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研修とセミナーの違いとは?効果を高める使い分けも解説

公開日:2024年04⽉12⽇最終更新日:2024年04⽉12⽇

教育担当者の間で話をしているとき、「研修」と「セミナー」という語は頻出でしょう。しかしお互いに同じ語を使っていても意味のズレがあるようなことはないでしょうか?この記事では研修とセミナーの違いと使い分けについて解説します。具体的には次のような点についてまとめます。

 

・研修とセミナーの違いと効果的な使い分け

・研修のメリットと活用法

・セミナーのメリットと活用法

・研修とセミナーの効果的な併用

 

企業の担当者の方はぜひ参考にしてみてください。

研修とセミナーの違いと効果的な使い分け

 

初めに、研修とセミナーの違いについてまとめます。以下の順に解説します。

 

・研修・セミナーそれぞれの定義と特徴

・二つの主な違い

・目的に応じた選択

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

研修とは

研修とは、従業員の知識やスキルを高め、業務の質やパフォーマンスを向上させるために企業が提供する教育の一種です。基本的には社内で企画され強制力のある教育手段を指します。一般には、新入社員研修やリーダーシップ研修、専門知識研修などがあり、これらは社員の職種や役職、キャリアステージに応じて行われます。

 

研修は理論学習だけでなく、ロールプレイやグループワークなど実践的な要素も含み、具体的な業務の遂行能力を鍛えることに重きを置いています。

 

 

 

セミナーとは

セミナーとは、特定のテーマについて深く学ぶ場のことを指します。主に社内でなく社外の企画に自主的に参加する形の場のことです。講師が専門的な知識や情報を参加者に伝える形で行われ、対象者が自身の知識をアップデートしたり、新たな視点やアイデアを得るために参加します。

 

一回限りのイベントとして開催されることが多く、参加者間の交流も重視されます。そのためビジネスパーソンにとっては、情報収集だけでなくネットワーキングの機会としても価値があります。例えば、IT業界では、最新のテクノロジーやトレンドについてのセミナーが頻繁に開催されており、技術者や経営者が知識を深めるために活用されています。

 

 

 

二つの主な違い

研修とセミナーの主な違いは、教育の目的と形式です。研修は、具体的なスキルや知識を体系的に学ぶためのもので、通常は一定の期間を設けて実施されます。一方、セミナーは特定のテーマについて深く学ぶためのもので、時間的には一回限りの開催や短期間のものが多いです。

 

また、研修は実践的な内容が多く、個々の習得状況に合わせた学習が行われ、受講者のスキルアップが期待できます。対してセミナーは専門家からの一方向的な情報提供が主で、その情報をどう活用するかは受講者自身に委ねられています。

 

そのほか軽く述べたように、一般的な使われ方の違いとしては研修が社内で企画されるのに対してセミナーは社外に主催者がいる点、研修は強制力があるのに対しセミナーは自主的に参加する点などの違いもあります。

 

 

 

目的に応じた選択

研修とセミナーの選択にはその目的が大きく影響します。

 

研修は具体的なスキルや知識を深めるための方法で、具体的な業務スキルを向上させる目的で組織内教育や新人教育に適しています。一方セミナーは、新しい情報を得るための方法で、トレンド情報の把握やネットワーキングを目的とした外部のイベントとして活用されます。

 

たとえば、新商品開発のための市場動向調査や業界の最新動向を把握するためにはセミナーが適しています。目的に応じて、それぞれの特性を理解し効果的に活用することが重要です。

 

 

 

 

研修のメリットと活用法

 

研修の大きなメリットと活用について、以下の通り分けて解説します。

 

・知識の習得

・スキルアップ

・チームビルディング

・活用シーン

・効果的な研修方法

 

1つずつ解説していきます。

 

 

 

知識の習得

研修は特定の知識を導入する絶好の機会であり、新入社員のオリエンテーションから始まり、製品の使用法、業界の知識、企業のビジョンやミッションに至るまで、広範な範囲の主題をカバーします。

