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経営者にITリテラシーは必要?積極的に高めるべき理由と方法を解説!

公開日:2024年03⽉26⽇最終更新日:2024年03⽉26⽇

経営者にITリテラシーは必要?積極的に高めるべき理由と方法を解説!

DX(デジタルトランスフォーメーション)や業務のIT化の必要性が叫ばれて久しいですが、経営者のなかには「デジタル関係のことは社員に任せておけばいい」と思っている人もいます。

 

しかし、経営者こそデジタル時代に適応するためのITリテラシーが必要です。

 

というのも、デジタル時代においてITリテラシーを身につけずにいることは、DXやIT化の妨げになるだけでなく、さまざまな経営リスクをもたらすからです。

 

この記事では経営者こそITリテラシーを積極的に高めるべき理由と、その方法を解説します。

経営者にITリテラシーが必要な理由

 

経営者にITリテラシーが必要な理由は、次のとおりです。

 

 

 

最新の情報が得やすくなるから

ITリテラシーを身につけておくと、最新の情報にスムーズにたどり着けるようになります。

 

経営者は、その時々の流れを読んで迅速に経営判断を下さなければなりません。最新の情報にアクセスするまで時間がかかるのは、それだけでビジネスにおいて命とりです。

 

ITリテラシーを身につけて、パソコンやインターネットを使いこなせるようになれば、いつでもスムーズに最新情報にアクセスできるようになります。

 

 

 

フェイクニュースに騙されにくくなるから

現在のインターネットには、さまざまなフェイクニュースがはびこっています。出所の確かでない情報や、デマなどを挙げればキリがありません。

 

ITリテラシーを身につけることは、デマやフェイクニュースから経営する企業を守ることにもつながります。

 

 

 

DXが進めやすくなるから

ITリテラシーを身につけると、DXも進めやすくなるでしょう。

 

近年、業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)やデジタル化の必要性が叫ばれていますが、思うように対応できていない企業も少なくありません。

 

DXを強力に推し進めるには、経営者自らがITリテラシーを身につけ、旗振り役になることが重要です。

 

業務のDX・デジタル化を早期に実現したい経営者にとって、ITリテラシーは必須のスキルといえるでしょう。

 

 

 

業務効率の向上に役立つから

少ないコストで大きな利益を上げたいなら、業務効率化は避けて通れません。業務効率化をするには、業務効率化ツールやシステムを利用するのが近道です。

 

ITリテラシーは、これらのツールやシステムを利用する際に大いに役立ちます。

 

業務効率化がなかなか進まない組織のなかには、経営者のITリテラシーが低いばかりに「デジタルはうさんくさい」「ITのことはよくわからない」という理由で便利なツール・システムの導入が進んでいないところが少なくありません。

 

便利なツール・システムを積極的に導入するには、経営者自らがITリテラシーを身につけ、その有用性を理解する必要があります。

 

 

 

 

ITリテラシーとは?

では、ITリテラシーとは具体的にどういうものを指すのでしょうか?ここからはITリテラシーの概要を解説します。

 

 

 

ITリテラシーとは

ITリテラシーとは、簡単に言い換えれば「ITを使いこなすスキル」です。IT関連のことを理解したり、ITの知識やスキルが必要なことに対応したりするスキルを指します。

 

近年、ビジネスの分野では当たり前にITを使ったシステムやツールが導入されています。それらを使いこなすためには、相応の知識とスキルが必要です。

 

逆に言えば、ITリテラシーの習得が不十分な人や組織は、これからのビジネスに対応できず取り残されやすくなると考えられます。

 

したがって、ITリテラシーは企業をさらに発展させていくために必要なスキルといえるでしょう。

 

 

 

3つのITリテラシー

ITリテラシーは、大きく3つに分けられます。それぞれ詳しくみていきましょう。

 

 

・コンピューターリテラシー

コンピューターリテラシーは、デジタル機器を使いこなすスキルです。

 

パソコンはもちろん、パソコンに入っている業務に必要なソフトやオンライン会議システム、Eメールの送受信のしかた、業務で使用する機器の使用方法などに関する知識やスキルを総合して「コンピューターリテラシー」といいます。

