所にいる中途採用者にも適しています。

利便性は高いものの、単一方向の学習ゆえ質疑応答やグループでのリアルタイムのワークなどはできません。そのため、コミュニケーション力やチームワークを養うことは難しいです。

座学の研修と部分的に組み合わせることが望ましいでしょう。

IT未経験の中途採用者をエンジニアに育成するコツ

IT未経験の人材をエンジニアに一から育成する際には、以下のようなポイントを押さえて取り組むのがコツです。

IT未経験者に合わせた適切な研修プログラムを用意する

IT未経験者のスキルレベルに合わせた、問題なく習得が可能なプログラムを用意しましょう。社内に育成の仕組みがない場合は、外部の研修サービスの活用を検討します。

数社比較し、学習のボリュームやペースに無理がないか、実務ベースで考えられたものであるか、講義の質が高いものであるかを事前にきちんと確認しましょう。

基本的なプログラミングスキルを構築する

IT未経験の人材に対し、プログラミングスキルの基礎を教えます。エンジニア研修の肝となる部分ですね。

これからエンジニアとして活躍していくために、アルゴリズム、データ構造、プログラミング言語の基礎などを重点的に学び、必須スキルの基盤を整えていきます。

座学だけでなく、実践の機会を多く盛り込む

プログラミングスキルを実際のプロジェクトで活用するためには、演習の機会を多く取り入れることも重要です。実践的な経験を積むことでより深くスキルが身につきますので、研修の内容に演習が豊富に含まれているかどうかも大事なポイントです。

実務での活用のイメージが持てることで、現場に出た際も落ち着いて対応していくことができるでしょう。

研修中のフォローアップと自主学習のサポート

IT未経験者は、事前知識がほぼない状態からのスタートですから、わからないことや不安なことが沢山あります。

小さなことでもためらわずに質問できる環境を整えるとともに、自主学習の助けになるような教材、サポート等を提供することも必要です。

また、育成担当者の方との研修中の定期的なコミュニケーションの機会や、言葉かけなどのフォローも大切です。わからないことだらけの中でも、見守ってもらえている安心感があると、前向きに学習に取り組んでいけるでしょう。

チームワークとコミュニケーションの強化

エンジニアとしてのスキルだけでなく、チームワークやコミュニケーションのスキルも重要です。

現場へ出れば、様々な場面で周りのメンバーとの共有や連携が必要になってきます。

グループでの開発演習やワークなどを通して、協調性を身に付け、コミュニケーションを取りながら業務を進めていくことを学ばせましょう。

研修終了後の継続的なフォローアップ

研修が終わっても、すぐに一人称で活躍できるわけではありません。現場で課題を抱えたり、あるいは案件がすぐに決まらない場合もあるでしょう。

OJTの体制が社内にある場合は先輩社員について学ぶことができますが、難しい場合には案件体験型の研修をプラスして、現場での対応力を養うことも一つの方法です。

コミュニケーションの機会をとり、学習に対する評価、困りごとや必要なサポートについてヒアリングをするのも有効です。「放置されている」と感じさせないことで、定着率アップにつながります。

以上のような点を踏まえて育成の計画を立て、エンジニアとして成長していけるようにしっかりとバックアップしましょう!

中途採用者のIT研修なら、東京ITスクールの「通年Java研修」がおすすめ!

IT未経験の中途採用者をIT人材へ育成するなら、東京ITスクールの「通年Java研修」がおすすめです。

これまでのご利用実績1,000社以上、15年以上の確かな教育実績があります。現場を熟知した教育のプロフェッショナルである講師陣によって、常にアップデート・最適化されたカリキュラムをご用意しています。

オンラインで毎月開講

入社時期に合わせて研修をスタートすることが可能です。オンラインで受講できるため、受講生の自宅や貴社の会議室等からも受講可能です。

「通年Java研修」は中途採用者がJavaプログラミング言語に関する知識とスキルを習得するための包括的なプログラムです。

Javaは広く使用されるプログラミング言語であり、多くの現場で採用されています。中途採用者がJavaをマスターし、現場が求める即戦力エンジニアとしての役割を果たすためのサポートを行います。

2024年1月にはインフラコースも開講いたします!

プログラムの特徴

  • 現役エンジニア講師による質の高い講義

    東京ITスクールの研修に登壇するのは、現役エンジニアとして活躍する経験豊富な講師陣です。IT教育のプロフェッショナルとして、現場で真に役立つ知識、技術を惜しみなくお伝えします。