 

例えばIT業界では、特定のプログラミング言語やソフトウェアの使用法を教える研修が行われることが多くあります。またマーケティング部門では、新たな市場戦略やデジタル広告の最新トレンドについて学ぶための研修がしばしば設けられます。これらの研修は、従業員が仕事で直面する具体的な問題を解決するための知識を提供し、業務遂行能力を高めるものです。

 

このような専門的な知識は通常の業務の中で得ることが難しく、従業員一人ひとりが自分で学習するには時間と労力がかかります。そのため、研修を通じて効率的に習得することがおすすめです。

 

 

 

スキルアップ

研修は従業員のスキルアップに大いに役立ちます。具体的な業務スキルを学ぶだけでなく、問題解決能力やコミュニケーション力などのソフトスキルを磨くことも可能です。研修は従業員のスキルを具体的、かつ効果的に向上させるための重要な手段と言えるでしょう。

 

 

 

チームビルディング

研修ではチームビルディングとして、チームメンバー間の連携を強化し共通の目標に向かって協力するための共感や信頼を築くことが可能です。この過程では、一人ひとりが自身の役割を理解しチーム全体がそれをどのようにサポートするかを学びます。

 

チームビルディング活動を通じて、コミュニケーションスキル、問題解決能力、リーダーシップなど、業務遂行に必要な能力を身につけることができます。

 

 

 

活用シーン

研修の活用シーンは組織の性質や目標により変わります。研修は新入社員のオリエンテーションや、特定のスキル習得を目指す際に適しています。例えば、身につけたいスキルが特別複雑な場合や特定の資格取得を目指す際に研修は効果的です。

 

 

 

効果的な研修方法

効果的な研修方法を実施するためには、以下の3つのポイントが重要です。

 

・研修の目的を明確に設定すること

・具体的なスキルや知識の習得を目指すこと

・研修の進行形式を工夫すること

 

研修を実施する目的が明確であれば、参加者も納得感を持って取り組むことができます。また研修の内容を具体的に定めることで、参加者は研修を通じて何を学べるのかを理解しやすくなります。そして進行形式については、講義形式だけでなく実践的な練習やグループワークなどを取り入れることで、より深く内容を理解することができます。

 

 

 

 

セミナーのメリットと活用法

 

セミナーのメリットを生かして活用するには、以下の点が挙げられます。

 

・情報収集

・ネットワーキング

・最新トレンド

・活用シーン

・効果的なセミナーの選び方

 

順に解説していきます。

 

 

 

情報収集

セミナーは情報収集の効果的な手段であり、最新の知識や情報を得る場として活用するのに適しています。業界の専門家から直接話を聞き、専門分野や最新トレンドについての深い理解を得ることが可能です。

 

またセミナーは多くの人が集まる場所であるため、他の参加者から学ぶ機会も豊富にあります。新しい視点や異なる経験を持つ人々からの意見は、問題解決の新たなアイデアを生み出す刺激になります。

 

 

 

ネットワーキング

セミナーは、質の高い情報を得るだけでなく、同じ分野や業界の人々と交流する絶好の機会です。参加者同士で新たなアイデアを共有したり、問題解決のヒントを得たり、共同プロジェクトを立ち上げたりすることで、ビジネスの新たな可能性が広がることでしょう。

 

また、セミナーでは講師やスピーカーと直接やり取りすることも可能です。講師やスピーカーは業界のエキスパートであることが多く、その知識や経験から学び、自分の成長やキャリア開発に活かすこともできます。世界がデジタル化しオンラインコミュニケーションが主流になる中で、直接顔を合わせてコミュニケーションを取ることの重要性を忘れてはいけません。

 

 

 

最新トレンド

セミナーに参加する大きな利点の一つは、最新のトレンド情報を得られることです。特にテクノロジー業界やビジネス界では、新しい情報や最先端の技術が日々生まれています。それを整理し、効率的に習得する場としてセミナーは非常に有効です。