 

・情報基礎リテラシー

情報基礎リテラシーは、身近にあふれる情報への向き合い方を指します。

 

インターネットが広く使われるようになり、今では多くの人が気軽にさまざまな情報を発信できるようになりました。それに伴い、出所のわからない不確かな情報や、デマ・フェイクニュースも多く見聞きされるようになりました。

 

情報リテラシーは、身近な情報を取捨選択し、それぞれの情報を受け取り、活用するスキルともいえます。

 

多種多様な情報が洪水のように入ってくる現代で、最も必要なスキルといえるでしょう。

 

 

・ネットワークリテラシー

ネットワークリテラシーは、インターネット上での炎上や情報漏洩といったトラブルを回避するスキルです。

 

近年は、店舗における不適切好意などの情報・動画がきっかけで炎上するケースが絶えません。また個人情報の漏洩もしばしば聞かれます。

 

ネット上での炎上やトラブルを避けるには、何が炎上やトラブルにつながりやすいかを把握しておくことが重要です。

 

万が一トラブルが起きてしまった場合の対応も知っておく必要があります。

 

これらを踏まえて、ネットワークリテラシーといいます。

 

 

 

 

経営者のITリテラシーが低いと起こりやすい問題

 

これからの時代は、経営者にこそITリテラシーが必要です。しかし、まだ納得できない人もいるかもしれません。

 

ここからは経営者のITリテラシーが低いと起こりやすい問題を解説します。

 

 

 

DXが進まなくなる

経営者のITリテラシーが低いと、DXが進まなくなります。

 

DXとは、言い換えれば「デジタル技術によって業務のやり方や内容、ビジネスモデルをアップデートし、企業価値を高めるための取り組み」です。

 

経営者のITリテラシーが低いと、DXの必要性を感じにくいためDXを実現するのが難しくなることがあります。

 

たとえば、ITツールを使えばあっという間にできる業務を従来の方法で時間をかけて行っていたり、自動化できる業務をいつまでも人の手で行っていたりしては、いつまでたってもDXは進みません。

 

「DXの推進は現場に任せている」という経営者もいるかもしれませんが、よりスムーズにDXを実現するには経営者も高いITリテラシーを身につけておく必要があります。

 

 

 

情報漏洩のリスクが高まる

業務上知り得た機密情報が漏洩するリスクが高まるのもITリテラシーが低いと起こりやすい問題です。

 

怪しいサイトにアクセスして重要な情報を入力してしまったり、ウイルスやマルウェアに感染してパソコン内の情報を盗まれたりする背景には、企業全体のITリテラシーの低さがあるといわれています。

 

情報漏洩は企業の信頼を大きく損ねるほか、経営危機をもたらしかねません。

 

 

 

業務効率が向上しない

業務効率が向上しないのも、ITリテラシーが低いと起こりやすい問題です。

 

ITリテラシーが低い経営者ののなかには、自分がわからないからという理由でITツールの導入を渋っている人もいます。

 

すると、どれだけ現場で「ITツールを導入してほしい」という要望をあげても、実現することはありません。

 

業務効率化が進まなければ、生産性を工場させるのが難しいことは周知の事実です。

 

日本はこれからますます高齢化が進み、働き手となる人口が減少していきます。少ない人手で今まで以上の利益を生み出すには、業務効率・生産性の向上が急務です。

 

 

 

企業のイメージが低下する

経営者のITリテラシーが低いと、従業員のITリテラシーも低くなる傾向にあります。すると、ITリテラシーの低さから情報漏洩が起こったり、SNSにおける炎上といったトラブルにも遭遇しやすくなります。

 

これらのトラブルが企業のイメージを大きく損なうことは、火を見るより明らかです。

 

場合によっては、順調に進んでいたプロジェクトを中止せざるを得なくなったり、契約寸前だった取引が流れてしまったりすることもあるでしょう。

 

炎上や情報漏洩といったトラブルは、避けられるトラブルです。万が一発生したとしても、適切に対処すれば経営への影響を最小限に食い止めることもできます。

 

 

 

