Zoom研修で効率的に社員育成!成果を最大化するコツ
公開日:2024年03⽉19⽇最終更新日:2024年03⽉19⽇
新型コロナウイルスの影響で、企業研修のオンライン化が進み、その中でも特にZoomを利用した研修が増えています。
しかし、Zoom研修を効率的に活用し、社員育成につなげるにはどうすればいいのでしょうか。
この記事を読むことで、
①Zoom研修の概要とそのメリット・デメリット
②参加者のエンゲージメントを高める方法
③研修後のフォローアップ
この3つについて理解することができます。Zoom研修を効果的に活用し、社員たちが新たなスキルを身につけ、成長できる環境を整えるための一助となれば幸いです。
Zoom研修の概要
Zoom研修とは、ビデオ会議システムである「Zoom」を利用したオンライン型のライブ研修のことです。
その主な目的は、地理的な制約を超えて社員教育を行い、社員の業務スキル向上を図ることです。
Zoomは一度に多人数の参加が可能で、画面共有や白板機能などの便利なツールがあるため、インタラクティブな研修ができます。
また、講義の録画も簡単にできることから、参加者が後から振り返ることができ、理解を深めるのに大変役立ちます。
ただし、十分なインターネット回線と環境が必要で、サポートがないと参加者が孤立してしまう恐れもあります。Zoom研修を導入する際には、適切な導入計画とサポート体制が必要になるでしょう。
オンライン研修需要の高まり
近年、社員研修において、従来の対面形式だけではない新たな研修スタイルが求められています。
特に、新型コロナウイルスの影響でリモートワークが一般化した現在では、オンライン研修への需要は急速に高まっています。
Zoomを利用した研修は、地理的な制約を取り払い、時間や場所を選ばずに質の高い研修を受けられるという大きな利点があります。
専門的な知識やスキルを有する講師が行う研修に、全国どこにいても参加が可能なため、社員教育の質と効果を複数拠点で一律に高められる手段として注目されています。
ただし、その導入にはPCの調達やネット環境の整備など、受講にあたり整えなければならないことが出てきます。社員が無理なく受講できる環境を用意できるか、まずは検討しましょう。
Zoom研修のメリット
Zoom研修のメリットは主に四つあります。
①場所を問わずに参加できるという利便性・・・Zoom研修であれば、一つの場所に全員が集まる必要がなく、それぞれの拠点から受講することができるため、移動時間がなくなり、時間を効率的に使うことができます。経費の節約にもつながりますね。
②研修内容の録画が可能・・・Zoom研修をレコーディングすることで、講義を何度でも振り返ることができます。これは学習の理解を深め、定着度を高める効果があります。
③Zoomの機能を理解し、使いこなせるようになる・・・研修を通してZoomに触れることで、Zoomの機能を一通り理解し、使いこなすことができるようになります。リモートワークが当たり前になった昨今、実際の業務でZoom会議に参加するときにも、研修でこういった機能の扱いに慣れておけば安心ですね。
④双方向ならではのリアルタイムな交流が可能・・・Zoomは多人数に対するプレゼンテーションだけでなく、小規模なグループディスカッションを可能にする機能があります。適宜グループに分かれてワークを行うなど、双方向性の強みを活かした研修もできます。
これらのメリットを活かすことで、効果的な社員育成につなげることができるでしょう。
Zoom研修のデメリット
Zoom研修の利点は多い一方、考慮すべきデメリットも存在します。
① ネット環境が不安定だと、内容をしっかりと理解できない・・・受講者全員が安定したインターネット接続を持っているとは限りません。接続が不安定だと、研修内容をきちんと理解できない可能性があります。参加者がオンラインツールに不慣れで操作が難しい場合もあるため、フォロー体制は必須となるでしょう。
② 対面研修に比べて、参加者の集中力が続きにくい・・・特に長時間の研修では、効果的な学習が難しい可能性があります。研修を提供する側は、Zoomの双方向の特性を活かし、適宜参加者に回答を促したり、手を動かす場面を積極的に設けて、集中力を途切れさせない工夫が必要です。
③ 実際の場面でのスキル習得や体験が限定される・・・リモート受講であることで、対面と比較するとインパクトや現場のリアルな体験にはどうしても劣る部分があります。これらの課題を解決するためには、適切な事前準備や進行方法、研修内容の工夫が求められます。
Zoom研修の効果的な導入とは
Zoom研修を効果的に導入するには、