  • 実践的なカリキュラム

    プログラムは実務に直結する内容をカバーしており、様々なワークを通じて実際のアプリケーション開発のスキルを磨くことができます。

  • マインド面もしっかりと育成

    IT関連の知識・技術だけでなく、仕事をする上でのマインド、ビジネスマナー、コミュニケーションスキルもしっかりと教育します。

  • 実務経験の提供

    プログラムには実際のプロジェクトへの参加の機会も含まれており、中途採用者は実務経験を積むことができます。

プログラムの効果

この研修を利用することで、中途採用者は以下のような効果が見込めます。

  • 市場価値の向上

    Javaスキルを習得することで、中途採用者の市場価値が向上し、競争力が高まります。

  • 即戦力になれる

    実践的なカリキュラムでの研修により、即戦力としてスムーズに活躍できるようになります。

  • 技術・マインドのバランスが取れた人材になれる

    技術面、マインド面双方の育成をしっかりと行うことで、バランスの取れた「一緒に仕事のしやすい」人材へと成長できます。

  • 組織の競争力向上

    中途採用者がITスキルを習得することで、組織全体の競争力が向上し、生産性が上がります。

    中途採用者にITスキルを提供し、組織の成功に貢献するための優れたプログラムです。中途採用者がプロフェッショナルとしての道を歩めるよう、全力でサポートします。

    充実のフォローアップ体制

    外部研修を活用するにあたって懸念点となるのが、「ついていけるのかどうか」「フォロー体制は充分であるか」「研修中の様子がわかるのか」といった点だと思います。

    東京ITスクールの「通年Java研修」は、受講者のうち7割が文系出身者。ITに明るくない人でも理解しやすく、基礎からしっかりと身に付けられる体制を整えています。

    受講生向けのフォロー

    • 研修前に、動画による内定者向けのフォローアップ研修を提供

      研修開始前に、動画によるフォローアップ研修を行い、これから始まる研修の内容について理解するとともに、マインドセットも行えます。

    • いつでも質疑応答が可能、講義動画や教材もいつでも閲覧可能

      講師は常に2名体制での実施となりますので、講義中でも、リアルタイムでの質疑応答が可能です。また、復習したいときに講義動画、教材を見返すこともいつでも可能です。

    • 個人面談の実施

      受講生と1対1でヒアリングをしながらサポートを実施します。個々の目標設定や、学習においてのつまづきや課題などに向き合い解決するとともに、さらなる成長へと導きます。

    企業向けのフォロー:研修状況の見える化

    • 成果発表会

      受講生が構築したシステムを実際にご覧いただくことで、成長を感じていただけます。

    • 引継ぎ面談

      受講生の状況・特徴などを講師と直接お話しいただき、今後の育成にお役立ていただけます。

    • 評価レポート

      受講生のスキルレベル、習熟度を定期的にレポートでご提供。必要に応じて担当者の方にもお声掛けを行っていただいたりすることもあります。

    その他、学習管理システムでは受講生の日報を確認して状況を把握することができ、それに対するコメントを育成担当者の方が投稿することもできるようになっています。

    外部研修であっても、自社の育成担当者の方とコミュニケーションが取れることで、受講生自身も「気にかけてもらえている」と感じることができます。学習へのモチベーションアップにもつながりますね!

    導入事例:「通年Java研修」ご利用者様の声

    実際に東京ITスクールの「通年Java研修」をご活用いただいた企業様の声をご紹介します。

    OFF JTで人は育つことを実感! - 株式会社フィーリスト様

    運営元のシステムシェアードさんの新人Java研修のシェアは東京で1位。「ここを試さないで、どこを試すんだ?」という気持ちになり、お願いしました。

    これまで外部研修を利用していたものの、どこかで「OJTがすべてで、OFF JT(外部研修)で人は育たない」と考えていましたが、そうでなかったことを実感しています。

    「7つの習慣」など付加価値の高いカリキュラムも魅力的でした。助成金のサポートもしていただき、コスト面でも満足しています。

    内製研修から切り替え、45%のコスト減に - 株式会社ANX様

    研修を内製していた時に比べて、ひと月辺り約0.5人分の社内エンジニア工数を削減できました。助成金支援もあり教育予算は45%削減できたんです。

    もちろん研修後の効果も目に見えて高かったです。特に挨拶や敬語、報連相、会話の内容など、コミュニケーションスキルの向上は期待以上でした。

    技術面ももちろんレベルが高いので、配属後の先輩社員の負担は明らかに軽減しました。

    助成金の活用でコストは内製の約1/2

    中途採用者の育成で外部研修の活用も視野に入れているが、費用面がネックという方もご安心ください。

    東京ITスクールの「通年Java研修」は、国の助成金を活用することが可能です。

    売上損失など様々なコストが発生する内製と比較し、当社への外注でかかるコストは研修費のみです。

    初めて申請される方も、専属のサポートチームが申請手続きのための書類作成、手続きに関する疑問などにもしっかりと対応いたします。

    お気軽にご相談ください。

    中途採用者向け通年Java研修なら東京ITスクール

    中途採用者向け通年Java研修は、「現場で活躍できるエンジニアを早期に育成」することを目的にしたJava研修です。

    IT未経験の中途採用者を即戦力エンジニアに育てます。

    •  即戦力人材を育てるカリキュラム
    • メイン講師は現役エンジニア中心
    • 全国どこでも受講可能
    金坂

    東京ITスクール 金坂

    SEとしてB2Cアプリ開発、金融系システム開発などを経験後、人事部で採用業務を担当。現在は東京ITスクールの講師として新人研修から階層別研修、人事向けセミナーまで幅広く登壇。猫を3匹飼っている猫好き。


    東京ITスクールはシステム開発会社だから実現できる「現場で活躍するための研修」にこだわった法人向け研修・講座をご提供します。

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