発表・プレゼンが苦手な方へ!研修でコツとスキルを身に付ける方法を解説

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発表・プレゼンが苦手な方へ!研修でコツとスキルを身に付ける方法を解説

発表やプレゼンテーションが苦手な方、特にこれからプレゼン能力を高めたいと思っている方。

この記事では、以下の内容について詳しく解説します。

  • プレゼンの苦手意識を克服するための具体的なステップ
  • プレゼンについて学ぶべきこと
  • プレゼン中の心理的ストレスを軽減する手法
  • これらのスキルを研修で身に付ける効果的な方法

自信を持ってプレゼンを行えるようになるための第一歩として、研修でのスキルアップが助けとなりますので、是非最後までお読みください。

プレゼンが苦手と感じる原因

プレゼンテーションが苦手と感じる原因は様々ですが、一般的によく見られるものには以下の3つがあります。

  • 人前で話すのが怖い・・・心理的な問題
  • 自分の意見をうまく伝えられない・・・コミュニケーションスキルの不足
  • 準備が不十分・・・時間管理や計画性の問題

このような苦手意識を克服するためには、どうすればよいのでしょうか。

発表スキル向上の必要性

人前でも臆することなく、効果的なプレゼンや発表を行うには、発表スキルの向上が欠かせません。

良い発表スキルを持つことで、自分の意見や提案をより効果的に伝え、他者を巻き込むことが可能になります。

また、通常業務においても、ミーティングや作業上のコミュニケーションの場面で自己表現が上手な人は、相手に安心感を与え、意見が受け入れられやすいメリットがあります。

発表スキルの向上は個人の能力向上だけでなく、組織全体のパフォーマンスへの影響も大きいと言えるでしょう。

続いてのセクションで、具体的に研修で学ぶべきことをお伝えします。

発表・プレゼンについて学ぶべきこと

ここからは発表・プレゼンが苦手な人が、研修でスキルを身につけるための具体的な学びについて解説します。

これらの内容をマスターすることで、プレゼンテーションが苦手な人でも上達し、自信を持って発表ができるようになります。

プレゼンテーションの基本

プレゼンテーションの基本とは、具体的には3つの主要な部分から成り立っています。

発表前の準備・・・これは聴衆の心を掴むため、資料や話の流れをしっかりと構築します。

話し方の技術・・・話す速度や声の強弱、表情などを用い、聴き手を集中させ、内容を正しく伝える技術です。

質疑応答・・・発表内容に対する理解度を深めるための重要な手段となります。簡潔かつ的確に回答したいところです。

これら3つを掴むことで、プレゼンテーションは劇的に向上します。いずれにおいても繰り返すことで上達していくものですが、研修ではプレゼンテーションにおいて抑えるべき具体的な部分について効率的に知ることができます。

発表前の準備と内容の組み立て方

発表前の準備とポイントについて解説します。まず、発表する内容を整理し、聴衆が理解しやすいようにストーリーテリングの手法を使用することがおすすめです。

また、情報の適切な分量を把握することも大切です。発表時には、声の調節やエネルギーの配分も重要となります。

特に、発表の冒頭は聴衆の注意を引くために、自己紹介や短いアイスブレイクから始めると良いでしょう。最後に、緊張を和らげるためには深呼吸やリラクゼーションテクニックの習得も効果的です。これらの準備とポイントを意識することで、安心して発表に臨むことができます。

視聴者を引き込むオープニングの工夫

プレゼンテーションのオープニングは、視聴者の興味を引き付け、その後の発表内容への関心を持ってもらうための重要なパートです。

まずは、話題が視聴者にとって何故重要なのかを明確に説明しましょう。具体的な話や感情的なエピソードを交えることで、視聴者の共感を得られるとよいですね。

次に、全体の流れを知らせることで視聴者が内容を把握しやすくなります。

オープニングでまず話の結論やその重要性を先に明示し、視聴者に何を期待すべきかを示すと効果的です。

これらのステップを踏むことで、視聴者はあなたの発表に興味を持ち、集中して聞いてもらいやすくなります。

内容構成の基本と展開

内容構成の基本は、テーマを明確に設定し、それを支える論理や根拠などの材料をしっかりと把握しておくことが大切です。ここがぼやけていると、視聴者は何を伝えたいのか理解しにくくなります。