①具体的な目標設定
②適切な教材選定と準備
③研修の進行管理
この3つがとても重要です。
①具体的な目標設定
まず、具体的な目標を設定し、研修のゴールを明確化しましょう。この工程があやふやだと、研修の効果がわかりづらく、効果的な育成につながりません。
Zoom研修に限ったことではありませんが、研修を通してどの程度のスキルを身に付け、何ができるようになってほしいかをしっかりと定めた上でスタートすることが大切です。
②適切な教材選定と準備
目標設定ができたら、それに基づく適切な教材・環境を準備します。教材は参加者が自己学習や実践で使えるものを選び、それを元にZoom研修を計画します。
教材の選定や研修の準備を社内で行うことがリソース的に難しい場合は、外部の研修を活用することも有効です。
受講にあたっては、PCやネット環境など、不足していることはないかをしっかりと確認します。受講者がZoomの基本的な操作を理解しているかも確認したほうがよいでしょう。
③研修の進行管理
実際に研修を進行する際には、参加者の疑問や問題を即時に拾えるよう、適切なフィードバック体制を整えることも大切です。研修講師は、問題なく音声が届いているかどうかを適宜確認すると共に、困ったことがあれば遠慮なくチャットや質問で知らせるように受講者へ声掛けをしましょう。
特にZoom研修では、オンライン上でのコミュニケーションスキルが求められます。接続の仕方や通信トラブル等があった場合の連絡先を事前に受講者に共有するなどのフォロー体制を整え、安心して受講できるようにしたいところです。
Zoom研修で参加者のエンゲージメントを高める方法
対面型の研修に比べ、どうしても集中力が保ちづらい側面があるZoom研修。画面を隔てた状況で参加者のエンゲージメントを高めるには、どうすればよいのでしょうか。
ここからは参加者の集中力を保ち、能動的に学べるための方法について解説します。
興味を引きつけるコンテンツ作成
興味を引きつけるコンテンツ作成は、Zoom研修の成果を最大化するための鍵となります。
ポイントとしては、
参加者が抱く疑問や課題を洗い出す・・・参加者の共感・関心を高め、積極的に学習に取り組む動機をつくることができます。
具体的な事例や実績に基づいた情報を提供する・・・現場にいる人間だからこそわかるようなケーススタディなどを適宜盛り込むことで、自分達の今後の業務を明確にイメージでき、強い興味を持てるでしょう。
最新の業界情報やトレンドを取り入れる・・・今自分たちが学習しているスキルが、時代に即していると感じられることで、参加者が学習の価値を感じることができます。
受講者のリアルな業務に直結する情報が多く盛り込まれていると、より興味を持って受講できるでしょう。
インタラクティブな要素の取り入れ方
Zoomの双方向性を活用し、参加者が一方的に講義を受けるだけでなく、研修に積極的に参加できる機会を設けましょう。
例えば、Zoomのビデオ会議機能を使って、参加者を小グループに分けてケーススタディーやディスカッションを行う。投票機能やホワイトボード機能を利用して、リアルタイムで意見を共有したり、視覚的に理解を深めたりする、といったことです。
参加者の疑問をQ&Aセッションで解答することも、インタラクティブな学習を促します。こうした工夫で参加者の理解度を向上させ、研修の効果を高めることができます。
研修後のフォローアップ
研修後のフォローアップは、研修の成果を最大化するための重要なステップです。研修が終了した後も、参加者のスキル向上をサポートし、研修の成果を日常の業務に生かせるようにしましょう。
研修の振り返りと評価方法
研修が終了した直後は、参加者に自己評価や研修に対する意見を求めると良いです。匿名でも可能なアンケートでフィードバックを集めましょう。
具体的な改善点を見つけ、次回の研修や業務に生かすためのアクションプランを立てます。
継続的なスキルアップに向けた環境整備
研修の成果を継続的に保つためには、スキル習得をサポートする環境が必要です。研修を受けて終わりではなく、学んだスキルの定着・向上を図っていきます。
会社として必要なツールや教材の提供、定期的なチェックインやメンタリングなど、参加者が自発的に学べる環境を整えましょう。
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SESで現場PG、SEとして活躍後、受託開発のPMとして多数の開発プロジェクトを経験。
主に金融系案件を担当。
現在はこれまでの経験を活かして東京ITスクールのカリキュラムや教材開発業務に従事。
趣味はサイクリング。