従業員のモチベーションが低下・人材流出につながる

経営者がITリテラシーを身につけずにいることが、従業員のモチベーションを低下させることもあります。

 

従業員のITリテラシーが高い場合、業務効率化や生産性向上のためにさまざまなITツールの活用を提案・要望してくるでしょう。

 

しかし経営者のITリテラシーが低く、その要望・提案をしっかり受け止められないと、現場の業務はいつまでも非効率的なままです。

 

非効率的で生産性も上がらない現場で働き続けたいと思う人は、そう多くありません。

 

結果として、優秀な人材ほど働くモチベーションを失って、早期退職しやすくなります。

 

 

 

 

経営者のITリテラシーを高める方法

ここからは、経営者のITリテラシーを高める方法を紹介します。忙しく、なかなか時間が取れない経営者も多いとは思いますが、ITリテラシーを身につけたいなら次の方法を試してみてください。

 

 

 

研修を受講する

ITリテラシーを身につけるのに最も適した方法は、研修を受講することです。ITの知識や技術は日々発展しており、身につけるべきITリテラシーも日々変化しています。

 

流動的な知識やスキルを書籍や動画で学ぶのは、現実的ではありません。数年前に出版された書籍や、数ヶ月前に公開された動画では、最新のITリテラシーが身につかないおそれがあります。

 

その点研修なら、プロの講師による講義で最新のITリテラシーが身につけられます。

 

費用は掛かりますが、短期間で効率的に学べるのも魅力です。

 

 

 

資格取得を目指す

資格取得を目指すのもよいでしょう。ITリテラシーに関する資格には次のようなものがあります。

 

・ITパスポート

・基本情報技術者試験

・MOS

 

経営者自身が資格を取得するだけでなく、資格取得支援制度などを設けて受験費用を一部補助し、従業員の資格取得をサポートすれば企業全体のITリテラシー向上も見込めます。

 

 

 

 

経営者のITリテラシー向上に役立つおすすめ研修

 

「ITリテラシーを身につけたいが、どうすればいいかわからない」

「効率的にITリテラシーを身につけたい」

「自社のニーズに合った研修を実施したい」

 

という場合は、東京ITスクールの『時代に乗り遅れないための「CAMBRIC」入門講座』がおすすめです。

 

~最新技術動向、注目のITトレンドを把握する~時代に乗り遅れないための「CAMBRIC」入門講座(リスキリング)

 

こちらの講座では、プラットフォームやネットワーク、データベースといったIT関連の最新技術の動向を一度に学ぶことができます。

 

ITリテラシーやIT技術に関する知識がない方も無理なく受講いただけるだけでなくリスキリングにも活用いただける研修ですので、興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 

組織のITリテラシー向上は経営者から!

「これからはITの時代だ」ということを頭では理解していても、実際どのような施策を行なえばよいか・どういった知識やスキルが必要になるかわからないという人は少なくありません。

 

これからの時代に適応できる組織を作りたいなら、まずは経営者が率先してITリテラシーを身につけましょう。

 

ITリテラシーを身につけると、次のようなメリットがあります。

 

・正しい情報にスムーズにアクセスできるようになる

・DXが進めやすくなる

・業務効率・生産性の向上が実現できる

・炎上や情報漏洩といったトラブルを未然に防げる

 

ITリテラシーというと従業員だけが身につけるものと思われがちですが、経営者もITリテラシーを身につけることで、これからのデジタル時代に強い組織・企業が作れます。

 

ITリテラシーを身につけるには、研修を受けるのがおすすめです。

 

東京ITスクールでは『時代に乗り遅れないための「CAMBRIC」入門講座』の他にもさまざまな講座・研修を実施しています。

 

ニーズに合わせた研修内容のカスタマイズも可能ですので、研修の実施を検討中の方はぜひお気軽にご相談ください。

 

 

 

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 東京ITスクール 湯浅
 現場SEとして活躍する傍ら、IT研修講師として多数のIT未経験人材の育成に貢献。
 現在は中小企業を中心としたDX、リスキリングを支援。
 メンターとして個々の特性に合わせたスキルアップもサポートしている。
 趣味は温泉と神社仏閣巡り。

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