また、情報を整理して、一貫性のあるストーリーラインを作ることも重要です。情報の流れが乱れていると、視聴者は話の流れを追うことが難しくなるからです。

展開のコツは、テーマに関連する情報を順序よく提示し、視聴者が自然と理解できるようにすることです。

そのため、「導入→本論→結論」の三部構成を基本にした上で、話の途中で視聴者の反応を見ながらスピードや内容のボリュームを調整することが有効です。

質疑応答の進め方

プレゼンテーション後の質疑応答は、あなたの発表が視聴者にどれだけ響いたかを見る大切な時間です。

質問に対して即座に答えなくても大丈夫ですから、深呼吸をして、しっかりと考えた上で落ち着いて回答するようにしましょう。

また、自身が答えられない質問に対しては、後で調査して回答すると伝えること。完全に知識を持っていることが求められているわけではありません。

回答ができたものもそうでないものも、聴衆からの質問はフィードバックと捉え、自身の成長のために活用しましょう。

効果的なパワーポイントの使用方法

パワーポイントの使用は、プレゼンテーションにおいて欠かせないスキルの一つです。視覚的な情報を伝えるツールとして、理解を深めたり、視聴者の興味を引きつけるための役割を果たします。

まず基本となるスライドデザインについてですが、視覚的に整理された情報はメッセージの伝わりやすさを大幅に向上させます。色の使い方やフォントの選択、画像の配置など細部にわたり注意が必要です。

また、根拠となる数値や統計データをグラフや表で視覚化することで、抽象的な情報を具体的に捉える手助けをします。ただし、グラフタイプの選択やデータの表現方法によっては逆に混乱を招くこともあるため、適切な使用が重要となります。

パワーポイントの資料作りに関する研修を受講することもおすすめです。なんとなく作っていた資料が、要点を押さえることで見違えるようになりますよ。

実践的スキルアップ演習

実践的なスキルアップの演習は、理論だけではなく現場感覚を磨くために重要なフェーズです。

具体的には以下の2つです。

  • ロールプレイを通じた実践訓練
  • ピアレビューでのフィードバック

それぞれ解説していきます。

ロールプレイを通じた実践訓練

ロールプレイは、プレゼンテーションのスキルを実践的に鍛える有効な手段です。研修では、実際の発表を想定したシナリオを用い、参加者がそれぞれプレゼンターと視聴者の役割を演じます。

プレゼンターは、準備から開始して、実際に発表を行い、質疑応答までを経験します。一方、視聴者はその発表を評価し、フィードバックを提供します。

これにより、参加者は実践的な状況で自身のスキルを試すことができ、他の参加者の発表からも学ぶことができます。さらに、他者からのフィードバックを通じて、自分が見落としていた改善点を発見することも可能です。

ピアレビューでのフィードバックの重要性

ピアレビュー、つまり仲間からのフィードバックは、スキル向上に非常に有効な方法です。他者からの視点により、自己の弱点や見落としていた点を発見でき、より良い改善策を見つけるチャンスとなります。

研修では、受講者同士で発表のロールプレイを行い、その後でフィードバックを行います。これにより、他者の成功例を学びながら、一人ひとりが同じ課題を持つ仲間として共に学べる環境が形成されます。

自信を持ってプレゼンを行うための心理戦術

知識や実践をしっかりと学び、準備をしても、どうしても緊張しすぎてしまったり、人前で発表することに対して不安が強い方も多いことでしょう。

自信を持ってプレゼンを行うためには、自身のメンタルケアも重要です。落ち着いて、伝わるプレゼンを行うためには、以下のことを身に付けたいところです。

  • ストレス管理と対処法
  • 聴衆の理解と対話
  • 自己暗示の技術

ひとつずつ解説します。

ストレス管理と対処法

発表やプレゼンに対する緊張や不安、焦りなどのストレスは、パフォーマンスに大きな影響を及ぼすことがあります。上手にストレスを管理し、対処することで、プレゼンスキルを高めることにつながります。