 

セミナーで提供される最新情報は、業務改善や新たなビジネスチャンスを見つけるための有力なヒントとなります。

 

 

 

活用シーン

セミナーは、特定のテーマに関する最新情報を得たいときや異業種との交流を目指す際に威力を発揮します。例えばマーケティング関連のセミナーでは、最新の広告戦略や消費者行動のトレンドについて学ぶことができます。また異業種交流会をセミナー形式で開催することで、自社のビジネスに新たな視点を持ち込むことが可能となります。

 

 

 

効果的なセミナーの選び方

セミナーの選び方はその目的と密接に関連しています。

 

特定の専門知識を深めたい場合、その分野の専門家が講演するセミナーを選ぶことが有益です。また最新トレンドを知るためのセミナーを選ぶ際は、業界内で高い評価を受けている企業や団体が主催するものが良い選択となるでしょう。さらにネットワーキング目的でのセミナー選びでは、参加者が自分の求める業界や職種であることを確認することが重要です。

 

以上のような視点からセミナーを選べば、目的に合った効果的な学びを得られるでしょう。

 

 

 

研修とセミナーの効果的な併用

 

研修とセミナーを効果的に組み合わせることで、より高い成果を達成することが可能です。ここでは以下の3つの面から解説します。

 

・組織の成長戦略

・従業員のキャリアパス

・資格取得とキャリアアップ

 

順に見ていきましょう。

 

 

 

組織の成長戦略

研修とセミナーを適切に併用することで、組織の成長戦略を具現化することが可能です。組織の成長は従業員一人一人のスキルアップと密接に関わっています。研修とセミナー併用のポイントは「内部でのスキルアップ(研修)」と「外部情報の取得(セミナー)」をバランスよく行うことです。

 

これにより、組織全体のパフォーマンス向上と市場での競争力強化が期待できます。

 

 

 

従業員のキャリアパス

従業員のキャリアパス形成においては、研修とセミナーが非常に重要な役割を果たします。

 

特定のスキルや知識の習得に向けた研修は、従業員のキャリアの基盤を提供します。さらに個々の目標達成に対する明確な道筋を示すとともに、その達成を手助けします。一方セミナーは新しい視点や情報を提供し、従業員が自身のキャリアをさらに発展させるためのインスピレーションとなります。

 

この組み合わせにより、従業員一人ひとりが自身の成長とキャリアパスの築き方を自己決定できる環境を作ることができます。

 

 

 

資格取得とキャリアアップ

資格取得はキャリアパスの一端を支えるものであり、社員自身の成長とともに企業の競争力強化にも寄与します。しかし、研修だけでは時間とコストの観点から全てのスキルや知識を網羅することは難しいでしょう。

 

ここでセミナーを活用すれば、幅広い知識を効率的に吸収し、より具体的な資格取得の指針を得ることができます。オンラインでの受講も可能なセミナーは資格取得を目指す社員の学習負担を軽減する一方で、組織全体としてもスキルセットの多様化と深化に寄与します。

 

 

 

社員教育には東京ITスクールを

 

社員教育には、ぜひ東京ITスクールの研修をご活用ください。これまで見てきたように、社員教育には研修とセミナーの組み合わせが効果的です。東京ITスクールでは幅広いニーズに応える研修をご用意しています。

 

エンジニアなどIT関連の講座に強味がありますが、ビジネスマナーやビジネススキルの研修も充実しています。基礎的な内容から最新・発展的な内容までさまざまな講座があるので、あらゆるテーマのセミナーと組み合わせることが可能です。

 

ご質問やご興味がおありでしたら、お気軽にご連絡ください。

 

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 東京ITスクール 鈴原 
 講師としての登壇・研修運営の両面で社員教育の現場で15年以上携わる。
 企業のスタートアップにおける教育プログラムの企画・実施を専門とし、
 特にリーダーシップ育成、コミュニケーションスキルの向上に力を入れている。
 趣味は筋トレと映画鑑賞。

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