まず、ストレスが何であるかを理解し、その原因を特定します。次に、ストレスを和らげるリラクゼーションテクニックや呼吸法などを学びます。

また、自分自身の反応を観察し、ストレスを感じる状況にどのように対処するかを工夫することも大切です。考え方のクセや、知らず知らずのうちに染み付いた思い込みなどから、不要なストレスを生み出してしまっていることも往々にしてあります。ニュートラルな視点で、自身を客観的に見る機会を作れるとよいですね。

聴衆との関わり方とその重要性

聴衆との関わり方はプレゼンテーションの成功にとって非常に重要な要素です。プレゼンテーションに慣れていない人は、無意識のうちに自分だけの世界に閉じこもり、話す内容に集中しすぎて、聴衆とのコミュニケーションを忘れがちです。

聴衆との適切な関わり方を知ることにより、より効果的にメッセージを伝えることができます。プレゼン中は常に聴衆の反応を観察するようにし、彼らがあなたの話に興味を持ち続けているかをチェックしてください。

また、視線を全体に配ることも大切です。一部の人ばかりに視線を向けると、その他の人々が除外されたと感じる可能性があります。全員に平等に注意を払い、各人があなたの話に関与していると感じさせることが肝心です。

自己暗示の技術とその効果

自己認識は、人の行動や感情を大きく左右します。例えば、「私はプレゼンが苦手だ」というネガティブな自己認識があると、プレゼンテーションのパフォーマンスが低下する可能性があります。

しかし、「私はプレゼンが得意だ」というポジティブな自己認識に変えることで、プレゼンテーションのパフォーマンスを向上させることができます。

自己暗示を行う最も簡単な方法は、ポジティブなアファーメーション(肯定的な宣言)を用いることです。「私はプレゼンが上手い。」「私は聞き手を引き込むことができる。」など、自分を信じて楽しみながらプレゼンができると言い聞かせるのです。

ただし、自己暗示の効果を発揮させるためには、繰り返し行うことと、心から信じることが重要です。

効果的なプレゼンスキルを身に付けてキャリアアップ

プレゼンテーションスキルは、ビジネスのあらゆるシーンで重要となるため、身につけることで大きなキャリアアップを実現できます。継続的に取り組むことで、多方面での良い影響があります。

研修で得たスキルの職場での活用法

研修で得たプレゼンテーションスキルは、職場での活用がなされると、チームや組織全体のパフォーマンスも向上します。

プレゼンテーションスキルは、会議での発表だけでなく、部下への指導や上司への報告、クライアントとの交渉など、「自身の考えをわかりやすく伝える」という場面において非常に役立ちます。

業務作業のフローを作成するときにプレゼンで作成したパワーポイントの資料作成スキルを活かすこともできます。

研修で学んだプレゼンスキルを日々の業務に応用することにより、あなたのプレゼンテーションは、ただの情報伝達から、相手を動かす力強いツールへと変わるでしょう。

長期的なキャリアプランとスキルの発展

プレゼンテーションのスキル向上は、単に会議の場やビジネスシーンでの成果発表に役立つだけでなく、自身の考えを伝え、他者を説得する力として、キャリア全体を通じて持続的な効果を発揮します。

しかし、それは一朝一夕で身につくものではありません。定期的な研修受講や実践を通じて、少しずつスキルを磨き上げていくことが重要です。

研修での学びとキャリアプランは相互に関連し合い、相乗効果を生み出します。研修を通じて新たなスキルを習得する一方で、自分自身を見つめ直し、高め続ける意識を持つことで、長期的なキャリアビジョンの実現に一歩ずつ近づくことができます。

東京ITスクールで学び、プレゼン力を向上させましょう

東京ITスクールでは、発表・プレゼンが苦手な方でも自信を持ってスキルを磨くことができる研修をご用意しています。発表やプレゼンの苦手意識を払しょくし、前向きに臨めるようサポートいたします。ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

金坂

東京ITスクール 金坂

SEとしてB2Cアプリ開発、金融系システム開発などを経験後、人事部で採用業務を担当。現在は東京ITスクールの講師として新人研修から階層別研修、人事向けセミナーまで幅広く登壇。猫を3匹飼っている猫好き。


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